- ベストアンサー
初歩的な群の公理について
群の公理を導出する問題で悩んでいます。 『群の公理に、 公理(1) 元の積が結合律を満たす。 公理(2) 集合Gの任意の元a,bに対して、ax=b,およびya=bとなるGの元x,yが存在して一意的である。 というのがあるが、いま、公理(2)を分解して、 公理(2‐1) Gの中に単位元が存在する。(eは単位元で次が成立。ae=ea=a) 公理(2‐2) Gの任意の元に対し逆元が存在する。(xは逆元で次が成立。ax=xa=e) とした時、公理(1)、(2‐1)、(2‐2)から公理(2)を導け』という問題について考えています。 これは、公理(2‐2)の式、ax=eについて右からbをかけて、 axb=b ここで xb=X とすると aX=b (ya=bも同様にして)となり、公理(2)が導けたように思うのですが…でもこれだと公理(1)を用いておらず問題の意図に反している気がしてなりません。 私の考え方で誤っている点をご指摘していただきたいです。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
aY=bをみたすYがあれば、左からaの逆元xをかけて x(aY)=(xa)Y=eY=Y=xb=X となりますから一意性も示されます。
その他の回答 (2)
- Jyaikosan
- ベストアンサー率50% (10/20)
>ax=eについて右からbをかけて、 左辺をいきなりaxb=bとしないで (ax)b=b としておいてから公理(1)を使って (ax)b=a(xb)=b としたら良いのではないかと思います。
お礼
なるほど、そのように表記したほうが公理をつかっていることが明瞭ですね。 問題に沿っていないのではないかというモヤモヤがとれました。 ありがとうございます。
補足
私の捉え方で間違ってはいないということでしょうか。 ですが私の考え方では、一意性の証明には足りていないのではないでしょうか? ご指摘お願いします。
- proto
- ベストアンサー率47% (366/775)
>公理(2‐2)の式、ax=eについて右からbをかけて、 >axb=b 省略されていますが、右辺の変形において axb = eb = b は、(2-1)がなければ言えないのでは?
お礼
そうですね、(2‐1)も用いていますね。何気なく考えていました(汗)。 迅速なご指摘ありがとうございます!
お礼
おっしゃるとおりですね。^^; なにからなにまで詳しいご解説、本当にありがとうございました!