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古文 助動詞「り」の解説
「一条室町に鬼あり。」とののしりあえり。 この「り」についてなのですが、参考書にはこの「り」は完了であると書いてあるのですが、訳を見ると「わめきあっている」となっています。これって存続の時の訳じゃないか?と思ったのですが、どうなのでしょうか?
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NO1です。補足を。 「参考書にはこの「り」は完了であると書いてあるのですが、訳を見ると「わめきあっている」となっています。」と記述されていますが、疑問はもっともですが、これは一概に間違いるとまでは言えません。「り」も「完了の助動詞」と言われます。この場合の「完了」は説明に、「意味」と書いてあることが多いのですが、「種類・種別・グループ」の方がしっくりきます。つまり、「り」は完了というグループの助動詞で、意味では「完了(~た、~てしまった)」と「存続(~てある、~ている)」二つがあるということです。参考書の中にも「完了」ではなく、「存続」としたものも多くなっており、紛らわしい表記をやめるべきだとは思うのですが、慣行として続いている面があります。特に、昔の本を元にしている書籍はこの傾向があります。
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- fumkum
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学校文法では完了の助動詞は終止形では、「つ」「ぬ」「たり」「り」の4種類となっています。 この内、「つ」「ぬ」は強い完了で、ほとんどの意味を完了で訳します。一部、強意(確述)・並列の意味を持っています。そして、「つ」「ぬ」「たり」は連用形接続です。 対して「たり」「り」は弱い完了と言われます。一応完了の助動詞ですが、多くは「存続(~ている、~てある)」の意味につかわれます。これは、「たり」は「てあり」が、そして「り」は「四段・サ変動詞の連用形+あり」が変化したもので、「存続」が本来の意味であったことによります。 なお、「り」はサ変動詞の未然形と、四段動詞の命令形(已然形とも)に接続します。 以上、簡単ですが参考までに。
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回答ありがとうございます。 なるほど・・・
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こちらの補足のおかげでよくわかりました。 ありがとうございました。