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ベクトルの問題です。教えてください。
AB=3、BC=6、CA=5 の三角形ABCがある。BCを直径とする半円をBCに関して 頂点Aと反対側に作る。半円周上に点Pをとる。 AB・AP+AC・APの最大値の値は?(ベクトルは省略させていただきます。) Pをどこにとって、Pをどうやって求めればいいのか分かりません。 詳しく教えてください! よろしくお願いします。
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>AB=3、BC=6、CA=5 の三角形ABCがある。BCを直径とする半円をBCに関して > 頂点Aと反対側に作る。半円周上に点Pをとる。 > AB・AP+AC・APの最大値の値は?(ベクトルは省略させていただきます。) 図を描いてください。 BCを直径とする半円の上に、底辺をBCとする△ABCが乗っている形です。 ∠BAP=α,∠CAP=β とおくと、∠A=α+β AB・AP=|AB|・|AP|・cosα AC・AP=|AC|・|AP|・cosβ より、 AB・AP+AC・AP=|AP|・(|AB|cosα+|AC|cosβ) =|AP|・(3cosα+5cosβ) 3cosα+5cosβの最大値を求めます。 ∠A=α+βだから、β=∠A-αより、 3cosα+5cosβ=3cosα+5cos(A-α) △ABCで、余弦定理より、 cosA=(3^2+5^2-6^2)/2・3・5=-1/15>-1/2 より、∠Aは鈍角で、π/2<A<2π/3 sin^2A=1-(1/15^2)=224/15^2 より、sinA=4√14/15 加法定理より、 cos(A-α)=cosA・cosα+sinA・sinα =(-1/15)cosα+(4√14/15)sinα よって、 3cosα+5cosβ =3cosα+(-1/3)cosα+(4√14/3)sinα =(4√14/3)sinα+(8/3)cosα 合成の公式より、 =4√2sin(α+θ) tanθ=(8/3)/(4√14/3)=2/√14<1/√3より、0<θ<π/6 0<α<2π/3( π/2<A<2π/3より、) 0<α+θ<5π/6より、0<sin(α+θ)≦1 だから、 0<4√2sin(α+θ)≦4√2 よって、3cosα+5cosβの最大値は、4√2 だから、さらに、 AB・AP+AC・AP=|AP|・4√2 が最大になるためには、APの長さが最大であればよい。 APの長さが最大になるときは、半円の中心(BCの中点)を通るときだから、 その時の AB・AP+AC・APの値を求めます。 APの長さを求める。 BCの中点をOとします。図から、OP=3 △ABCで、余弦定理より、 cos∠B=(3^2+6^2-5^2)/2・3・6=5/9 △ABOで、余弦定理より、 AO^2=3^2+3^2-2・3・3・cos∠B =9+9-2・9・(5/9) =8より、 AO=2√2 よって、AP=3+2√2 したがって、AB・AP+AC・AP の最大値は、 |AP|・4√2 =(3+2√2)・4√2 =4(4+3√2) 実は、3cosα+5cosβの最大値を求めなくても、同じ答えになります。 上と同じようにして、AP=3+2√2 AB・AP=3・(3+2√2)・cosα AC・AP=5・(3+2√2)・cosβ より、 AB・AP+AC・AP=(3+2√2)(3cosα+5cosβ)……(1) △BPCは、∠BPCが直径上の円周角になるから、90°で、 直角三角形だから、BP^2+CP^2=6^2 ……(2) △ABPで、余弦定理より、 BP^2=3^2+(3+2√2)^2-2・3・(3+2√2)・cosα △ACPで、余弦定理より、 CP^2=5^2+(3+2√2)^2-2・5・(3+2√2)・cosβ (2)に代入して整理すると、 2・(3+2√2)・(3cosα+5cosβ)=2・(3+2√2)^2-2 より、 (3+2√2)・(3cosα+5cosβ)=(3+2√2)^2-1 =16+12√2 =4(4+3√2) これを(1)に代入すると、 よって、AB・AP+AC・AP=4(4+3√2) 3cosα+5cosβの値には関係なく、APの長さが最大であれば、 最大値をとるようです。 図を描いて確認してみてください。
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>#3 BCの中点をDとしたときDPの長さは一定です。 したがって向きが同じときに内積は最大です。 Aを起点としてはいけない。
- htms42
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AB・AP+AC・AP=(AB+AC)・AP AB+ACはAB,ACを2辺とする平行四辺形ABCA’の対角線AA’です。 この対角線AA’はBCの中点(半円の中心)を通ります。 ∠BAC>90°ですからA’は半円の内側にあります。AA’<6です。 AA'の延長線と半円の円周との交点をQとします。 AQが円の中心を通るということから AP≦AQ が成り立ちます。 PからAQに垂線PHを下します。 AH≦AQです。 AH=APcos∠PAHですから AA’・AP=AA’・AH≦AA’・AQ これでPがQに一致する時に内積が最大であるということが言えます。 (AA’の長さは一定ですがAPの長さは変わります。したがってAPとAA’が平行の時に内積は最大だといきなり言うことはできません。「AA’が円の中心を通る」というところがポイントです。)
- info22_
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>Pをどこにとって、Pをどうやって求めればいいのか分かりません。 国語の読解力の問題でしょう。よく読めば分かるはず。 BC=6を底辺(X軸上)として上側(Y軸正側)に頂点AがくるようにAB=3,CA=5の△ABCを描きます。 BC=6を直径(半径は3、原点を円の中心にとる)とする半円を辺BCの下側(頂点Aと反対側、Y軸負側)に描きます。 半円周上の適当な位置に点Pをとれば良いだけです。 例えば添付図のP'の位置。Pは半円円周BC上のどこかに存在する。 座標で書くと A(a,b).B(-3,0),C(3,0),P(x,y)(y≦0,b>0) とすると 辺BA=3=√((a+3)^2+b^2) → 9=(a+3)^2+b^2 ...(1) 辺CA=5=√((a-3)^2+b^2) → 25=(a-3)^2+b^2 ...(2) (2)-(1)より 16=-12a ∴ a=-4/3 (1)より b^2=9-(5/3)^2=56/9 ∴ b=2√14/3 AB↑・AP↑+AC↑・AP↑ ={(-3,0)-(a,b)}・{(x,y)-(a,b)} +{(3,0)-(a,b)}・{(x,y)-(a,b)} =(-3-a,-b)・(x-a,y-b )+(3-a,-b)・(x-a,y-b ) =-(3+a)(x-a)-b(y-b)+(3-a)(x-a)-b(y-b) =-2a(x-a)-2b(y-b) =-2(ax+by)+2(a^2+b^2) a,bを代入 =4(2x-√14y)/3 +16 =(8/3)x-(4/3)√14y+16 =kとおく。 8x-4√14y+48-3k=0 ...(3) P(x,y)は中心O(0,0),半径3の下半分の円周上の点(y≦0)だから x^2+y^2=9 (y≦0) ...(4) (3)は直線の方程式なので(3)と(4)が 交点を持つkの範囲を求めればよい。 グラフ的に求めると 8≦k≦16+12√2 (このkの範囲に対して(3)の直線が添付図の水色で塗り潰した範囲内にある。) kの最大値が求める最大値なので 最大値=16+12√2 この時のP(x,y)は(3)と(4)が接する時(図参照) でx=√2,y=-√7の時となります。
BCの中点をDとおくと、DはPが動く半円の中心になります。 Dを使ってAB・AP+AC・APを計算してみてください。 2つのベクトルの向きが等しいときにそれらの内積が最大になることから、 最大値を取るのはPがADの延長線上にあるときになることがわかります。
お礼
毎回丁寧な解説ありがとうございます! とても分かりやすくて助かりました。