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冠木門と木戸門の違い
江戸時代における武家(侍)屋敷に関する勉強をしています。 写真などを見ても木戸門と冠木門の違いがよく わかりません。 少し丁寧に教えていただけませんか。 長屋門との違いはよくわかります。
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かぶき‐もん【冠木門】 冠木を2柱の上方に渡した屋根のない門。衡門こうもん。 きど‐もん【木戸門】 2本の柱に屋根と腕木をのせた質素な門。普通の家の木戸の門。腕木門。 ともに[株式会社岩波書店 広辞苑第五版] この広辞苑の説明によると、屋根の有無、質素かどうか、が違いますね。 さまざまな時代小説や歴史小説を読む機会は多いのですが、武家「屋敷」に木戸門があるという話は読んだ記憶がありません。 城の一番外殻あたりにもあったようですが、ふつう木戸門というと、町々の境にあって、時刻が来ると「閉まる」ものです。不審な人物が出入りするのを防止するためです。 本を読んだイメージや、映像では、門の扉は粗末ですねぇ。向こう側が見えるし、相撲取りが体当たりしたら壊れそうなもの。 武家屋敷に設置された(私が見たのは長野県のどこだったかの復元代官屋敷など)冠木門の扉は、ガッチリしていて、閂をかけられたら体当たりくらいでは突破できない感じでした。 木戸門というから関所にあるのかと思うのですが、箱根の関所跡に復元されていたのは冠木門だったように記憶しています。
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- chomicat
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言葉は色々ありますが、原則的に同じものと思って差支えがありません。 腕木門、木戸門、冠木門。 腕木、冠木は同じようなものですが腕木門のほうが簡素です。 木戸門は、関所のように役人など、番人が居るのを指している場合もあります。 簡単なものだと二本の柱の上に横木だけを載せて屋根の無い物もあります。 今時の家の引き戸の別棟玄関口も木戸門と呼ばれているようですよ。 門には色々あって、昔は門を見ればどんな商売をしえ居るのかが判ったと云います。
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調べていた武家の門のほとんどは腕木門であることがわかりました。Google写真で腕木門を調べると、私が調べていた門そのものでした。 ありがとうございました。すっきりしました。
お礼
冠木門とは江戸町同心など極めて身分の低い武士の家にしか見られないもんですね。 わかってきました。ありがとうございます。