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心理学でいう全能感・万能感について
万能感、全能感などと言いますが、子供がそういう「感」を抱いていることは誰がどのような方法で検証したのでしょうか? たくさんの子供に聴き取り調査を行ったのでしょうか? その概念を最初に提唱したのは誰ですか? 本当に科学的な概念なのでしょうか? ---------- というのも、全能感について書かれたものを読むと、精神分析の発想に似たインチキの臭いがするからです。「こう考えればつじつまが合う」という推測を何の検証もせずに真理とみなしてしまうのは非論理的・非科学的な臆断ですが、精神分析の世界ではそれが普通に行われていたように思われます。(精神分析は既に過去のものだと思うので過去形にしました。) 「××感」というものは、定義上、本人がどう思いどう感じたかが全てであり、そのような「感」が存在するかどうかは本人の自己申告以外に検証手段がないはずです。私が読んだものの中に、そのような検証について触れたものはありませんでした。 卑近な例を上げると、「私はテレビを見ません」と言う人に対して、「ああ、あなたはテレビを見ない自分を高級でかっこいいと思っているんですね」と決めつける人がいます。「いや、興味がないだけです」と反論すると、「そんなことはありません、あなたが意識していなくてもあなたは格好をつけているだけなのです」などと言い張ります。これが馬鹿げた臆断であることは明らかでしょう。「思い」は外から見てもわからないのですから、本人が「興味がないから」と言うならそれが全てです。 全能感という概念は、このような決めつけとどこが違うのでしょうか? 「もっともらしさ」がちょっと高いだけではないのですか? そんなことはない、ちゃんと検証されているんだ、という話がもしかしたらあるかもしれないと思い質問させていただく次第です。
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- kanto-i
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ここでの話しは、幼児的万能感のことでしょうか? もしそうでしたら、幼児の万能感ではないと思います。 >卑近な例を上げると・・・ この例は、決めつけている方が自身の考えを来談者に投影していて 来談者への傾聴と受容ができてないので、未熟な状態と言えます。 それと、万能感や全能感との関係がない例ですので おっしゃることは分からないでもないのですが、適切とは言い難いと思います。 読まれるなら、研究論文が一番いいと思います。 こういった基礎的な過去に調べられたものは、海外の 特に最初に提唱された人か、その裏付けを取る意味で調べられたものがいいと思います。 majiresukiboriさんが、いろいろとこの先も疑問をお持ちになるのでしたら ご自分で文献を探されるのが一番だと思います。 心理統計学を学ぶのもいいと思います。 憶測や推測で批判的に話し、論点がはっきりしない場合は、専門でやってる人は大方避けると思います。 調べたうえで疑問が出た時は、専門でやってる人も答えてくれるのではないかと思いますよ。
ええっと、質問がはっきりしないので補足をいただければと思うのですが。 冒頭であなたは、子供が全能感、万能感を持っていることを誰がどうやって検証したか、と質問されていますね。 しかし後半を読むと全能感、万能感そのものに対して、そういうものがあるかどうか検証されていないのではないか、全能感や万能感って本当にあるのだろうか、と質問されているように読めます。 この二つはまったく意味が違いますよね。例えて言えば「あの人の心の中には私を愛してくれる気持ちはあるのだろうか」と「この世に愛なんてあるのだろうか」のようなものです。 あなたはどちらを聞きたいのでしょう。
お礼
もっと詳しい情報がなければ答えられませんよ、と言うので質問者が詳しく書いたけどそいつは回答しないままトンズラ、というパターンはパソ通の頃からありますよね。そういう人は何がしたいんだろう?ケチつけたいだけ?と昔から不思議でした。 ありがとうございました。
補足
読みにくくてすみません。 「誰がどうやって検証したのか? もしかして誰も検証していないのではないか? 誰も検証していないなら、なぜそのようなものがあることを前提にして語ることができるのか? 誰かが検証したというなら教えてほしい。」という意味です。 誰も検証していないのではないかと疑っていますが、専門的知識があるわけではないので、念のため確かめておきたいという趣旨です。検証されているなら、もちろん考えを改めます。 それとは別に、そもそも誰が言い出したのか(ウィニコットのオリジナルなのか?)ということも知りたいと思います。 よろしくお願いいたします。
- zebura23
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私は心理学の学術的なことには詳しくないのですが、 少し思うことがあったので述べさせてください。 「全能感」「万能感」というのは初めて知りましたが、 子どもがそれを「持っているのではないか」とする「憶測」は どのように成り立つのか考えてみました。 それはおそらく 逆説的にたどることで導き出されたものではないでしょうか。 つまり、 挫折や限界、否定、中傷などに突き当たることで自らを意識するまでは、 人間は傷のない万能感、全能感「のような意識」とともに「あるはずだ」 とする考え方でしょう。 しかしそれは 逆説的に導かれたものであって検証によるものではないので、 あなたの言うように「決め付け」には違いありません。 実際にはすべての子どもがそうではなく、 幼いときから漠然とした恐怖感や 遺棄される恐怖を抱いた子どもたちがたくさんいます。 それは「全能感」や「万能感」とは程遠いものです。 なぜなら私たちは「解決すべき課題」を再び人生に持ち込む者だからです。 私の生活にもテレビがないので、あなたの言うことはよく理解できます。 結局、人というものは、 自分が思っているようにしか 他人や物事を見ることしかできないということなんですよね。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 おっしゃるとおり、「あるはずだ」という考え方に基づくものだと私も思います。 人間は思い込みで他人を見がちなものだという点も同感です。 まあ世間話や気楽なブログに書くとかならいいのですが、アカデミックな領域や職業的な現場にいる人たちにはもっと科学的に誠実な態度を取ってほしいと思うのです。
お礼
>憶測や推測で批判的に話し、論点がはっきりしない場合は、 憶測ではありません。 書かれたものを読んだことは明記しています。 また、論点ははっきりさせています。 >調べたうえで疑問が出た時は 教えてサイトで「自分で調べましょう」は禁句ですね。 しかも、調べた上で疑問があると私は書いています。 私が何か間違ったことを言っていると最初から決めつけた上で発言なさっていませんか? ありがとうございました。