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親鸞の夢の漢文逐語訳とは?
- 親鸞の夢とは、行者宿報設女犯我成玉女身被犯という文の意味を解説してください。
- 親鸞の夢の逐語訳に関して、前半部分は意訳で訳すことができましたが、後半部分の一部が理解できません。解説してください。
- 行者宿報設女犯我成玉女身被犯、一生之間能荘厳臨終引導生極楽という文の意味を詳しく教えてください。
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一生之間能荘厳臨終引導生極楽 書き下すと、 一生の間、能く荘厳し、臨終に引導して極楽に生ぜしめん。 (いっしょうのあいだ、よくしょうごんし、りんじゅうにいんどうしてごくらくにしょうぜしめん) でしょう。 その前の文章が救世観音菩薩が行者に対して「女犯を私が引き受けてあげましょう」と言った続きですから、「能荘厳」も「臨終引導生極楽」も観音菩薩が行者に対してしてあげることになると思います。 つまり、「女犯を私が引き受けてあげましょう、そして……」 一生の間、あなたのことをよく荘厳し(豊かな気持ちにさせるとか仏教の教えで満たすとか、そんなニュアンスだと思います)、臨終の時に至れば引導して極楽浄土に生まれさせてあげましょう。 こんな意味合いだと思います。 ちなみに、「一生之間能荘厳臨終引導生極楽」をキーワードにネットで検索したら、解説しているサイトがたくさんヒットします。 だいたいが上記のような解説をしているように思います。
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- mmky
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追伸まで 「荘厳」の意味は「光明荘厳」からくるものです。「光明荘厳」とは国で言えば、光り輝く仏国土のことです。『智光明荘厳経』 では「仏国土」の名前として挙げられています。 仏国土ではその住人は、みな菩薩ですから、菩薩はそれぞれが光明荘厳たる光を放っているわけです。 地上に降りた菩薩は光明荘厳たる光を放てということなのです。それが「荘厳」の意味ですね。 親鸞は、過去世でも僧だったのでしょうね。過去世のどこかで性欲を抑えすぎて、現世に業(宿報)を持って生まれたのでしょう。それが女犯の定め(設)ですね。 能は「できる」という意味ですから「かなう」で良いと思いますね。 それから「生極楽」は来世は「天国に生まれる」という意味ですが、現代では単に天国いう意味ですね。転生輪廻の表現では、過去世から今世に生まれ、死に、来世に生まれるという表現をします。 これが「生極楽」の意味ですから、「生」は現代的には訳す必要のない言葉です。 つまり、「臨終・引導・(生極楽)」は臨終には極楽に導くという意味になりますね。 こんなのが参考になると良いですね。
- mmky
- ベストアンサー率28% (681/2420)
[一生之間能荘厳・臨終引導生極楽」 「一生の間、荘厳であれば、臨終に際して極楽に導きましょう。」という意味すね。 ○ ここでの「荘厳」とは「光を放って生きる」という意味になります。宗教者としての生き方のことですね。 つまり、一生を宗教者として立派に全うできれば極楽に導きましょう。という意味になりますね。
補足
有難うございます。とすると「能荘厳」は「光放って生きることがかなう」「能」(=あたう)なので、かなうでいいのではないかと愚案しました。
補足
有難うございます。 受身というか他力なんですな。「引き受けてもらえる」「生まれさせてもらえる」