• 締切済み

鎌倉時代 仏教改革運動

鎌倉時代初期に律僧による 仏教改革運動が さかんに行われた理由って なんだかわかりますか(>_<)? 所謂 悪僧の登場は関係してると思うのですが(; ̄ェ ̄)

みんなの回答

  • mekuriya
  • ベストアンサー率27% (1118/4052)
回答No.1

平安仏教の陰り、行き詰まりがあります。平安仏教のスポンサー(檀家)は天皇、皇族、貴族です。したがって平安仏教は貴族の権力闘争に巻き込まれてしまうのは必然です。天台宗、真言宗の内部の寺がそれぞれ支持基盤の対立抗争に巻き込まれて焼き討ち合戦に遭う。また対立抗争が武力闘争でないと解決できないようになると寺社領が武士の押妨に遭う。兵粮米の調達と称して、武士が勝手に領地に押し入って備蓄米を奪っていくのです。そういう武士の乱暴狼藉に対抗する為の自警団が悪僧なんです。スポンサーが守ってくれないなら、自分で守るほかない。そうして荒廃してしまった平安仏教を立て直す必要に迫られたのが、仏教改革運動の動機です。 南宋仏教の影響、朝廷からの自立、スポンサーの拡大(武士、町人、百姓へ)、鎌倉新仏教の独立など様々な動きが生まれます。 西洋の宗教改革と重ね合わせて理解することも可能です。 律僧による仏教改革運動とは鎌倉新仏教に対する対抗改革という性格があります。旧仏教を改革しないと、スポンサーを鎌倉新仏教に奪われて、経済的に生き残れないという危機感があったわけです。僧侶は霞を食べているわけではないので、スポンサーがいないと経済的に成り立ちません。 仏教の歴史を理解する為には、当時の時代背景、スポンサーの変遷と盛衰を理解することが重要です。

関連するQ&A