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「しめたとばかりに」と「建物の壁で尽きるところ」

 日本語を勉強中の中国人です。下記の文に理解できないところがあるのですが、教えていただけないでしょうか。 「橋のたもとにあるちっぽけなゴンドラの舟着き場に接したレストランの椅子・テーブルが、道が少しでもふくらんでいると、しめたとばかりにはみ出していたり、さらには運河沿いの道が建物の壁で尽きるところまで歩いていくと、……。」 1.「しめたとばかりに」の意味。 2.「運河沿いの道が建物の壁で尽きるところまで歩いていく」の意味。  また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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  • hakobulu
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回答No.2

1.「しめたとばかりに」の意味。 : ・「しめた」は、「期待どおりうまくいって喜ぶときに発する語」です。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E3%81%97%E3%82%81%E3%81%9F&stype=1&dtype=0 ・「と」は引用の「と」で、 ・「ばかり」は、 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E3%81%B0%E3%81%8B%E3%82%8A&stype=1&dtype=0 の、 6 (「…とばかり」「…とばかりに」の形で)強調の意を表す。 という用法に該当すると思います。 ただ正確に言うと、これは、「しめたと(言わん)ばかりに」の省略形です。 道に椅子・テーブルを置くと通行の邪魔になるので、あまり多くは置けません。 ただ、道は通常まっすぐですが、部分的にふくらんだ箇所があれば、その分だけたくさんの椅子・テーブルを置けます。 「椅子・テーブルを、できるだけたくさん置きたい」という期待をしているレストランの主人にとっては、「しめた!はみ出して(たくさん)置ける♪」と言いたい形状(箇所)なわけです。 全体として、 『「しめた!はみ出して(たくさん)置ける♪」と言っている声が今にも聞こえてきそうなぐらいに、期待感いっぱいで(はみ出して)置かれている』 というニュアンスです。 因みに、「と言わんばかりに」の「ん」は推量の助動詞。 そして、この場合の「ばかり」は、上記URLの、 2 おおよその程度・分量を表す。…ほど。…くらい という用法に該当します。 『「しめた!はみ出して(たくさん)置ける♪」と今にも言いそうなほど(はみ出して)置かれている』 というニュアンス。 「○○するばかり(に)」⇒「(今にも)○○しそうなほど」ということで、『6 (「…とばかり」「…とばかりに」の形で)強調の意を表す。』という用法が追加されたのではないかと思います。 2.「運河沿いの道が建物の壁で尽きるところまで歩いていく」の意味。 : 「運河沿いの道を歩いていくと目の前に建物が現われ、その建物の壁が道を塞ぐ形で作られているために行き止まりになっていた」 という状況です。 「で」は、 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%A7&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=12538000&pagenum=1 の、 7 動作・作用の原因・理由を表す。「受験勉強―暇がない」「君のおかげ―助かった」 という用法に該当します。 「尽きる」は、 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E5%B0%BD%E3%81%8D%E3%82%8B&stype=1&dtype=0 の、 2 続いていたものが終わる。途絶える。 という用法です。 「(ずっと続いていた)運河沿いの道が、建物の壁のために途絶えているところまで歩いていく」という意味。 ご質問文自体に不自然な箇所はありません。     

awayuki_cn
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。理解できました。わかりやすいです。本当にありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

質問文には不自然なところがありません(本当に中国人ですか?)。 1.「しめたとばかりに」とは「しめたと思って」という意味です。 この場合の「ばかりに」は、下記のページの6番の用法です。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/174835/m0u/%E3%81%B0%E3%81%8B%E3%82%8A/  6 (「…とばかり」「…とばかりに」の形で)強調の意を表す。「ここぞとばかり声援する」「待っていたとばかりにに飛び出す」 2.「運河沿いの道が建物の壁で尽きるところまで歩いていく」 この場合の「尽きる」とは、「終わる」とか「途絶える」という意味です。 つまり運河沿いに一本の道があって、しばらく歩いているとやがてその道をさえぎるように建物が建てられているのですが、そこまでその道を歩いていく。そんな意味です。 下のような図でわかりますか?       ← 運 河 → --------------------------------┏━━━━┓         道 →             ┃ 建  物 ┃ --------------------------------┗━━━━┛

awayuki_cn
質問者

お礼

 早速のご回答をどうもありがとうございます。理解できるようになりました。本当にありがとうございました。中国人です。日本語はとても難しいです。がんばります。

noname#194996
noname#194996
回答No.1

>レストランの椅子・テーブルが、道が少しでもふくらんでいると、しめたとばかりにはみ出して レストランの経営者の心理を言っているのでしょう。 屋外のカフェスタイルのレストランで、置いているテーブルなどがそのあたりの道幅が広いのをいいことに余裕を持たせて道側へ出して余計に数を置いたり余裕をもたせたりして、要するに店の専有面積を精いっぱい稼いでいる様を描写しているのだと思います。 >運河沿いの道が建物の壁で尽きるところまで歩いていく これはその先に続く文章の内容がわからないので確かなことは言えないのですが、要はこの文章そのままで、筆者の行動の描写(運河沿いの道が、(その道を遮断している)建物の壁で尽きるところ  まで (筆者が)歩いていく)状況を言っているのだと思います。 ご参考まで。

awayuki_cn
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。よくわかりました。助かりました。本当にありがとうございました。

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