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「ふきのとう」の「蝉」という歌について

 日本語を勉強中の中国人です。「ふきのとう」の「蝉」という歌について教えてください。 http://www.kashizo.com/data/028fu/004_fukinotoh/025.html 1.「いつからとなく」はどういう意味でしょうか。 2.「短い命に空は高すぎる」、「短い命に夏は長すぎる」、「もれる光に道は遠すぎる」は同じ構造の文に見えます。ここの「に」はどういう意味でしょか。  また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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  • kentaulus
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回答No.1

1mizuumiさん、こんにちは。 いつも通りの個人的な意見です。 蝉の命は、幼虫期間が3~7年間と長く、 成虫期間は2~3週間と、とても短いのです。 (蝉の種類によって、幼虫期間は大きく違います。) 蝉の幼虫は、土の中で3~7年間を過ごし、 成虫になり、自由に空を飛んだり、結婚したり、 産卵する期間は2~3週間しか有りません。 この歌は、自分を蝉に比喩して、 「人生 ( 特に青春時代 ) は短く、はかない。」、 「諸行無常」を表現した歌 だと思います。 http://www.shijian.org/html/2004-03/75.htm 1. 「いつからとなく」 =「いつからかは、分からないが」 =「何日前からかは、分からないが(知らないが)」 「蝉が鳴いている いつからとなく」 =「何日ほど前からは、はっきりと分からないが(知らないが)、   気が付けば蝉が鳴いている」 =「何日ほど前からは、はっきりと分からないけれど、  もう、蝉が鳴く時期になっていた。   (いつの間にか、夏が始まっている)」 2.ここの「に」はどういう意味でしょか。 「短い命 <に対して、に比較して> 空は高すぎる」 「短い命 <に対して、に比較して> 夏は長すぎる」 「もれる光 <に対して、に比較して> 道は遠すぎる」 これらの文章には <~に対して、~に比較して> が 省略されていると思います。 「短い命 <に対して、に比較して> 空は高すぎる」 = たとえ、羽が生えて命が終るまでの期間 空を飛んでも、 天(空の最高地点)には到達できないだろう。 「短い命 <に対して、に比較して> 夏は長すぎる」 = 一年の内の夏の期間は約3ヶ月間有るが、 蝉はその夏の間の、たった2~3週間しか生きることができない。 蝉の成虫の寿命に対して(比較して)、夏は長すぎる。 = 蝉は、蝉の青春時代を充分に喜び、楽しむことができるのだろうか? 「もれる光 <に対して、に比較して> 道は遠すぎる」 = 蝉の幼虫は土中で生き、時期が来ると成虫に変態(変身)し、 土中に穴を開け地上に出てきます。 「もれる光」とは、蝉が幼虫から成虫に変態(変身)し、 土中から出てくる様子を表していると思います。 = 蝉は成虫になったけれど、恋人を見つけ、結婚し、子孫を残すのは困難だ。 残りの寿命はとても短く、人生の道程はとても長い。

1mizuumi
質問者

お礼

 kentaulusさん、こんにちは。ご親切に教えていただきありがとうございます。とても参考になりました。本当にありがとうございました。

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