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家系図を見たら先祖の親と子の名前が一緒です
先日我が家から戸籍謄本が見つかりました。 そこに天保生まれの先祖の名前があるのですが、その親もその方と同じ名前です。 つまり父親と息子が同じ名前なのです。 こういうことは江戸時代あたりはよくあったことなのでしょうか? 家族に聞いてもそこまで前の先祖のことはわからないらしく気になっております。 詳しい方がいらしたらぜひ教えて頂きたいです。 ちなみに家は山形県で、明治19年式の戸籍謄本だと思われます。 何卒よろしくお願い致します。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 私は戸籍には詳しくないのですが一通りの戸籍を取寄せてみまして50通以上入手でき そのいくつかは明治19年式の戸籍です。 質問者さんと同じように戸主の父が戸主と同じ名前だったものもいくつかあります。 表現が正しくないかもしれませんがいわゆる屋号といったものではないでしょうか。 家督襲名ということなのかもしれません。 古い家系図をみますと名前(俗名でしょうか)のほか幼名、改名、家督など 一人一人にもたくさんの名前が書かれています。 明治3年に平民苗字許可令、明治8年に平民苗字必称義務令がありますのでこれの影響でしょうか。 表向き江戸時代は苗字が貴族及び武士、そして庄屋や名主などの一部有力庶民に限られていた ということですが実際にはあった方もいるみたいですよね。 私の持っている戸籍で前戸主(父)と同じ名前なのも明治19年式のもののみでした。 戸籍への記載もその土地その土地の習慣などもかかわってくるのかもしれません。 ちなみに私の先祖の同じ名前の父子ですがお寺の位牌から実際の名前は別にあったことがわかりました。 ですので、質問者さんの戸籍もややこしい親子関係ではなく単純に屋号的な名前を 受け継いだと考えるのが一般的だと思います。 もし気になるのでしたら菩提寺でご住職に尋ねるか過去帳を見せてもらってください。 余談ですが現在では同一の戸籍内(両親が同じ場合)で同じ字の名前はつけられませんので 父の名前を子供につけること(旧字を含めて同じ漢字)は不可能です。 (出生前に父が亡くなるなど除籍されていれば可能かもしれません) 法律で規制されておりますのでお間違いなく。
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- kuroneko3
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江戸時代以前は,人の名前には諱(本名)と通称があり,諱の方は紛らわしいので親と違う名前を付けること多かったですが,通称の方は先祖代々同じ名前を受け継ぐことも珍しくありませんでした。歌舞伎役者などが先祖代々の名前を襲名しているのもその名残です。 伊達政宗に仕えた名臣・片倉小十郎の場合,小十郎は通称で本名を片倉景綱といいますが,小十郎の通称は子の重長をはじめ片倉家代々に受け継がれたので,単に「片倉小十郎」というだけでは誰のことだか分かりません。 また,武田信玄に仕えた武将に小山田信茂という人物がいますが,信茂の父も祖父も小山田信有という名前で,最近は信茂の兄にも同名の信有という人物がおり,信有が早世したので信茂に小山田家の家督が回ってきたことが指摘されています。あまりにも紛らわしいので,歴史上は信茂の祖父を越中守信有,父を出羽守信有,兄を弥三郎信有と呼んで区別するのが慣例となっています。 家系図に「ルイ」と「フィリップ」ばかりが並ぶフランス王家ほどひどくはありませんでしたが,日本でも親子が同じ名前(本名)という例は,下級武士や平民まで含めれば相当数いたと推測されます。 余談になりますが,現行戸籍法でも,子の名前については「常用平易な文字を用いなければならない」とされているだけで,親や先祖と同じ名前を付けてはいけないという法律上の規制はありません。 まあ,祖父や祖母くらいならともかく,両親と同じ名前を付けるのは役所の人に強く止められるでしょうが・・・。
お礼
御礼が遅くなってしまい申し訳ございません。 詳しくご説明頂き大変参考になりました! 丁寧にご説明頂き誠にありがとうございました!
- tak7171
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当主になる人間が名前を受け継ぐことは 割と普通なことだった思います。 その名残は「名跡を継ぐ」という形で、 現在でも伝統芸能や伝統工芸の世界で見ることが出来ます。 歌舞伎の「○代目市川~」とか、陶芸の「×代目今泉~」とか。 ちなみに欧米だと~2世・~3世、あるいは~シニアと~ジュニアとか。 スラブ圏だと、姓に「~の息子」とつけたりしますね。 イワン・~の息子なら、~・イワノビッチとか。
お礼
御礼が遅くなってしまい申し訳ございません。 昔の日本では割とよくあったようですね。 ご回答頂きありがとうございました!
- TempltonPeck
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成人(当時なら元服か?)したら名前が変わる、家を継いだら親の名前も継ぐ。 昔は、珍しくなかったと思います。
お礼
御礼が遅くなってしまい申し訳ございません。 昔は珍しくなかったようですね、大変参考になりました! ありがとうございました!
お礼
御礼が遅くなってしまい申し訳ございません。 詳しい説明をしていただき誠にありがとうございます! 歴史的背景や確認方法などより具体的な記述がありましたので、大変参考になりました。 菩提寺へ行って調べてみようかと思います。 誠にありがとうございました!!