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フィボナッチ数列の一般項
フィボナッチ数列の閉じ方についての質問なんですが、 Fn=F_(n-1)+F_n-2 として r^n=r^(n-1)+r^(n-2) とおいて r^2=r+1となりこれをとくと 解が二つでて(タイプが面倒くさいのでαβとします) F_n=(α^n-β^n)/√5…(1) となるというのですが、ルート5は初項からきまるんですよね? あとαβともにr^n=r^(n-1)+r^(n-2)を満たすのはわかるのですが、なぜ(1)式になるのかがいまいちわかりません。 簡単でいいので説明お願いします
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実際に計算してないでしょう? 計算してれば,αだけとかそういうことは思わないと思うが. α,βの入力がつらいので,それぞれa,bとする. F_n=F_{n-1}+F_{n} F_n = (a+b)F_{n-1} - abF_{n} これを変形すると F_n - aF_{n-1}=b(F_{n-1} - aF_{n})・・・(1) F_n - bF_{n-1}=a(F_{n-1} - bF_{n})・・・(2) (1)より{F_n - aF_{n-1}}は初項F_2-aF_1,公比bの等比数列 (2)より{F_n - bF_{n-1}}は初項F_2-bF_1,公比aの等比数列 つまり F_{n+1} - aF_{n} = (F_2 - aF_1)b^{n-1} F_{n+1} - bF_{n} = (F_2 - bF_1)a^{n-1} 辺々ひいて (b-a)F_{n} = (F_2 - aF_1)b^{n-1} - (F_2 - bF_1)a^{n-1} あとはF_2=1,F_1=0といういつもの初期条件だったら (b-a)F_{n} = b^{n-1} - a^{n-1} nかn-1かという部分があるけど これは,問題の初期設定(0項から始まるか1項からか)とかで 微妙に変化する.ここでは1項から始まることにする #一応いっておくと wikipadiaでは0項から始まることにしてるから #aとbの指数がnになっている つまり,F_{n+1}とF_{n}に関する連立方程式をとく必要があるから 必然的に両方の解を使う必要があるということ. となると疑問なのは 三項間漸化式で特性方程式が重解をもつようなものは どうなるのか? つまり F_{n} -4 F_{n-1} + 4F_{n-2} = 0 というようなもの. これも実際に計算すればいい F_{n} - 2 F_{n-1} = 2 (F_{n-1} - 2F_{n-2}) だから F_{n+1} - 2 F_{n} = 2^{n-1} (F_2-2F_1) このタイプの漸化式は実は両辺を2^{n+1}で割れば解けるので それでOK.もっと書けば F_{n+1}/2^{n+1} - F_{n}/2^n = (F_2-2F_1)/4 となるので 数列{F_{n}/2^n}は等差数列となるということ ここで,F_{n}の係数と公比が同じ(今は「2」)(つまり特性方程式が重解)というのが 効いているのがわかる? この場合,重解だからうまく等差にもっていけるわけ. ============== 線型性とかに話をもっていくならば まず数列全体がなす空間はベクトル空間であって 線型な漸化式は そのベクトル空間で一次連立方程式を作ることになる. 三項間漸化式の場合・・・余次元が2の方程式で その解空間の次元が2になるということです #ここの部分の証明はきっと地道にやればできると思うが #無限次元があいてだから難しいかもしれない #漸化式が一次連立方程式をなすというのがポイントだと思う. その解空間の基底として {a^{n-1}},{b^{n-1}}が選べる 実際 a^2=a+1なんだから n=,2,3,4...に対して a^n = a^{n-2} a^2 = a^{n-2} (a+1) = a^{n-1} + a^{n-2} なんで,{a^{n-1}}は漸化式を満たし,bについても同様. したがってその解空間の元は係数p,qを用いて {pa^{n-1}+b^{n-1}} となる. 内容は完全に大学生のものですな. 線型n階微分方程式の解空間の議論と似ている.
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- nag0720
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>解が二個出たときにはそういう風に代入するのでしょうか? 必ずしもそうとは限りません。 F_n=F_(n-1)+F_(n-2) の場合、線型性、つまり、 「A_n、B_nが条件を満たすなら、A_n+B_nも条件を満たす。」 「A_nが条件を満たすなら、任意の定数pに対し、pA_nも条件を満たす。」 があるからそういうことが可能です。 線型性の証明はそんなに難しくはないでしょう。 線型性がなければ、2つの解を足したり引いたり定数倍したり、なんてことはできません。
- nag0720
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F_n=F_(n-1)+F_(n-2) を満たすだけなら、 F_n=pα^n+qβ^n でも成り立ちます。 これに、初項F_0=0、F_1=0の条件を加えると、 F_0=p+q=0、F_1=pα+qβ=1 より、 p=1/(α-β)、q=-1/(α-β) なので、 F_n=(α^n-β^n)/(α-β) α,βは解と係数の関係より、 αβ=-1、α+β=1 ですから、 (α-β)^2=(α+β)^2-4αβ=1+4=5 α>β とすれば、α-β=√5 となります。
お礼
>F_n=F_(n-1)+F_(n-2) を満たすだけなら、 F_n=pα^n+qβ^n でも成り立ちます ここがよくわからないんですよね 解が二個出たときにはそういう風に代入するのでしょうか? 多分特性方程式?というものがわかってないとおもうのですか?
お礼
なるほど。 なぜ可能なのかはわかったのですが、例えば、αはr^n=r^(n-1)+r^(n-2)を満たすので、αだけ代入というわけにはなぜ行かないのですか?