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フィボナッチ数列の一般化?
数列{F_n}で、F_0=0、F_1=1が与えられていて、3項間の関係 F_(n+2)=F_(n+1)+F_nを満たすとき、フィボナッチ数列で、一般項も求まります。 これがF_0、F_1、F_2が与えられて、4項間の関係 F(n+3)=F_(n+2)+F_(n+1)+F_n を満たすとき、一般項は求まるのでしょうか。
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←A No.2 補足 解の導き方は、それで正しい。 解法を理解しているかどうかは、 その二次方程式をどこから持ってきたか を自分で説明できるかどうか次第だ。 「そうやれと習ったから」では、残念。 F[n+2] = F[n+1] + F[n] …(*) は、 線型漸化式と呼ばれる漸化式のグループに 含まれる。名前はどうでもいいが、 要するに、初期条件の異なる二つの解 x[n+2] = x[n+1] + x[n] と y[n+2] = y[n+1] + y[n] があるとき、 和 x[n] + y[n] や定数倍 a x[n] も(*)を満たす ということ。(確認してみて下さい。) だから、初期条件は別として(*)の式は満たす 二つの解 x[n], y[n] が見つかれば、 F[n] = a x[n] + b y[n] と置いて a, b についての連立一次方程式 F[1] = a x[1] + b y[1], F[2] = a x[2] + b y[2] を解くと F[n] が求まる。 さて、その x[n], y[n] をどうやって探すかだが、 等差数列とか、等比数列とか、簡単な数列を イロイロためしてみると、等比数列が使えそうだ ということに気がつく。(気づいてね。) x[n] = r^n が全ての n で(*)を満たすためには、 r^2 = r + 1 …(**) が成立していれば十分だからだ。 r^(n+2) = r^(n+1) + r^n の両辺が r^n で割れるから。 二次方程式(**)の解が重根でなければ、 r は二つあって、x[n] と y[n] が両方作れる。らっき。 …という訳で、漸化式(*)を見たら 特性方程式(**)を解くことになる。 上記が、漸化式が何項間漸化式かによらない話 であることに注意。四項間の場合も同様に、 F[n+3] = F[n+2] + F[n+1] + F[n] を満たす r^n を三つ求めるため、 方程式 r^3 = r^2 + r + 1 を解けばいい。 その解を r = α, β, γ として、 F[n] = a α^n + b β^n + c γ^n が初期条件を 満たすように a, b, c についての連立方程式 F[1] = a α^1 + b β^1 + c γ^1, F[2] = a α^2 + b β^2 + c γ^2, F[3] = a α^3 + b β^3 + c γ^3 を解けば完了する。
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- Tacosan
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3次方程式における解と係数の関係を念頭において, #2 への補足と同じような処理を, 今考えている 4項間漸化式に適用してみてください.
- alice_44
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> とありますが、なぜですか? まず、貴方が理解しているフィボナッチ数列の一般項の求めかた を補足に書いて説明してみてください。 なぜ、その方法でフィボナッチ数列が求まるんでしょうね? それが本当に解かっていれば、4項間の漸化式でも全く同様 であることが解かるはずなんですが、さて。
補足
早々の書き込みありがとうございます。 x^2-x-1=0 の回をα、βとします。 F_(n+2) - αF_(n+1) = β(F_(n+1) - αF_n) F_(n+2) - βF_(n+1) = α(F_(n+1) - βF_n) と変形できるので、{F_(n+1) - αF_n}は公比β、{F_(n+1) - β_n}は公比αの等比数列・・・・。 でしょうか。
- spring135
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x^3-x^2-x-1=0 (1) の解α、β、γが見つかれば F(n+3)=aα^n+bβ^n+cγ^n として形式的には求まるでしょう。 ただし(1)は2個の共役複素根と1個の実根を持つので 使いやすい形になるかわかりません。
お礼
早々の書き込みありありがとうございます。 >x^3-x^2-x-1=0 (1) >の解α、β、γが見つかれば >F(n+3)=aα^n+bβ^n+cγ^n >として形式的には求まるでしょう とありますが、なぜですか?
お礼
腑に落ちる解答、ありがとうございました!