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あの世の風景
そこは無限の広がりをもつ空間であった。 ただただ灰色の世界が果てしなく無限に続いていることが分かった。 そこには風もなく、音もなく、途方もなく静かな世界であった。 味も匂いもしない世界であった。 目も耳も鼻も口も全てが無用の世界であった。 もちろん空気もないが呼吸する必要さえない世界であった。 そこは物影1つなく如何なるものも存在しない完全無の世界であることが直ぐに分かった。 そこには自分の姿さえなかった。 そこには時間は存在せず、如何なる変化も、如何なる動きもない完全に静止した世界であった。 そこは途方もなく安定した世界であることが分かった。 そこは如何なる変化も、如何なる動きも受け付けない途方もなく安定した世界であった。 その中ではあらゆる物が意味を持たないことが分かった。 それが空間なのか平面なのか点なのか考えることさえ無意味であると気付いた。 そこは完全なる無の世界であった。 そこにおいては生前の行いなどありとあらゆるものが全て無意味であることが分かった。 これこそ正真正銘のあの世であることが分かった。 それと同時に途方もない安堵感と幸福感に包まれた。 暫くすると眠くなってきた。 もー何も考える必要はないのである。 そして眠入った。 もー永遠に目覚めることはあるまい。
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- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
1,完全に無で、眼も必要の無い世界なのに どうして灰色、て色が存在するのですか。 色がある、てことは電磁波が存在する てことでしょう。 それを観る、眼が存在することではないですか。 2,何も無いのであれば「安定」もないはず。 「静止」もないはず。
>人が生から死へ向かう時、 人が無の世界へ入るその直前において、 人はあの世の風景を目にする 現世と黄泉の国の境界、 つまり あの世ではなく styx : いわゆる 三途の川 ?
- Mokuzo100nenn
- ベストアンサー率18% (2123/11344)
生老病死をもって四苦と言うが、そのうちの死という苦を回避したい臆病者が「あの世」だの「宇宙が無限」だのと妄語を言い出すんじゃ。 四苦を見つめて、四苦を正しく理解し、四苦を耐えることを学ばねばならない。 否、四苦を楽しめる境地に達するのが一番じゃがな。
無の世界は、あの世では無い。 無の世界は、世の実相である。 人が生から死へ向かう時、 かつて人だったものは真実を目撃する。 それは一瞬の出来事であるが、 その一瞬の出来事の中で、 人は世界の真の姿が無の世界であること、 そしてこの世のありとあらゆる出来事が、 全て無意味であったことを知る。 そして深い眠りにつく。 だが、いくらもしないうちに、 あまりの退屈さに目が覚める。 人生でやり残した事があると、 オチオチ眠りにつく事すら出来ないし、 我々は絶対幸福なるものにすら、 飽きる様に出来ているのだ。 かくして生は際限なく繰り返される。 とっぴんぱらりのぷぅ。
- princelilac
- ベストアンサー率24% (1626/6647)
そこにおいては生前の行いなどありとあらゆるものが全て無意味であることが分かった。 生前の行いや物の考え方が、死後の風景を決定するのです。無意味ではありません。大いに関係があります。 自分の生前の行いを覚えているうちは、まだあの世とこの世の中間帯にいるのです。仏教なら49日、神道なら50日までの状態です。
- aran62
- ベストアンサー率16% (485/2911)
質問は何ですか?
- miyachi
- ベストアンサー率27% (219/804)
残念ですが、あの世に風景などはございません あの世そのものが存在しないからです 地球上のあらゆる生物は死んだら終わりです にもかかわらず一生懸命生きないのは人間だけです がんばって生きてることを実感するべきです
お礼
人が生から死へ向かう時、 人はこの世からあの世へ向かう。 人が生から死へ向かう時、 人は有の世界から無の世界へ移る。 あの世とは完全無の世界。 人が生から死へ向かう時、 人が無の世界へ入るその直前において、 人はあの世の風景を目にする。 それは一瞬の出来事であるが、 その一瞬の出来事の中で、 人はあの世が無の世界であること、 そしてこの世のありとあらゆる出来事が無の世界では全て無意味であることを知るのである。 そして深い眠りにつく。 その眠りから永遠に目覚めることはない。
お礼
あの世とは誰にとってもただ一つ、無の世界のこと。 無の世界とは無の世界、誰にとっても無は同じもの。 人が生から死へ向かう時、 人が無の世界へ入るその直前において、 人はあの世の風景を目にする。 それは一瞬の出来事であるが、 その一瞬の出来事の中で、 人はあの世が無の世界であること、 そしてこの世のありとあらゆる出来事が無の世界では全て無意味であることを知り、 納得し安堵し満たされるのである。 そして深い眠りにつく。 その眠りから永遠に目覚めることはない。