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有機銅アート錯体(ギルマン試薬)について。

文献の反応でαβ不飽和カルボニルに対して有機銅アート錯体を用いて1,4付加を行っているのですが、試薬としてMeLi, CuCN, LiBrを使っています。 ここではヘテロ有機銅アート錯体Me2Cu(CN)Li2ができると思うのですが、この場合MeLiを2当量、CuCNを1当量使えばできると思うのですがLiBrは何のために入れているのでしょうか。 よろしくお願いします。

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  • akz01
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回答No.1

反応の選択性や収率を上げるため、だったと思います。 LiBrを入れておくと系内で中間体(クラスター?)が形成され、それが反応性に影響を与えた、ような気がします。 例えばTetrahedron 55(1999)3831には、LiCl, LiBr, LiI, LiCN, Bu4NBrを加えた時の反応性の差が出ています。

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