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有機金属錯体の発光のしくみ
学部4年生で、Au(I)を含む有機金属錯体を研究している者です。 私が合成した錯体に光(エネルギー)を与えると発光を示すことが分かりました。これは、どうやら金原子間の相互作用によるものだと思います。その証拠に結晶状態を崩して金原子間の距離を大きくすると消光しました。 ここまでは実験的に分かったのですが、なぜ金原子間の距離を小さくすると発光を示すのか?その発光のメカニズムを上手く説明出来ないでいます。 いくつか考えている事はあるのですが、新しい意見を取り入れたく今回質問させて頂きました。もし何かご意見ありましたら、仮説で結構ですのでアドバイスを宜しくお願い致します(m_ _m)
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noname#160321
回答No.1
錯体に含まれる金原子の数は幾つでしょう? 錯体をいじって金原子間の距離を変化させると発光挙動に何が起きますか? →励起時の吸収波長が変る、発光波長が変る、発光スペクトルの微細構造(振動構造)が変る、発光寿命が変る… それらのデータを突き合わせて推定するのが一般的です。 学部四回生でそんな発見、凄いですね。 将来を期待します。 医学などの応用も考えられますよ。
補足
早速の返答ありがとうございます(m_ _m) 錯体に含まれる金原子の数は幾つでしょう? >錯体一分子あたりに含まれる金原子は3つです。 錯体をいじって金原子間の距離を変化させると発光挙動に何が起きますか? >錯体に立体障害等を持たせて発光スペクトルを測定すると(比較できるデータは少ないですが)レッドシフトすることが分かっています。 ちなみに(あくまで誤解の無いよう)発光現象は2分子以上のスタッキングによる可能性が高いと思われます。 励起時の吸収波長が変る、発光波長が変る、発光スペクトルの微細構造(振動構造)が変る、発光寿命が変る… それらのデータを突き合わせて推定するのが一般的です。 >とても簡潔で分かり易く大変参考になりました。もう一度整理して熟考したいと思います。 医学などの応用も考えられますよ。 >有機材料への応用ばかり考えていたのですが、医学への応用も出来るんですか!?もし時間に余裕があれば、教えて頂けると幸いです。 長文申し訳ありません。色々なアドバイスを頂きありがとうございました。