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錯体について分からないことがあって悩んでます

錯体に関する問題で分からないことがあるので質問させてください。 錯体安定度数(K)と見かけの錯体安定度数(Kapp)とは何なのか 教えてください。

みんなの回答

  • nious
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回答No.1

例えば弱酸HAがあり、HA ⇔ H^+ + A^- ;この酸解離定数をKaとします。 あるイオンM^+が、M^+ + A^- ⇔ [MA] のように錯体を作る時、この錯体の安定度定数Kは、 K=[MA]/[M^+][A^-]と表せます。 見かけの安定度定数は「有効安定度定数」とか「条件安定度定数」などとも呼ばれ、 各濃度をその全濃度(分析濃度)で置き換えた式で表したものです。 ここで[MA]=MAの分析濃度、[M^+]=M^+の分析濃度とすると、A^-の分析濃度は[HA]+[A^-]だから、 Kapp=[MA]/{[M^+]([HA]+[A^-])}、また[HA]+[A^-]=[A^-]([H^+]+Ka)/Kaより、 Kapp=K*{Ka/([H^+]+Ka)} という関係式が得られます。 これは「pHの関数」と見做せるから、定数として利用するには適当な緩衝剤によりpHを一定に保つ必要があります。

cancan0128
質問者

お礼

助かりましたー。 ありがとうございます。

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