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theの用法
名詞が語、句、節によって修飾される場合にはtheが付くと文法書にありました。 Look at the dog under the tree. など。 ですが、関係代名詞で修飾された名詞にはaが付くことも良くあるようです。 This is a cake which was made by her. など。 これはなぜtheが付かないのでしょうか。意味や文法上の違いがあるのでしょうか。 また、theをつけたら間違いなのでしょうか。 どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら教えて頂けますようよろしくお願いいたします。
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語、句、節によって修飾される場合にtheが付くというよりも、「聞き手(読み手)がそれを特定できる」または「客観的に唯一しかない」場合にtheを付けると考えた方がわかりやすいと思います。 Look at the dog under the tree. の場合、「木の下にいる犬」というのは、話している人も、それを聞いている人も、どの犬のことなのかただちにわかるので「the」になると考えるといいと思います。(ついでに言えばこの場合、treeにもtheが付いているので、どの木なのかはっきりしていないとダメです。指で指すとか、木が目の前に1本しかないとか、すでにその木のことを話題にしている場合とか。) Look at a dog under the tree. とすると、木の下にいっぱい犬がいて、どれでもいいからそのうちの1匹を見なさい、という不思議な状況になると思います。(Look at one of the dogs under...という感じ。) 修飾される場合にtheが付くというのは、修飾されることによって「特定」されるので「the」になるわけです。 (単に「リンゴ」では特定されていませんけど、「彼が手に持っているリンゴ」だとどのリンゴなのか特定されますよね。) でも、 This is a cake which was made by her. の場合、ケーキは特定されていないと考えられます。つまり、 This is one of the cakes made by her. と同じような意味です。これは彼女が作ったケーキの中の1つですよ、という意味と考えるとtheになりません。 This is the cake which was made by her. としても、文法的には間違いではないと思いますが、意味が変わります。 「これは彼女が作った唯一のケーキです」 「これが(さっき話していた)彼女製のケーキなんですよ」 とかいうような特殊な意味になると思います。 もちろん、aでもtheでもどっちでもあんまり変わらないというケースもあるかと。 「the」が付くのは完全に特定される場合や唯一の場合です。 たとえば、「地球」は唯一無二のものなので必ず「the earth」と「the」が付きます。 単に「the moon」と言うと、「(地球の)月」という意味になりますが、「a moon」として「(何らかの惑星の)衛星」という意味で使う場合もあります。「the moon」と言った場合、言った側も聞いた側も「月」のことと特定できるので「the」になります。もちろん、その前に別の惑星の衛星の話をしていて、そのあとで「the moon」と言ったらその惑星の衛星、という意味になるので複雑です。言っている人も聞く人も何を指してるかわかるときに「the」を使うわけです。 ほかにもtheとaの違いの説明があるかもしれません。でもこのように考えると何も知らないよりわかりやすくなると思います。
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- wind-sky-wind
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the というのは基本的に特定のものを表します。 もともとそのつもりはなくても、結果的に一つしかないようなものであれば自動的に the となります。 関係代名詞でよく言われるのは、関係代名詞以下によって、1つに限定されるかどうかです。 This is a cake which was made by her. の場合、 「彼女によって作られた」という程度では cake は1つに限定されない。 だから a でいい。 もし、ある時に彼女が1つしか作っていないような場合が the となる。 しかし、実際には彼女がもっと作っていても、前に話題になっていたりして、 そのために the cake となるケースもあります。 This is the cake which was made by her. は 「彼女がその時、1つしか作っていない」場合、 「前に話題になっている」場合 には正しいです。 そもそも、 Look at the dog under the tree. というのも、under the tree によって限定されている the ではありません。 Look at ~という時点で、特定の犬を見ろ、と言っているに決まっています。 その犬が木の下にいるというだけのこと。 基本的にはただ1つのものに限定されるか、によって the になる という考えでいいのですが、関係代名詞や修飾語によって修飾されるのとは 別の段階で the がつくケースもあります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 特定されるものがtheなんですね。 修飾されると自動的にtheが付くのかと考えておりました。 助かりました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 限定されると自動的にtheが付くわけではないんですね。 自分の中でよく整理することができました。