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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:分詞の位置と意味との関係)

分詞の位置と意味との関係

このQ&Aのポイント
  • 分詞の位置と意味には密接な関係があります
  • 名詞の恒常的・分類的特徴を表す分詞は修飾する名詞の前に置かれます
  • 現在分詞が1語だけで名詞を修飾する場合は、現在分詞+名詞の語順となります

質問者が選んだベストアンサー

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  • googoo1956
  • ベストアンサー率47% (623/1316)
回答No.2

 分詞が名詞を修飾する場合の位置は結構難しいものです。  中高生向けの参考書では「単独の場合には名詞の前に、他の語句を伴って2語以上になっている場合には名詞の後に置く」となっているものがほとんどです。  実際にはそれほど単純ではないのですが、細かく分類すると中高生にはあまりに難解になってしまうので、そのくらいの説明が適当だと考えられているのだと思います。  厳密に言えば、「現代英文法講座」にあるように、名詞の前に置かれた場合には「恒常的・分類的特徴」を表し、名詞の後に置かれた場合には「一時的な行為」を表します。  他の語句を伴って2語以上になっている場合には、それらの語句が「場所」や「時間」を表す場合がほとんどですので、結果的に「一時的な行為」を表すことが多く、名詞の後に置くことに矛盾はありません。  問題は単独(1語)の場合です。この場合には1語なら何でも名詞の前に置けるわけではありません。特に他動詞から自動詞に転化したものには要注意です  例えば、「食事をしている少年」とか「煙草を吸っている男性」という意味を表す場合には「an eating boy」とか「a smoking man」という表現は用いません。これだと「食事(の好きな)少年」とか「喫煙(ばかりしている)男性」という意味で理解されてしまう恐れがあるからです。  このような誤解を避けるためには、他の語句をつけて(単独でも良いのですが、語数の原則に合わせた方が収まりが良いので)「a boy eating (over there)」とか「a man smoking (in the room)」などのようにして名詞の後に置くようにすると(語順による原則を叩き込まれた日本人学習者にとって)違和感が減少するのではないかと思います。  または「知覚動詞」などを利用したり「there is ..」の構文を用いたりすることによって、例えば「I saw a boy eating.」とか「There is a man smoking.」のような表現にすることによって「一時的な行為」を表すことができます。  なお、もともと自動詞であるものは、そこまで気を使う必要はありません。「Look at that running/swimming boy.」のように「that/this」などをつけていれば、「あの(この)走っている(泳いでいる)方の少年を見て。」という「分類的」な意味合いで理解することができるからです。この意味だと「一時的な行為」の意味合いも多少は含まれます。  ご質問の中にある「Look at that dog sleeping.」という英文は非常に良い文だと思います。  「Look at that sleeping dog.」だと「居眠り(の好きな)犬を見て。」だと解釈されてしまうこともありそうです。ただし、上記で示したように「分類的」だと考えれば「あちらの眠っている方の犬を見て。」という意味だと理解することもできるので、決して間違いだとも言い切れませんが・・・。 >I watched the match because I knew some of the people playing.  この場合には、この語順しかないでしょう、「I knew some of the playing people.」とすると、「いつも遊んでばかりいる人々」という意味で理解される恐れが高いからです。  前述したように他の語句をつけて「people playing (overe there) (happily)」などとしてやっれば、語数の原則とも噛み合って自然な英文になるとは思います。  以上のように、分詞は名詞の前に置かれるか後に置かれるかで、意味が異なる場合があるので、中高生にはそこまで教える必要はないと思います。  ただし、名詞の前に置く現在分詞は「もともと自動詞であるもの」を用いた表現、すなわち「drowning man」、「boiling water」、「falling star」などのようなものに限定すると良いと思います。または「that/this」などをつけていれば「名詞の前」に置いても「分類的」な意味合いで用いることはできます。  ただし、「今お酒を飲んでいる男性」の意味で「a drinking man」を用いないことです。これは「大酒のみ」という意味にしかなりませんので・・・。  分詞は教える側にとってもなかなか手ごわい存在です。ご参考になれば・・・。  

millau
質問者

お礼

詳しく回答していただき、ありがとうございました。 確かに中学生向けの参考書を見てもthat+分詞+名詞はあっても、the+分詞+名詞の形はありませんでした。 thatをつけることで少しは「分類的」としているのでしょうかね。 「名詞の前に置く現在分詞は「もともと自動詞であるもの」を用いた表現…」という指摘は大変参考になりました。 今回のBAとさせていただきます。

その他の回答 (2)

  • KappNets
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回答No.3

その文法書は持ちませんが、「英文法詳解」p. 406 に、形容詞としての現在分詞が単独で名詞の後ろに付く理由についてある程度詳しく(1ページ半にわたって)議論されています。要点を述べますと、 1. 分詞は単独でも(他の形容詞より)後置されることが多い。 2. どちらでも同意のことも多い。 3. 習慣的、持続的意味合いでは前置されることが多い。 4. 後置すると分詞が含む動詞的性質がある程度残るように思われる。 5. ただし文法的ルールははっきりしていない。 といったことで、うまく説明出来ない部分も多いようです。でも playing people, people playing は「3, 4」で説明出来るような気がします。たまたま play しているわけですから、習慣的性質ではなく、動詞的意味合いが濃厚と考えることが出来るということです。 型にはまった例として下記があるそうです。 ----for the time being ----for three days running ご参考までに

millau
質問者

お礼

回答していただき、ありがとうございました。 「英文法詳解」のほうも参考とさせていただきます。

回答No.1

I watch the match because I knew some of the people playing. の文の最後は, some of the playinf people だと,「遊んでいる人の中で何人か」 ですが, some of the people playing だと,playing は some of the people にかかるので, 「何人かの遊んでいる人」 となると考えられます. どっちの場合も正しいですが,どのようなことを言いたいかに因ると思います. 前後の文脈によって言い方が変わってくると思います.

millau
質問者

お礼

回答していただき、ありがとうございました。