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日本語における格について

日本語において、格とはどの部分をいうのでしょうか? たとえばですが、「私は」、「は」、「私」のどれを主格というのでしょうか? また、「私はコーヒーが好きだ。」という文の、「コーヒーが」(or「コーヒー」or「が」)は主格なんでしょうか?意味としては目的語だと思うんですが、そのような分類とは基準が違うということなのでしょうか?

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回答No.1

>日本語において、格とはどの部分をいうのでしょうか? 格助詞「ガ」「ヲ」「ニ」「ノ」で表される部分です。 >「私は」、「は」、「私」のどれを主格というのでしょうか? 「ハ」は格を表しません。 主題であることを表します。 たとえば、 「私が この魚を 釣った。」 であれば、 「私は この魚を 釣った。」 (私が→私は) 「この魚は 私が 釣った。」 (この魚を→この魚は) 「ガ+ハ」「ヲ+ハ」はどちらも「ハ」だけになってしまいますので、その名詞が主格なのか目的格なのか、それだけでは判断できません。 ただし、「ニ+ハ」は「ニハ」となります。 山に 春が 来た。 山には 春が 来た。 >「私はコーヒーが好きだ。」という文の、「コーヒーが」(or「コーヒー」or「が」)は主格なんでしょうか? そうです。 ただし、そうではなく、対象格であるという人もいます。 他にもいろいろな名前を付ける人もいますが、主格の用法の一つと考えるべきです。 格というのは形式・形態であって、意味とは違います。 「太郎が 花子を 殺した。」 「花子が 太郎に 殺された。」 では、「太郎が」も「花子が」も主格ですが、殺す側と殺される側でまったく違います。 形態と意味を一対一で対応させてはいけません。 また、 「私はコーヒーが好きだ。」 の「コーヒーが」が目的語と感じるのは、英語の影響に過ぎません。 英語では目的格で表すと言うだけです。 ちなみにイタリア語ではこのようなとき、 コーヒーが 私に 喜ばす Coffee pleases to me. のような言い方をします。 言語によって、感情の対象を主格(ガ格)で表すか、対格(ヲ格)で表すか、与格(ニ格)で表すか、異なるのです。 さらに言えば、感情の主体(「私はコーヒーが好きだ」であれば「私」)も 日本語・現代英語→主格 イタリア語・古い英語→与格 だったりします。 繰り返しますが、 格と意味は一対一で対応しません。 言語によって、何をどの格で表すかは「ある程度」自由です。(一般的な傾向はあります)

noname#148604
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 そうですよね、「は」は格助詞ではなかったですね。 質問がまず間違ってしまっていたのですが、前半では本当は、 『たとえば主格なら、「私が」という文節単位で主格と呼ぶのか、それとも「が」という格助詞のそのときの働きを言うのか、もしくは格助詞の上につく名詞を言うのか』 ということが気になり、質問したいと思っていました。 「私が」という文節単位なのかな?と思うのですが、合っているでしょうか? 再び質問してしまって申し訳ないのですが、もしよろしければ教えていただけると嬉しいです。 >格というのは形式・形態であって、意味とは違います。 なるほど。覚えておきます。

その他の回答 (1)

回答No.2

#1です。 前回の回答で、 >日本語において、格とはどの部分をいうのでしょうか? 格助詞「ガ」「ヲ」「ニ」「ノ」で表される部分です。 という風にお答えしたつもりだったのですが。 >たとえば主格なら、「私が」という文節単位で主格と呼ぶのか、 >それとも「が」という格助詞のそのときの働きを言うのか、 >もしくは格助詞の上につく名詞を言うのか 「私が」は主格名詞です。 「が」という格助詞のそのときの働きは文全体を見なければ分かりません。 動作の主体かもしれないし、感情の向かう対象かもしれない。 「私」は名詞ですが、ここでは主格を持つ名詞です。 「が」は主格を表す助詞です。 「主格」というのは、「ガ」で表される格のことです。 「私が」も「が」も「私」も主格ではありません。 「私(が)」は主格を持つ、主格で表示される、ということはできます。 もちろん、これでは面倒なので、「「私(が)」は主格だ」、というのが普通ではあります。ただし、「僕はウナギだ」というのと同じで、「だ」は「=」の意味ではありません。 何が格を表すかは言語によって異なります。 日本語では助詞で表します。 英語では語順で表します。(代名詞は除く) ドイツ語では基本的には冠詞で、ときに名詞も格変化します。 der Mann(主格・単数)、den Mann(対格・単数)'the man' ラテン語では名詞が変化します。 つまり、格というのはある形式が表すもので、ある特定の形態素をさして「主格」と呼ぶのは適切ではないのです。

noname#148604
質問者

お礼

二回もすいませんでした。 ありがとうございました。

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