- ベストアンサー
丁寧な答え方
日本語を勉強中の中国人です。日本の大学に証明書の発行をお願いしています。「証明書の送り先を今一度知らせて下さい。(確か2カ所あるようでしたが、どちらに?)」という質問に対して、「送付先住所はAのほうがいい」という意味を丁寧に表現したいと思います。普通どのように表現するのでしょうか。次の二つはいかがでしょうか。ちなみに、次の二つの違いもよくわかりません。 1.送付先住所はAのほうにしていただいて結構です。 2.送付先住所はAのほうにしていただいてかまいません。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願い致します。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「~していただいて結構です」「~していただいて構いません」は、 相手がやった(言った)ことに対する評価、 あるいは、 相手がやろうとしていることに対する評価です。 こちらが一方的に依頼していることに関して使うのは、基本的には適切とは言えません。 なぜかというと、一方的な依頼の場合、【相手の言動を評価する立場にはない】からです。 「送付先はAのほうでお願い致します」 とするのが正しい表現です。 ◇ 1.送付先住所はAのほうにしていただいて結構です。 : 淡雪さんが商品を注文したときなどに、相手の会社が送付先住所を尋ねてきた場合、 このように答えることができます。 淡雪さんは顧客側なので立場が上になりますから、この表現が可能になります。 2.送付先住所はAのほうにしていただいてかまいません。 : 1と同じシチュエーションですが、1よりも消極的な満足度を表現しています。 (ex 1) 淡雪さん:鮭弁当ください。 店長:すいません、品切れしています。今日はハンバーグ弁当より残っていません。 淡雪さんがハンバーグ弁当を好きな場合。 「じゃあ、それで結構です」 と答えます。 淡雪さんがハンバーグ弁当をあまり好きではない場合。 「じゃあ、それでかまいません」 と答えます。 これは、暗黙のうちに、ハンバーグ弁当に対して心から満足していない気持ちを表明していることになります。 そのため、他の場面でこの表現を使うと相手に失礼になることがあります。 いずれにしても、 結構です も かまいません、もハンバーグ弁当に対する評価を表現していることにご留意ください。 顧客という強い立場なので評価という行為が可能になるわけです。 また、顧客という優位な立場の場合でも、 「じゃあ、それをお願いします」 「じゃあ、それでお願いします」 のように言うと丁寧な表現になります。 相手の言動に対する評価ではなく、こちら側から改めてお願いしていることになるからです。 ご質問のケースの場合、 1は積極的な満足度を示していますが、相手の言動を評価しようとしている点で失礼になります。 2は、相手の言動の評価というだけでなく、消極的な満足度という意味で、さらに好ましくない表現です。 不明点がございましたら補足なさってみてください。 ご質問文の内容は完璧です。特に、 ・証明書の発行をお願い【しています】 という箇所が、現在のシチュエーションにぴったり適合した良い表現です。
その他の回答 (4)
- cxe28284
- ベストアンサー率21% (932/4336)
かまいませんも 結構ですもそれほど意味は違いません。結構ですの方が幾分丁寧に聞こえます。 ただ例えば パン屋さんでサンドイッチを注文するとハンバーガーしかないと云われて、 仕方なくそれでもいいですよというニュアンスでそれで結構です。とかそれでかまいません。 といいますが、最初からどちらもある場合はサンドイッチをください。といいます。 この場合も2か所のうちのどちらかを選ぶことができるのですから、 Aの方にしてください。を丁寧に言えば、 「送付先の住所はAの方にして頂きたく、よろしくお願いいたします。」 「送付先の住所はAのほうにしていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。」 の方がよいのではと思います。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。とても参考になりました。本当にありがとうございました。
- yusuke0428
- ベストアンサー率47% (262/557)
こんにちは。 そうですね。どちらも問題はないように思いますが、 日本語のニュアンスとすると、やや違和感があったりします。 丁寧にしようとして、言葉を重ねすぎているからでしょう。 「結構です」と「かまいません」は、 この場合はどちらも「良いですよ」という意味ですか、 話し言葉で「結構です」と言う時には、日本人でも気を遣います。 言い方によって、「良いですよ」という意味の時と、 「お断りします」という意味になるときと、両方ありますから。 ためしに添削してみますね。 1は、「送付先住所はAのほうで結構です」で十分伝わります。 もしくは「送付先住所はAにしていただけますか?」でしょうか。 2は、「送付先住所はAのほうでかまいません」か、 1と同じで「送付先住所はAのほうにしていただけますか?」となります。 僕なら、次のように書きます。 「送り先はAにお願いいたします」 これで十分丁寧に、趣旨も伝わります。 日本語の勉強、がんばってください。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。とても参考になりました。本当にありがとうございました。
- qualheart
- ベストアンサー率41% (1451/3486)
丁寧な表現とは違いますが、「結構です」や「かまいません」は、基本的に相手の言っていることに対して「それで良い」という場合に使います。 仮に相手が「証明書の送り先はAでよろしいですか?」とたずねてきているなら、「送付先住所はAのほうにしていただいて結構です。」「送付先住所はAのほうにしていただいてかまいません。」という回答で良いと思います。 ですが、相手は「どちらにしましょうか?」とたずねていますから、この場合は「結構です」や「かまいません」と言うのは少し不自然です。(通じないという訳でもないですし、丁寧ではないということはないです。) この場合は 送付先住所はAのほうでお願いします。 と言うのが良いでしょう。 より丁寧に言うなら 送付先住所はAのほうでお願い致します。 と言うのが良いです。 「送付先住所はAのほうでお願い申し上げます。」という言い方もありますが、相手が大学の場合は尊敬語(相手を敬う)は良くても謙譲語(自分をへりくだす)は適していませんので、やはり「送付先住所はAのほうでお願い致します。」というのがベストだと思います。 ご参考まで。
お礼
ご親切に回答していただき誠にありがとうございました。
- banzaiA
- ベストアンサー率16% (100/595)
>証明書の発行をお願いしています お願いしているのですから、 >のほうにしていただいて結構です。 とか >のほうにしていただいてかまいません。 などはそぐわないと思います。 【送付先は、Aとしてくださるようお願いします。】 などはいかがですか。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。よくわかりました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。