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「送信」と「送付」のビジネス日本語での使い分け
日本語を勉強中の中国人です。ビジネス日本語についてお伺いします。「送付」と「送信」はどのように違うのでしょうか。郵送の場合、前者を使うのに対して、メールで送る場合、後者を使用するという私のその基本的な認識は正しいでしょうか。でも、メールの場合でも「送付」を使うことができるような気がします。 たとえば、「資料をA社に送信」と「資料をA社に送付」は皆さんにとって意識的に使い分けていらっしゃいますか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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送信…信号を送ること。 メールは電気信号なので"送信"です。メールだけの場合、"送付"は使用しません。 ですが、メールにファイルを添付する場合、その添付物を指して"~を送付いたします。"とメールの文中に記述することは多々あるかと思います。 質問文は完璧だと思います。若干、丁寧すぎる印象ですが。
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- technatama
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あなたの基本的認識は正しいと思います。 現在は通信手段が多くなってしまいました。 1990年代半ば頃までですと、一般的には郵便か電話しかありませんでした。 FAXがあっても、今のように各家庭で使えるほどのものでもありません。 会社ですとTELEXのようなテープに何列か細かい穴をあけたものを使って、事業所間の連絡に使うこともありました。 この場合は、モールス信号のようなものですから、送る方も受信する方も、当然翻訳する必要がありましたが、海外事業所とは時差がありますから、結構重宝された通信手段でもありました。 そのような過去の歴史を変えてしまったのが、Windows95の登場です。 最初は各部署に1台程度しか置かれなかったものが、瞬く間に1人1台になってしまい現在になっています。 そこで本題なのですが、今辞書を調べると、 【送信】とは、「通信を送ること」 【送付】とは、「送り届けること」 となっています。 つまり「送信」は通信機器を利用して情報を送ることに限定して使うのが、歴史的経過を考慮すると、正しいように思います。 現在では、PCの普及で、電子メールが誰でも使える通信手段になってしまいましたので、これによる情報の伝達の場合は「送信」を使うということだと思います。 「送付」は「モノ」そのものが存在し、その現物を送り届ける場合の用語になるのでしょう。 ですから、「資料をA社に送信」では、資料を電子媒体にしてメールに添付することを意味し、「資料をA社に送付」は資料の現物そのものを郵送で届けることを表現します。
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ご丁寧に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。いい勉強になりました。