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「限度」と「限界」の違いについて
- 「限度」と「限界」の違いについて教えてください。
- 日本語を勉強中の中国人です。「限度」と「限界」の違いは何でしょうか。
- 日本側からいただいた返事のなかで、「こちらで手配・送付する書類は、もうないでしょうね。他の人又は部署との関係もあり、限度かと思います」という文があります。上の文の返事としては、「教育部の要求は大変ややこしくて、私も限界です」という文の方が自然ですか。
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簡単にいうと「限度」は数値で表せるもの、「限界」はそうでないものだと思います。 >「こちらで手配・送付する書類は、もうないでしょうね。他の人又は部署との関係もあり、限度かと思います」 この場合、「発行する書類は、もう1枚もないですね?」というように、枚数のことを言っているのなら「限度」です。 再発行の手間のことを言っていて「面倒なことはもう今回限りにしてくださいね」という意味なら 「限界」だと思います。 お返事の「教育部の要求は大変ややこしくて、私も( )です」は、「限界」です。
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- m2052
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限界は「超えてしまう」ことが意識されています。 限度は「範囲内で耐えている」ことが考えられています。 ご返事に入れるのは「限界」です。「これ以上は対応できない」という自分に余裕がある、ないが前面にでています。 「限度」をいれると「手間をかけられない」とか「我慢できない」という意思がでてしまいます。 先方からの「……、限度かと思います」は「手間をかけられない」の婉曲な表現です。 根拠ありませんが、この場合、界は超えると質が変わっていまう区切り、度は同じ程あいの差異という意味があるかもです。
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早速のご回答ありがとうございます。よくわかりました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
- cxe28284
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こんばんは 1、限度はそれ以上は超えられない区切り。限った程度 同義語 限界 2、限界は物事のこれ以上はないと云うぎりぎりのさかい。かぎり。 限度という言葉の方が少し固い感じがします。出来る限りのことはしています。 最初の文章では限度の方があっています。限度はもうこれでで精いっぱいですと云う 目安(程度)をあらわしています。 限界の方が固い表現にもくだけた表現にも用いられます。 「もう我慢も限界だあ!」「大地震を予知する事は、今の科学では限界なのだろうか。」 「教育部の要求は大変ややこしくて、私も限界です。」の方が自然です。 お手上げです。give up です。と云う感じがでています。
お礼
こんばんは。ご親切に教えていただきありがとうございます。ニュアンスはよくわかりました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
- hakobulu
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1. 基本的には、程度と範囲の違いとお考えになると良いでしょう。 「限度」は、「そこまでと限られている【程度】」のことです。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E9%99%90%E5%BA%A6&stype=1&dtype=0 「限界」は、「物事の、これ以上あるいはこれより外には出られないというぎりぎりの【範囲、境】」のこと。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E9%99%90%E7%95%8C&stype=1&dtype=0 「わたしは肉まんが好きですが、一度に食べられる限度は6個です」 などのように使います。 「一度に食べられる程度=6個」という意味。 「わたしは肉まんを6個も食べました。これ以上食べられません。もう限界です」 のように使います。 「お腹の中の状態が、一度に食べられるぎりぎりの範囲に至りました」という意味。 2. 今回日本側からいただいた返事のなかで、「こちらで手配・送付する書類は、もうないでしょうね。他の人又は部署との関係もあり、限度かと思います」という文があります。 上記の文のなかの「限度」は「限界」に置き換えることができるでしょうか。 : この文の場合は、置き換え可能です。 それぞれ微妙にニュアンスの違いが出ます。 限度=「わたしができる仕事の程度は、今回の手配・送付作業まで、と限られます」というニュアンス。 限界=「わたしができる仕事のぎりぎりの範囲は、今までやってきた作業と今回の手配・送付を含めたものです」というニュアンス。 いずれにしても、手配・送付という作業をこれ以上することは難しい、という内容になっています。 ただ、絶対にできない、という意味ではありません。 手配・送付するという作業が大変で困っている、というニュアンスです。 もし、また発行してもらう必要が出た場合には、相当丁寧な文面で依頼する必要がありそうです。 3. また、上の文の返事としては、「教育部の要求は大変ややこしくて、私も( )です」という文の( )の中に、「限度」と「限界」のどちらをいれたほうが自然でしょうか。 : 「限界」が自然です。 限度の場合は、 「教育部の要求は大変ややこしくて、通常の仕事の限度を超えています」 などのように使います。 ただ、淡雪さんが依頼する立場だとすれば、依頼した側が「限界・限度」という表現を使うのは(これ以上は難しいです、という意味なので)適切とは言えません。 「教育部の要求は大変ややこしくて、実は私も難渋しております」 などのように表現すると良いでしょう。 4. a. >いま、中国教育部の要求に応じて、ある証明書の発行の件で日本の大学と連絡をしています。 →いま、中国教育部の要求に応じて、ある証明書の発行の件で日本の大学と連絡を【とって】います。 : 「連絡をしています」の場合は、「日本の大学【に】」とする必要があります。 今回のシチュエーションでは「~と連絡をとる」という表現が適切でしょう。 b. >一回目で発行していただいたものはだめなので、文面を変えたり修正したりして、もう一度発行していただきました。 →一回目で発行していただいた【ものには不備があったので】、文面を変えたり修正したりして、もう一度発行していただきました。 : 意味は通じますが「だめ」は幼い表現です。 この文では「不備」と言い換えると良いでしょう。 また、「あった」と過去形にする必要があります。 「不備があった→もう一度発行していただいた」 という事実の順番が明確になります。
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早速のご回答ありがとうございます。よくわかりました。とても参考になりました。本当にありがとうございました。
- kentaulus
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淡雪さん、こんにちは。 この文章の「限度」は、「限界」と、ほぼ同じ意味ですね。 一般的には 「限度」は「範囲・度数」を示し、 「限界」は「境界」を示します。 ですので、少し違う意味(ニュアンス)になります。 添付図のように、 「限度」は、限界に近い可能域の一部分です。 「限界」は、限度(可能域・許容範囲内)と不可能域(許容範囲外)の境界ですね。 「限界」は、「100%の能力・極限状態」に似た意味です。 例 * オリンピックに出場する選手は、出しうることができる限界(100%)の力を出した者だけが、 優勝のチャンスを勝ち取る機会を与えられる。 - この文章の場合、「限度」を使うと誤用になります。 * 彼の曖昧な態度により、 私の怒りの限度(許容範囲)は限界点(臨界)に達する寸前である。 > 「教育部の要求は大変ややこしくて、私も( )です」という文の( )の中に、 「限度」と「限界」のどちらをいれたほうが自然でしょうか。 どちらでも使えます。 淡雪さんの許容範囲内(まだ少し余裕が有る)なら「限度」を使用し、 極限状態なら「限界」を使うのが自然です。 **「しない」と「できない」の差異はご存じですよね? しない・・・・・Do Not する・・・・・・Do できる・・・・・Can できない・・・・Can Not
お礼
kentaulusさん、こんばんは。いつもありがとうございます。 グラフの説明も大変分かりやすいです。わかるようになりました。本当にありがとうございました。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。よく理解できました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。