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鏡をご神体として祀る習慣はいつ頃から?
昔の日本人は 何故鏡をご神体としたのでしょうか? 中国にそういう風習があったのでしょうか。 よろしくお願いします。
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>昔の日本人は、何故鏡をご神体としたのでしょうか? 太陽信仰の関係ですかね? 古代では、「闇(夜)は魔物の世界」と考えていた様です。 日本でも、「神護石(こうごいし)」が多くの信仰の対象になっています。 太陽の光が反射して、古代人は「神」を感じたのでしようね。 「自然=神」でした。 山・木・空・川・・・。至る所に神が居ます。 中国の魏から、銅鏡が日本に渡ってくると「鏡は、神秘的な物」と考えます。 中国では、鏡は「日用品」に過ぎません。 卑弥呼の時代では、鏡は「光を反射し、世の中を映す権力の象徴」となります。 が、扱いを誤ると「魔境」となる事も考えていた様です。 その後、古事記の「天岩戸(あまのいわと)」で光と影が強調され、天照神話が誕生します。 「天照=太陽」との説もあります。 天照が隠れると、世の中が明るくなる。天照が隠れると、世の中が暗くなる。 太陽の光を映す事が出来るもの=鏡ですね。 仏教には「本尊」として、仏像があります。 が、神様の姿は誰も見た事がありませんよね。 日本では、「自然礼拝に変わって、信仰の対象」になったのです。 鏡とは神霊により似通った物であり、その物に神霊が宿っているとの考えです。 天照大神も「私に会いたければこの鏡を見なさい」と言われた事が神話に書かれているようです。 仏教も、真言・天台・浄土など色々な宗派に分かれています。 神道も例外でなく、(明治から1945年までは統一)色々な宗派に分かれています。 宗派毎に、色んな説があります。