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日本の歴史
例えば江戸時代に忠実に誰が誰を斬ったとか、何で分かるのでしょうか?人伝え?例えば平安時代に、誰が天下を操る為に兄弟を暗殺したとか、誰と誰が取り持って結婚したとか分かるんでしょうか?推測がかなり入ってるのでしょうか?
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歴史には史料と呼ばれる「歴史的事実を知るための手掛かりを記した書物や記録」が数多くあります。 代表的なところでは『大日本古文書』『大日本古記録』などの史料集があります。 『大日本古文書』は貴族や寺社に伝わる文字通りの古文書を所有者毎に編纂したもので、『大日本古記録』は貴族の日記が中心です。 また官位(役職)に就任した際の記録などは「公卿補任」という史料に詳細な記録が残されています。そしてご存じかもしれませんが、奈良時代から平安時代にかけて編纂された『六国史』と呼ばれる一応は公式の歴史書をはじめ、平安時代から鎌倉時代にかけて編纂された軍記物や四鏡、更に中世では「愚管抄」や「太平記」「神皇正統記」などの歴史書も編纂されています。 ただ「公式史料」は現代でも同じですが、権力者にとって都合の悪いことを書かないことも殆どであるなど、史料を読む時には1種類ではなく必ず複数の史料に目を通すことが求められるので、史料に接するときには注意が必要です。 史料の典拠や出典元を調べるには『史料綜覧』や『群書類従』などを参照することも良いでしょう。
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- staratras
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基本的には文字で書かれた資料(歴史学でいう史料)によります。 応仁の乱など多くの史料が失われた戦乱もありましたが、日本には比較的昔の史料が多く残っていて、例えば奈良の正倉院には幸運にも約1300年前の奈良時代の文書そのもの(紙の裏が再利用されたため残ったので原形のままではありませんが)が残されています。平安時代では有職故実が重視されたこともあり多くの貴族が事細かな日記を書いています。江戸時代まで下れば史料は旧家の蔵にあるものまで含めて膨大な量です。古い時代では薄く木を削った短冊状のものに文字を書いた木簡や石碑の碑文、金属製の墓誌、鉄剣の象嵌、鏡の銘文など、紙以外に文字が書かれた遺物も歴史を調べる有力な手がかりになります。ひとことで言えば確実な史料の裏付けをもとに記述した(記述すべき)ものが歴史で、史料に裏付けられないものはフィクションか仮説だと思います。
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ありがとうございました。個人的には平安時代にとても興味があるので、平安時代は位が高い高貴な人には何人も付き人がいて日記が残っているのは何となくわかります。それ以外にもあったのですね。よくわかりました。ありがとうございました。
- bgm38489
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主に、文書で伝わっているものが多いですね。例えば、織田信長に対しては、太田牛一の「信長公記」など。後世の人が書いたものには、いろんな逸話が混じっているものがありますが、この人は織田・豊臣・徳川の時代に生きた人だけに、かなり史実に近いものを書き残しています。
お礼
やはり文書でしょうか。だから信長はテレビでも本でも取り上げる回数が多いのでしょうね。 ありがとうございます。
お礼
大変興味深く読まさせて頂きました。 古書は好きなので探して読んでみたいと思います。 ありがとうございました。