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無限級数とC^∞級についての質問
- 無限級数とは数列を加法で結んだものであり、C^∞級とは無限階微分可能かつ連続であることを指します。
- マクローリン展開における余剰項について、e^xのマクローリン展開ではn次以上の項を余剰項と呼びます。
- 余剰項は、項数n以上の全ての項を足し合わせたもので表現されます。
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ちょっと機械的だけど、補足質問に一つずつ答えます。 「e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n+R(x^(n+1)) e^x=Σ[n=0~∞]((x^n)/(n!)) が同じである事が理解出来ないので、気持ち悪いと書かせて 頂きました。」 それは、e^x=Σ[n=0~∞]((x^n)/(n!))が成り立つということが既に分かってるんであれば、簡単ですよ。 剰余項R(n+1)(ここではこの記号で行きます)のそもそもの定義は、 R(n+1)=e^x-(1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n) …(1) である、と考えればいい。 だから、 e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n+R(n+1) …(2) は自明です。 だから、e^x=Σ[n=0~∞]((x^n)/(n!))と級数展開できることが分かってれば、全てのnについて、 1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n+R(n+1)=Σ[k=0~∞]((x^k)/(k!)) が成り立つのも当たり前のことです。 この話には注意すべき点がもちろんあります。 まず、テイラーの定理は、(2)のような自明な関係を述べてるだけのものじゃありません。 R(n+1)が、(1)とは違う、自明でない、意味のある式表現(というか、R(n+1)がとりうる値の範囲かな)を持ってることを、述べてますよね。 alice_44さんが言ってるように、R(n+1)にはいくつかの式表現があります。 どれも、(1)で定義される、e^xとn次マクローリン多項式との差の、評価の仕方であるということです。 また、級数展開可能性は、(2)において lim[n→∞] R(n+1)=0 …(3) であることを確かめないと、分かりません。 だから、上のように級数展開可能性を前提として議論するんじゃなくて、剰余項を定義し、その値を評価し(テイラーの定理)、その極限によって、級数展開可能性の条件を求める、というのが普通の話の順序です。 「e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n+R(x^(n+1)) なぜ、n+1だけ剰余項として記載されるのでしょうか?」 そもそも、R(n+1)が(1)で定義されてるから、各nについて、(2)のような表現ができる、ということに過ぎない。 「e^xはC^∞級なのに、n+1乗で終わっているのが理解できない 点です。」 これも上と同じ。 全てのnについて(2)のように書けることは、無限級数で表せることを、意味しません。 (3)がないとダメです。 kabaokabaさんの回答を読み直してください。 「また、C^1級関数は、y=|x|^2という認識でOKでしょうか?」 つまり、y=x^2(xは実数)ですか? これはC^1級だし、C^∞級でもあります。 1階微分できて1階導関数が連続なだけでなく、何回でも微分できますよね。
その他の回答 (6)
気持ち悪いって、どういう意味でしょう。 記号R(x^(n+1))が気持ち悪い→これは確かにちょっと気持ち悪い。 R_(n+1)(x)とかの方がいいんじゃないでしょうか。 剰余項が何に依存してるか考えて、いいのを選んでください。 級数じゃなくてn次多項式と剰余項の和で表すのが気持ち悪い→指数関数のように級数展開可能な関数については、気持ちいい方でどうぞ。 n+1階微分可能な関数はn次テイラー(マクローリン)多項式と剰余項の和で表せる、というのは、単に、1つの定理(テイラーの定理)の内容です。 定理が一般のC^∞級関数について含意するのは、全てのnについて上のことが成り立つ、ということだけ。 級数展開可能性を含意してはいません。 級数展開不可能または級数展開可能か未証明の関数について、級数表現と、n次多項式+剰余項とを、等しいかのように扱うのはまずいでしょう?
補足
ご回答ありがとうございます。 e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n・・・ e^x=Σ[n=0~∞]((x^n)/(n!)) は同じである事は理解できます。 e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n+R(x^(n+1)) e^x=Σ[n=0~∞]((x^n)/(n!)) が同じである事が理解出来ないので、気持ち悪いと書かせて 頂きました。 e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n+R(x^(n+1)) なぜ、n+1だけ剰余項として記載されるのでしょうか? e^xはC^∞級なのに、n+1乗で終わっているのが理解できない 点です。 また、C^1級関数は、y=|x|^2という認識でOKでしょうか? お手数をお掛けしますが、ご回答よろしくお願い致します。
- kabaokaba
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端的にいってしまえば 自分勝手に定義をでっち上げるのはやめて 一般的な定義(広く認知されている定義)を きちんとした書籍で勉強しなさいな これに尽きます.岩波の解析概論で文句を言う人はいないだろうから そういう本を読みましょう. それと無限というものを数と同じように扱ってはいけません. ですので, >C^∞級とは、f(x)無限階微分可能かつf^∞(x)が連続である事だと認識しています こんな認識は論外です. 関数fがC^∞級であるとは, 「任意の自然数nに対して,fのn階導関数f^{(n)}が存在することをいう」 です.任意の自然数でOKなのだから n+1階のf^{(n+1)}も存在するので必然的にf^{(n)}も連続です. 決して「無限回微分可能」のような「怪しい」無限は定義には含まれません. 記号としてイメージしやすいのでC^∞というような表現をするだけです. 勘違いしてそうなので,ついでにいうと,関数がC^∞級であることと 級数展開可能であることは同義ではありません. たとえば f(x) = e^{-1/x} (x>0) f(x) = 0 (x<=0) という関数はC^∞ですが,x=0で級数展開できません(背理法で示す). 展開できる関数はC^∞よりももっと小さくてC^ω級と呼ばれます(解析関数という).
補足
ご回答ありがとうございます。 C^ω級という表現を見かけたことがあります。 級数展開可能であることを示すのですね。 C^∞級は常に級数展開可能だと考えてました・・・ ありがとうございます。 e^xは一般的には、C^∞級と表現されるのでしょうか? それとも、C^ω級と表現されるのでしょうか? 立場によってそれぞれ使い分けられるのでしょうか? 他の方にも補足質問させて頂いたのですが、 C^n級はn階微分可能という事ですよね。 C^∞級とC^n級の違いってなんなのでしょうか? 任意階微分とn階微分って同じように思うのですが・・・ ご回答よろしくお願い致しますm(_ _)m
- alice_44
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第一点: 級数を無限個の加法と解釈できるのは、 級数が絶対収束する場合だけです。 条件収束する場合には、単に 部分和の極限と考えるに留めるべきです。 第二点: C^∞級は、無限階微分可能ではなく、任意階微分可能です。 何回微分してもよいけれど、微分する回数は有限であり、 f^∞なんてものが定義される訳ではありません。 第三点: テーラーの定理について調べてみれば、 たいていの文献に、剰余項の表現が2~3種書いてあります。 Wikipedia程度のモノにもちゃんと書いてあるから、 googleなどで探してみるとよいでしょう。
補足
ご回答ありがとうございます。 勉強になります。 C^∞級は任意階微分可能は理解しました。 C^n級はn階微分可能という事ですよね。 C^∞級とC^n級の違いってなんなのでしょうか? 任意階微分とn階微分って同じように思うのですが・・・ また,C^1級関数とは、1階微分可能な関数だと 認識しています。 C^1級関数の例としてu = -x^2 + 3xy^3が挙 げらているのですが、多項式の関数はC^∞級 ではないでしょうか? 例えばC^1級関数は、y=|x|^2という認識でOKでしょうか? また、 マクローリン展開 微分 http://okwave.jp/qa/q6660665.html 極限値 問題 http://okwave.jp/qa/q6677152.html にも、補足質問させて頂きましたのでご回答頂けないでしょうか? ご回答よろしくお願い致しますm(_ _)m
f^(∞) これは、Tacosanさんが言ってるように、定義されてないと思います。 無限階微分だと言うけれど、それも同様です。 試しに f^(∞)=lim[n→∞] f^(n) みたいに定義してもいいけど。 でもこの右辺は、(たとえfがC^∞級でも)連続うんぬん以前に、収束しないこともある。 剰余項 ここの補足質問の意味が分かりませんでした。 e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n・・・ これ、右辺の最後を・・・としてるのは剰余項を省略してるのか、それともn以降もずっと続く無限級数なのでしょうか。 どっちにせよ、剰余項の式は、e^xの、n次マクローリン多項式では表しきれてない剰余の部分を、評価しやすい形で表現してるからこそ、意味があると思います。 剰余項を見れば、極限を考えずにn次までで切ってもこれくらいe^xの値に近い、というのが分かるじゃないですか。 それに、この剰余項がn→∞の極限で0に行くかどうかが、級数展開可能性で肝心なわけなので。 マクローリン展開 単にマクローリン展開と言われたら、マクローリン級数で表せばいいんでしょう。 e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・ e^x=Σ[n=0~∞]((x^n)/(n!)) この2つは同じなので、一方が良くて他方がダメってことはない。
補足
ご回答ありがとうございます。 勝手にf^(∞)と書いてしまい、すいません・・・ 駄目だという事がわかりました。 剰余項に関しては、 e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n・・・ とn次以上を・・・と表記しました。 e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n+R(x^(n+1)) は、n+1乗だけ記載するのがなんだか気持ち悪いです。 理由を教えて頂けますか? e^xは、∞級数だと認識しています。 ご回答よろしくお願い致しますm(_ _)m
- Tacosan
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f^∞(x) はダメ. f^(∞)(x) と書こうと (d^∞/dx^∞)f(x) と書こうとだめなものはダメ. いずれにしても定義されていない. もちろん「あなたが定義すればいい」んだけどね. あとマクローリン展開の剰余項で n+1乗だけを考えるのは, 「x が 0 に近い」ことを念頭に置いているから. 0 に近い x に対して |x|^(n+1) > |x|^(n+2) > |x|^(n+3) > ... でしょ?
正しい認識を持ってるか、自分自身、自信ないです。 自分の認識も正されるのを期待して…。 無限級数とはそういうもの↓ Σ[k=1~∞] ak あるいはa1+a2+a3+... で、級数という言葉も無限級数を指すことが多い。 有限個の項の和は、個人的には単に「和」って言ってます。 こういうのは、級数とか有限級数とか呼んだりは、個人的にはしてこなかったなあ。 級数は和の極限だから、やっぱり和とは別物って感じがするし。 強調の必要あり、と思ったら、有限和とは言うけど。 それに対応して、級数を無限和と言ったりも。 ちなみに無限級数Σakが与えられたら、Σ[k=1,...,n] akを元の無限級数の第n部分和と言ったりします。 C^∞級ですが、まあ、何回でも微分可能だ、ということ。 f^∞ ← これは何じゃろう。 n階微分はf^(n)と書くよね。 lim f^(n)のことかとも思ったけど、これはfがC^∞級でも存在するとは限らないし。 C^∞級の定義は、何回でも微分可能、ということに尽きるんじゃないでしょうか。 マクローリン展開: e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n これは=ではなくて、右辺はe^xのn次マクローリン展開(あるいはマクローリン多項式)。 e^x=Σ[n=0~∞]((x^n)/(n!)) ↑これの右辺がマクローリン級数で、その第n部分和が、n次マクローリン展開なんでしょう。 e^xからn次マクローリン展開を引いて出る差が、剰余項。 剰余項がどう表されるかっていうのは、それが面白い所なので、テキストをじっくり読んで下さい。 そこはもうちょいマトを絞ってくれないと、テキストの内容をコピペする以外、答えようがない気がしますが、どう思いますか?
補足
ご回答ありがとうございます。 f^(∞)(x)はf^(n)(x)を真似て無限階微分を表したつもりです。 (カッコ)を付け忘れました。このような表記はまずいのでしょうか? (d^∞/dx^∞)f(x)と表記しても駄目でしょうか? 微分可能であれば、関数は連続ですね。 忘れてました。ありがとうございます。 余剰項に関してですが、 e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n・・・ でも良いでしょうか? 例えば、余剰項をR(x^n+1)と表記すると教えて頂いたのですが、 n+1乗だけ表記しているのはなんだか気持ち悪いです・・・ e^xのマクローリン展開を求めよと言われたら、 e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n・・・ e^x=Σ[n=0~∞]((x^n)/(n!)) どちらでもOKでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 新しく質問させて頂きますので、よろしければご回答よろしくお願い致します。
補足
ご回答ありがとうございます。 級数展開の可能性は剰余項、lim[n→∞] R(n+1)=0であることを確かめ なければならないことは理解できました。 ※以下で話す関数は、全て級数展開可能とします。 C^n級とは、n階微分可能な関数を意味しますよね。 C^∞級とは、n階以上微分可能な関数のことを指して言うのでしょうか? 剰余項について、 e^x=Σ[n=0~∞]((x^n)/(n!))・・・A e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n+R(n+1)・・・B AとBが等価なのが理解できません。 AはΣの範囲が∞です。Bは任意の自然数nです。 e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n+R(n+1)とすれば、 e^x=1+x+(1/2!)x^2+・・・+(1/n!)x^n+R(n+1)は自明ですが、 私が理解出来ない点は、AはΣの範囲を∞ととって表現しているのに、 Bは任意の自然数nまで級数展開して、それ以降を剰余項で表しています。 Bは無限級数展開可能であるのに、n+1で打ち切っているのが理解出来ない点です。 >「また、C^1級関数は、y=|x|^2という認識でOKでしょうか?」 すいません。質問が悪いでした。 y=|x|はx=0で微分可能でありません。 つまり、y=|x|はC^0級だと認識しています。 そこで、y=|x|^2はx=0で一階微分できるので、C^1級と考えました。 この考えはおかしいでしょうか? 以上、本当に何度も申し訳ないのですがご回答よろしくお願い致しますm(_ _)m