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人骨発見 白骨死体と文化財の境界は?

人骨発見 白骨死体と文化財の境界は? 富山で6000年前の人骨が発見されたというニュースを見ました。そこで思ったのですが、警察沙汰になる白骨死体と考古学的な文化財の境界ってあるのでしょうか。何年前なのかによって決まるのでしょうか?詳しい方がいましたら、お教えください。

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回答No.2

 遺骨が単独で文化財になることはありません。何千年前の遺骨だろうと、ただの白骨死体です。その遺骨が周囲の遺跡と密接に結びついていることが確認されたなら文化財的な扱いになります。あるいはすでに化石化した新発見の古生人類の遺体だった場合とか。  警察沙汰になるのは刑事上の不審遺体だと判断された場合です。明らかに殺害された痕跡があっても1000年、2000年前の遺体が警察沙汰になることはありません。事件になるのは遺体の主が現代社会の構成員だと確認された不審遺体の場合です。不審遺体じゃ無ければ数年内に死んだ人の遺体でも事件にはなりません。最近はかなり減ったと思いますが、田舎の方ではまだ土葬の習慣が残ってたりして、そういうところでは山中の簡単な墓地に遺体を埋めたりするので、土砂崩れ等の災害によって墓地が破壊されて遺体が露出する場合があります。また、開発等で古い墓地を知らずに掘り返してしまうこともあります。また、災害で生き埋めになった人の遺体が発見されることもあります。  最近になって殺人事件の時効が無くなりましたが、これまでは時効が存在したので、もう時効になってるような古い遺体だと事件にならなかったと思いますが、今後はどうなるかは知りません。ただし、犯人等の当事者がいなくなってしまっては意味がないので、100年を超えるようなものは事件としては扱われないかと思いますが。

innocentboy
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 古くても不審死体、新しくても非不審死体・・・複雑ですね。勉強になりました。

その他の回答 (3)

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.4

 同じような事は外国にもあります。 1996年の6月、アメリカ合衆国の北西部ワシントン州で、第二次世界大戦時の軍用機のお祭りがありました。それを見に行った近くの学生が二人、コロンビア河の川岸を歩いている時、偶然つまづき、人骨を発見して近くの警察に届けました。  アメリカでは先住民墓地保護法(NAGPRA)というのがあって、まず人骨は先住民の人骨かどうかの検査があり、先住民の場合は、然るべき部族に返還される事になっています。警察医はヨーロッパ人と判定しました。  ところが死因が石製の槍であったため、カリフォルニア大学アーバイン校の放射性炭素測定の結果9000年以上前のものと判明。コロンブスよりも、何とか言う中国人よりも、バイキングよりも、ずっと前にヨーロッパ人が居た。アメリカ大陸の先住民は、アジアからベーリング海峡を渡って行ったという、従来の説が崩れました。  さらに早く埋葬したいと言う周りの先住民と、こんなに古い人骨は珍しいので調べたいという学者との間に人骨の奪い合いが始まりました。まだこの件は解決していません。詳しくは下記を  http://en.wikipedia.org/wiki/Kennewick_Man

noname#140269
noname#140269
回答No.3

人骨が発見された場合、まず警察に全て引き渡されます。そこで解剖学の教授や先生により、事件性は無いか、傷跡、DNA、各種痕跡等が詳しく調べられ、その人骨が殺害された人間の人骨と認定されると、死亡推定日時も算出されます。殺害方法まで判るのですから「法医学」は凄い。それでも判別できない場合は「専門学者」の登場となる訳で、骨の形状や損壊具合等により、江戸時代の人骨だ、戦国時代の人骨だとか言う話になるわけです。境界線と言うよりは、法医学者と専門学者の連携ですね。

回答No.1

 それ、私も思いました・・・(笑) 貝塚の中から出てきた みたいですしね。 まぁ、仮に6000年前の71人連続猟奇殺人事件の被害者だったと しても・・・犯人や被害者家族を含めた当事者さん達が皆、骨になって しまっている程の昔ですからね。 遺伝子鑑定で子孫を突き止めても、立件は至難の業でせう(´_`;

innocentboy
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 そうですね。もしこれを「事件」とするなら時空捜査官みたいなのが必要ですものね。

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