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分詞構文
長文読解の点において分詞構文というのはキーポイントになることが多いじゃないですか。その時に出てくる分詞構文の性質として、原因、理由、条件、譲歩、付帯状況と色々ありますがその中で付帯状況と言うのがどうもピンとこないので、付帯状況についての説明と、分詞構文上での付帯状況の説明を交えて教えてください。あと、もしよければ、入試の英文読解に出やすい分詞構文の例を挙げて、それを分解して詳しく教えてください。皆さんの頭脳をもってこの難題をどうかこの無能な僕に教えてください。
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まず、分詞構文が表すものは一応は分類されているのですが、あまりそれにこだわらないほうがよいかと思います。 たとえば、日本で有名な本である「英文法解説」の著者江川奏一郎氏も「分詞構文を時・理由などに分けたのは、分詞を含む文全体からそういう意味が出てくるのであって、分詞自体にそういう意味があるわけではない。(p.346)」と述べています。 それを踏まえて付帯状況と分類される例文を挙げると、 The typhoon hit the city, causing great damage. She was standing on a ladder picking apples. She went through the drawers looking for the sweater. (前出図書p.344,345) などです。 これ以外でも、付帯状況と言えるような例文として、 Johnnie, shaking his fist at him, called him every name he could think. He talked on and on, the audience beginning to feel bored. あと、withがつくと付帯状況を表します(p.348) With darkness closing in, the rescue party decided to break off the search. 上記は現在分詞の例ですが、過去分詞の場合は江川氏も明確に分類できないものが多いと述べています。 つまり、平たく言うと分詞構文というのは「そういう表現方法である」と覚えてなじむしかないということだと思います。 では。
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補足です。 分詞構文で「付帯状況」を表すものは非常に多くて、特に小説では多用されます。 たとえば流行したハリーポッターから抜粋すると、 "An' they haven't invented a spell our Hemione can' do," said Hagrid proudly, making Hermione go a brilliant shade of magenta.(Harry Potter and the cahmber of secrets p.116, J.K. Rowings) "Come on," Ron said cajolingly, giving the steering wheel a little shake, "nearly there, come on--"(同p.75) などなど数え切れないほどあります。 ご参考になれば。
お礼
ご協力ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。
- big_barn
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こんばんは。 付帯状況は主文に添える表現で、次の2つに分けられます。 (A)2つの動作が同時に行われる場合:「~しながら」 (1)The girls sat on the grass, looking at the setting sun. (少女たちは沈んでゆく夕日を眺めながら、草の上に座っていた。)→夕日を眺めている状況下で・・・ (B)動作や出来事が続いて起こる場合:「~して、そして」 (2)A young man came up to her, asking (=and asked) her to dance with him. (ひとりの若い男が彼女のところにやって来て、自分と踊ってくれと頼んだ。) (A)の用例では、「○○の状況下で」というニュアンスが付帯状況です。以下の例も(A)と同様です。 (C)付帯状況を表す独立分詞構文は、withをつけた形をとることが多くあります。 (3)The little girl called out to her mother, with tears running down her cheeks. (その少女は頬に涙を流しながら母親に大声で呼びかけた。)→涙を流している状況下で (4)He sat in the chair with his legs crossed. (彼は足を組んで椅子に腰掛けていた。)→足を組んだ状況下で (D)次の様な例もあります。 (5)Don't talk with your mouth full. (食べ物をほおばって話すな。)→口にほおばった状況下で (6)Listen to me carefully with your book closed. (あなたの本を閉じて私の話を注意して聞きなさい。)→本を閉じた状況下で (7)The bear stood there with his tongue hanging out. (熊は舌をだらりと出してそこに立っていた。)→舌をたらした状況下で これらは、(C)の場合のbeingの省略とも考えられます。
お礼
色々な参考書を引用して僕に教えてくださってありがとうございました。本当に感謝しております。次回もどうか僕の右手となって助けてください。本当にありがとうございました。
お礼
ためになる余談を交えての説明はなかなか見事なものでした。僕も話を聞いていてとても楽しい時間をすごしたような気がします。とても勉強になりました。心より感謝します。ありがとうございました。