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お頼めになれます
お頼めになれます 「それがお友達ってものなの?」と、女はつい誘われて子供っぽく言ったが、後はまた吐き出すように、「えらいと思うわ。よくそんなことが私にお頼めになれますわ。」 上の文ですが、可能表現の尊敬語についてお聞きしたいです。「お頼みになれます」や「お頼めになります」というのが普通ではないでしょうか。どうして「お頼めになれます」と言うのですか。教えてもらえると助かります。
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「頼む」を尊敬語にするには、連用形「頼み」を「お・~になる」ではさんで「お頼みになる」、でそれを可能表現にすると、「お頼みになれる」→「よくそんなことが私にお頼みになれますわ」が正しいですよね、多分。 「お頼めになります」というのも不自然な気がするんですが、こういう表現もありましたっけ? 「頼む」の可能で「頼める」、これを「お・~になる」ではさんで「お頼めになる」という構図かと思いますが、こう言うのでしょうか。 例えば一般的な動詞「書く」でやってみると、 ・書く→お書きになる→お書きになれる→お書きになれます これは正しいですよね。 ・書く→書ける→お書けになる→お書けになります 「お書けになる」の時点でもうおかしな気がするんですが。 ちょっと検索したらこんなのを見つけました。 http://www5a.biglobe.ne.jp/~minnami/link207.htm >(9)(正)お書きになれる /(誤)お書けになる (誤)ガラス・プラスチック・板など、どのような物にもお書けになる特殊なペンもございます。 (コメント:「書く」の可能動詞「書ける」の連用形「書け」を、尊敬表現の一形式「お…になる」に入れた冒頭例の言い方は不自然である。下に付く「なる」を可能動詞「なれる」に改めた「お書きになれる」が自然な言い方である。なお、「お書けになれる」は可能の意が重なり、さらに不自然。)
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- SPS700
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前えに「よく」があると、可能の表現が後に来るのが自然です。 1。私に向かって「よく」そんな生意気なことが言えるわね。「言える」は「いう」の可能系です。 2。君は目が悪いのに「よく」そんな細かい仕事ができるね。これも「する」の可能表現の「出来る」と見ていいでしょう。 ですからこの場合、「なります」ではなくて「なれます」と可能お表現になるのが自然だと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。参考になりました。
お礼
丁寧な回答をいただきありがとうございます。大変勉強になりました。小説の中にも誤用の場合があるんですね。