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「何かと思ったら」の後半部と「たら」の意味
日本語を勉強中の中国人です。「何かと思ったら」の後ろに、普通どのような内容の文が後半部に続いていますか。ここの「たら」はどういう役割でしょうか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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「大変申し訳ないのですが、山田さんにひとつお願いしたいことがあるのですが」 「えっ? い、いったい何ですか」 「今日のランチをご一緒していただけないでしょうか。一人で食べるのはつまらないものですから」 「何かと思ったらそんなことですか。喜んでご一緒しますよ。いやあ、真剣な顔で話すから、すごく深刻な悩みでもあるのかと思いました」 というように、「何かと思ったら」は「深刻な話をするのかと思って身構えていたら」というような意味で使われ、その後には「あまり深刻な話でなくてほっとした」というような内容の文が来ることが多いようです。 「先輩、俺、この前から悩んでることがあるんですけど」 「おう、どうした。仕事で何かミスでもしたのか。それとも彼女とうまくいってないのか。なんでも相談に乗るぞ」 「山田屋のラーメン、近頃ちょっと味が落ちてますよね。だからランチは他の店に変えようかと思ってるんですけど、山田屋の主人とは結構仲良くなってるんで、他の店に行くのも悪いような気がするし。先輩どう思います?」 「なんだお前、何かと思ったらそんなくだらない話か、ばかばかしい。そんなの山田屋に行って『おじさん、最近ちょっと味落ちてない?』って言えばすむことだろ。そんなこと俺に相談するな」 のように、大事な話かと思ったら下らない話だったのであきれた、というような場面でも使えます。 というように、「何かと思ったら」という表現は、重要な話や深刻な話かと思ったらそれほど重要な話や深刻な話でなかったのでちょっと拍子抜けした、というときに使われる時が多いように思えます。 ただ、そういう意味ではなく、単に予想していない内容の話だったというときにも使えます。 「なんだい相談事って」 「うん。実は来月の結婚式のことなんだけどさ、彼女のおじいちゃんが急に入院しちゃったんだよ。もしかしたら結婚式を延期しなくちゃならないかもしれないんだけど、準備はもう進んでるし、どうしようかと思って」 「何かと思ったらそういうことか。それは大変だな」 のような場合、ここには拍子抜けしたというような意味はありません。予想していない内容だった、という意味です。 またこの表現は「話」だけでなく「もの」についても使えます。 「おい山田、俺すごいもの手に入れたんだぞ」 「何だよ」 「今見せてやる。じゃ~ん。どうだすごいだろう」 「うわっ! 何かと思ったら広島の黒田投手の直筆サインじゃないか。すごいな。どうやって手に入れたんだ?」 のような場合、予想もしていなかったすごいものだったという意味で「何かと思ったら」が使われています。 以上ですがいかがでしょうか。ご不明の点などありましたら補足をつけて下さい。
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- kamikazek
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「何かと思ったら」 =「何かと思った+そうしたら」 あるいは「何かと思っ(てい)たら」。 しかし、「何かと思ったら」のほうが、「何かと思っていたら」より すこし早い時間の変化を感じさせるため。 これは日本語の、日本人の神経の無駄に重要な文体質がこのように 細かく細分化して使い分けられる文体ですね。 そしてこの文体に続く文体は。 提説している本人の予想とは、逆、あるいはまったく違う出来事が起きる現象の 内容の文が、多くの場合続きます。 そして、「・・・たら」 という文のあとに、 べつに変化もなにもおきない文体を続けたモノが「漫才 漫談」です。 「って・・ そのままやないかい」など。
お礼
早速ご回答いただきありがとうございます。いろいろ参考になりました。
- princelilac
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意外、予想外の結論が続く場合です。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。とても参考になりました。
お礼
ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。会話の形で教えてくださって、とてもわかりやすいですね。おかげさまで、よく理解できました。助かりました。