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あいまいな日本語に関する質問
- 日本語の「AがBするCのD」という表現は複数の意味に取れる
- 「私が尊敬する部長の奥様」の対象は部長と奥様の両方
- 表現を一義的にするためには「を」を使って目的語を明確にする
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仰る通りだと思います。 学生時代、英語の和訳でこのことに悩んだ記憶があります。 このような点に無神経な書物が多くとても不快に思います。 No.1の方の表現は不自然なように思います。 また2通りの意味に取れるのですから、2通りの書き方が必要な筈です。 私なら2文に分けますが、スマートに見えないのが残念です。 「私は部長を尊敬する。その奥様…」 「私は部長の奥様を尊敬する。その方…」 人と物が混在する場合でも誤解されるケースがありますね。 「かわいいA子さんのバッグ」など
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- cyototu
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余談に成りますが、youtubeで久しぶりに島倉千代子の「この世の花」を聞いていたら、 赤く咲く花青い花 この世に咲く花数々あれえど と唱っていました。昔私の友人が言うには、「この歌おかしいよ。赤く咲く花赤い花だろ、何で青い花なんだ」って文句言っていました。ですから、その後私は、「赤く咲く花赤い花」って唱うことにしています。
お礼
たいへん興味深い例だと思います.ご回答ありがとうございました.
- Ishiwara
- ベストアンサー率24% (462/1914)
長い間、技術翻訳やマニュアル執筆をやってきました。日本語に限らず、どんな言語でもそのような問題があります。 また、機器などのユーザーとしても、日常「読んでも分からない文章」に悩まされています。 書いた人にとって自明でも、読む人は悩むものです。対策の一つとしては、1つのセンテンスの中で「もがく」よりも、センテンスを分けてしまうことです。特に「私の尊敬する部長の奥様」は2つのことを同時に言おうとしており、部長が<私の部の部長>であるかどうかも曖昧です。これらはセンテンスの分割よって解決します。
お礼
ご回答ありがとうございました.責任ある立場の方にとっていは,本当に困ってしまう問題だと思います.たいへん説得力があると思います.
- cyototu
- ベストアンサー率28% (393/1368)
私が尊敬している部長の、その方の奥様は、、、 部長の奥様で、私が尊敬しているその方は、、、 これで、全く曖昧なしに意味が一義的になっていますね。
お礼
ご回答ありがとうございます.「~の~の」(~には名詞が入る)という構造が曲者のような気がしてきました.ご提示いただいたように,その構造を改めると,一義的になりますね.
- cxe28284
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「私の尊敬する、部長の奥さまはとても親切な方です。」 という文でしたら部長のは奥様を修飾しているだけで、 尊敬するは奥様にかかると思いますが、どうでしょうか。 ただ部長の奥さまを尊敬している事だけを言いたいなら 「私は部長の奥さまを尊敬しています」でしょう。 文脈でだいたい分かるとは思いますが・・・。
お礼
ご回答ありがとうございました.読点を挟むだけで,ずいぶん違った印象になるものですね.たいへん参考になります.
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
おっしゃる通り「 私の部長の尊敬する奥様」は尊敬の対象では一義的ですが、尊敬者は私とも部長とも取れますね。
お礼
ご回答ありがとうございました.ご提示いただいた表現も,言葉の問題を考える時,大変参考になります.御礼申し上げます.
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
「私の部長の尊敬する奥様」で一義的。
お礼
早速の御回答,たいへんありがとうございます.ただ,お答えいただいた表現だと,「尊敬する」の主語が2通りに取れないでしょうか?「私が奥様を尊敬する」「(私の)部長が奥様を尊敬する」,どちらにも取れるような気がします.
お礼
ご回答ありがとうございます.翻訳作業などでは,いい加減なことが許されませんよね.書き手は,自分の言葉が一義的かどうか,注意を払う責任があると思います.