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短調の旋律短音階について

短調の旋律短音階について 短調の旋律短音階は上向形と下向形をセットで書きますよね。そのとき下向形はなぜ第7音、第6音も自然短音階に戻してしまうのでしょうか。・・・確か下向形のとき導音は必要ないからだとか聞いたような・・・これがあっているとしたらなぜでしょうか。 本当に申し訳ないのですが私は音楽ド素人なのでできるだけ簡単にお願いします。

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回答No.3

なぜといわれると非常に難しいのですが、主音というものは旋律の中で非常に強い終止感をもっています。(どうしてかはいまだにわかりませんが、人間の耳は確かにそう聞きます。) この終止感(つまり、ああ終わったという感覚)というものが旋律を書く上では非常に重要で、下から主音に向かうさいには、全音よりも半音のほうがより強く終止を感じることができます。このため、下から主音に上がる場合、主音の下の音程が全音である場合には#をつけて(調によってははbを外して)半音にします。このように、主音のひとつ下の音は主音を導く音なので導音といわれるわけです。短音階の場合、導音だけを半音あげるとその下の6度と7度(導音)の間の音程が開きすぎて不自然になるので、第6音も半音あげます。 下降の場合は主音に向かうわけではないので、主音->導音で終止感がある必要はありません(というかあるとかえって邪魔)。なので、下降の場合は元に戻します。 中世からバロックにかけてはまだ現在の長音階、短音階というものが成立しておらず、いろいろな音階(正しくは旋法といいます)がそんざいしていましたが、その中で主音と第7音の間が全音である場合には半音上げるという習慣ができました。ドイツ音名が C-D-E-F-G-A-H-C になっているのはこの名残で、もともとは C-D-E-F-G-A-B(変ロ)-C という音階だったものが、あとで、Bの代わりにBを半音上げた音が音階に入ったので、その新しい音にHという名前をつけた結果、現在の音階になり、もともとの音階音だった変ロがBとして残っているわけです。 えっと、何が言いたいかというと、人間の耳は下から主音に向かうときには半音の音程差で主音に入っていくことを好むという性質があるということで、その人間の性向にしたがって長い時間を賭けて現在の形が出来上がってきたということです。

rch66426
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  • lilact
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回答No.2

>下向形はなぜ第7音、第6音も自然短音階に戻してしまうのでしょうか。 戻すのもありますし、戻さないのもあります。 戻さない音階(上向も下降も同じ音)をジャズ・マイナー・スケールと言いますが、ポップスやジャズではよく見られます。 どちらを使うかということは、聴いた感じで好きなようにということですね。

rch66426
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  • sanori
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回答No.1

こんにちは。 旋律短音階をそのように決めた最初の人が誰で、また、どういう理由でそのようにしかたを知る人はいないはずです。 しかし、私は理由を断言できます。 イ短調で下ってくるとき、ソとファに#が付いていると、 ラ ソ# ファ# ミ レ まで8個中5個も鳴らした段階においても、いったい長調なのか短調なのかがわかりません。 最後から3番目の ド が鳴ったところでようやく判定できる、ということになってしまいます。 つまり、下向きスケールが「自然な短調」に聞こえるようにするためには、自然短音階とするのが当然です。 また、そうすることで、上向きスケールと下向きスケールを続けて鳴らすと、叙情的で美しいスケールに聞こえやすいということもあると思います。 子供の頃にハノンを弾いていたとき、そう感じたものです。 >>>確か下向形のとき導音は必要ないからだとか聞いたような・ その判断は絶対ではありません。人によって、あるいは、場合によって変わります。 もしも、何かの音楽理論で「(絶対に)不要」と書かれているならば、その理論は間違いです。 歌のメロディーでも、♪ラ・ソ#・ファ#・ソ#・ラ- のようなパターンはよく出てきますし。 以上、ご参考になりましたら幸いです。

rch66426
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