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音楽の何とか長調、何とか短調がわかりません
こんにちは。かなり音楽おんちなので変な質問すみません。普通の(?)音階ってドレミファソラシドで、これはハ長調だと思うんですが、素人の私からすると、なんでこれ以外にイ長調とかト短調とかがあるのか不思議なのです。だって、すべての音って♯、♭も含めてドレミファソラシドでたぶん表せるわけで全部ハ長調でいいと思ってしまうんですが、どの曲もすべてハ長調だと何の不都合があるんでしょうか?やっぱりかなり見当違いな質問でしょうか・・。ついでにもう1つ。作曲家が曲を作るとき、「よし、次の曲はニ短調で作ろう!」とか決めて作るんでしょうか?この質問もやはり見当違い?
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>すべての音って♯、♭も含めてドレミファソラシドでたぶん >表せるわけで全部ハ長調でいいと思ってしまうんですが、 >どの曲もすべてハ長調だと何の不都合があるんでしょうか? つまり楽譜の始めに調号を置くのではなく、すべて臨時記号で まかなえば良いのではないか?という疑問ですよね。 もちろんすべて臨時記号でも演奏できないことはないのですが、 臨時記号がたくさん必要になる調の場合、その都度臨時記号を 付けていくことだけでも大変な手間になります。 特にオーケストラで演奏する曲を作曲する場合、すべての楽器の 楽譜を手で書いていかなければいけないわけで、五線が何十段にも なることも稀ではなく、臨時記号を付けていくだけで膨大な 時間を費やしてしまうでしょう。 そして作曲家が頑張って臨時記号だらけの楽譜を書いたとしても それをもらった演奏家にしてみれば、ゴチャゴチャした読み にくい楽譜・・・ということになってしまいます。 プロのオーケストラなどはコンサートでも必ず楽譜を見ながら 演奏するので、ゴチャゴチャした楽譜では非常に演奏しづらいです。 調性が定まっていれば変化する音(♯や♭のつく音)は決まって いるのですから、五線の始めに調号を付けることで臨時記号を なるべく減らすようにしたのは合理的な方法だと思います。 また質問者さんがハ長調のドレミファソラシドを普通の音階だと 思っているのは、質問者さんが学校などで音楽を習ってきた際に ハ長調の音階を基本としてきたからです。 逆に考えれば、440Hzの周波数の音をA(ラ)と定めて、さらにその 2倍の周波数をもつ音を1オクターブ上のA(ラ)と定めて、その間の 周波数をある一定の比率で配置していったものを西洋音階でいう ハ長調として規定し、それを規準として一番単純に弾けるように 設計したのがピアノやオルガンという楽器になり、そのハ長調を 規準にしたピアノやオルガンで音楽を学習してきた我々はハ長調を 基本的な音階のように感じている、というわけです。
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- welt1579
- ベストアンサー率27% (5/18)
皆様述べられていることその通りとして、ちょっと別の見方から。。。 ハ長調、イ短調だけのシンプルな音楽を考えた時、物足りなさを感じます。それは転調です。 想像ですが、転調というは、とてもドラマティックなことなのだと考えています。 ソナタ形式でなぜ転調するか言えば、始まって、経過して、違うほうにいくんですよ~、と言っている訳です。で、展開部を迎えて、またもとの調性に戻って、今度は同じ調性ですよ~、と言って曲、楽章を締めくくります。 転調し、複雑になることで、音楽の世界は深みと広大さを増していくのだと思いますよ。 ちょっとずれたかもしれません。すみません。
お礼
いえいえ、有難うございました。転調とは良く聞きますが、意味はよく知らないんですがね。すみません。
- puni2
- ベストアンサー率57% (1002/1731)
>全然関係ない新たな疑問なんですが、 こういう場合は,新たに質問を投稿した方がいいですよ。 元の質問とそれに対する答えをやりとりしている中で,話の流れから自然に出てきた質問(たとえば回答の中の○○という言葉の意味が分からない,とか)ならいいですが,今回の場合は,失礼ながら本当に「全然関係ない」質問なので,最悪の場合,管理人に削除されてしまうかも知れません。 一般の掲示板では,そんなふうに話がどんどん流れていくこともよくありますが,ここはあくまで「質問をして,それに対する答えが示される」という形で一つのまとまりを作るというのが運営方針です。 で,一応書いておきますと, >オーケストラ用の曲(たとえばベートーベンでもモーツァルトでもいいんですが)を作る人はすべての楽器の楽譜を作るのかしら そうです。 ピアノの楽譜では五線譜が2段(右手と左手)並んでいますが,オーケストラですと楽器の数だけ並んでいます。 ページの上から下まで,少なくても10段程度,多いのになると40段とか(現代の作曲家などだと,もっとあるかもしれない)。 これを「スコア(総譜)」といいます。指揮者が見ているのがこれです。 このほか,演奏者が譜面台に置いて見ている楽譜がありますが,こちらは原則として自分の楽器の分だけ,つまり第1バイオリンなら第1バイオリンの譜面しか載っていません。 これをパート譜といいます。 >・・当然そうなるとすべての楽器をひけないとだめですよね。 弾けるに越したことはないですが,何十種類もの楽器を弾ける人はめったにいないと思います。 でも,演奏まではできないとしても,少なくとも知識として,それぞれの楽器の特性とか,音域はどこからどこまでかとか,そういったことはきちんと把握しておかないと,作曲はできないですね。 そうはいっても,「こんな音出るわけないよ~」というような音符が書いてあることもたまにはあったりするようですが。(うんとたまにですけど) 作曲家がうっかりしたのか,それとも演奏家にがんばってもらおうと思ったのか。
お礼
あー、たいへん失礼しました。何気なく新たな質問を書いてしまいました。それにしても、丁寧にお答えいただいてありがとうございました。なぞがひとつひとつ解けました。
- 安房 与太郎(@bilda)
- ベストアンサー率27% (228/822)
ハ長調の歌をト長調で唄っても(無伴奏なら)問題はありません。 ハ長調をハ短調に編曲すると(半音の位置がずれて)曲想が変ります。 以下“長短×嬰変”24音階の組合せが存在します。(*一部重複) <PRE> C ↓ハ長調(フ=ファ) 鍵盤:□■□■□□■□■□■□□ 和名:ハ-ニ-ホヘ-ト-イ-ロハ 音名:ド-レ-ミフ-ソ-ラ-シド 英名:C-D-EF-G-A-BC 番号:1-2-34-5-6-78 cm↓ハ短調(長34が短23、長78が短67と左に寄る) 鍵盤:□■□■□□■□■□■□□ 和名:ハ-ニホ-ヘ-ト-イロ-ハ 音名:ド-レミ-フ-ソ-ラシ-ド 英名:C-DE-F-G-AB-C 番号:1-23-4-5-67-8 C#↓嬰ハ長調=変ニ長調(*嬰ホ長調=ヘ長調) 鍵盤:□■□■□□■□■□■□□■ 和名:-ハ-ニ-ホヘ-ト-イ-ロハ 音名:-ド-レ-ミフ-ソ-ラ-シド(移動ド式) 英名:-C-D-EF-G-A-BC 番号:-1-2-34-5-6-78 c♭↓変ハ短調=ロ短調(*変ヘ短調=ホ短調) 鍵盤:□□■□■□□■□■□■□ 和名:ロ-ハニ-ホ-ヘ-トイ-ロ 音名:シ-ドレ-ミ-フ-ソラ-シ(固定ド式) 英名:B-CD-E-F-GA-B 番号:1-23-4-5-67-8 </PRE> 西欧のクラシックは8度音階(実際は2半音を含む全7度音程)で、 日本の演歌・民謡などの東洋音階は“シファ抜き”5音階と呼ばれます。 無調12音階で書かれた現代音楽は、とても不安な感情を伝えます。
お礼
わかりやすい図解ご丁寧にありがとうございました(たいへんでしたでしょう)。URLの平均律クラヴィーア曲集ってすごいですね。なんか運命とかアイネクライネ~とか曲名がつかなくて区別できるのかしらと勝手に心配・・。
こんにちは。 皆さんは、正論での解説ですので、無理やり(馬鹿々々しい)例え話で表現して見ました。 西洋音階の「長調」「短調」←を血液型(占い的分類で)で表現すると(血液型Aは長調で比較的メジャーな物です) 一方、短調には(B型とAB型とO型が)有ります。→「自然短音階」と「和声短音階」と「旋律短音階」とが有る。結構複雑でそれぞれ気質が違います。 --------------- 短音階(短調の説明は面倒くさい「複雑なので省きますが。」) 長調の「ハ長調や♭付きや♯付き」の話は、カラオケへ行ったとき、自分の声のキーと違ってて、(高過ぎたり低すぎたりで)歌い難いとき、音程を変更(上げ下げ)しますよね。←これを移調(する)と言いますが、詰まりは、♯や♭を少し付けたり一ぱい付けたりして、長調としての体面(形式)は保ちつつ、音程(音の高さ)を変えていますが形式的には(理論的)変わりが無いので音の高さが変わっても、不自然には聴こえません。 又、逆に♯や♭の曲を、ハ長調の曲にする事も出来ます。例えば、ハ長調のハーモニカを一本しか持って居ない場合、♯や♭の付いた曲は無意識の内にハ長調に移調して吹いています。 --------- 短調では、上に掲げたように複雑なので簡単に実験出来ませんが。 長調の場合なら、キーボードの(ド)→から「トレミファソ~」(レ)→から「トレミファソ~、(レ♯)→から「トレミファソ~」(ミ)→から… と12個のキーを順番に「トレミファソ~」と、弾いてみると、同じ、トレミファソ~ と弾く為には黒鍵が一個…や複数使わないと、ドレミファ、に成らない物まで有りますよね。 ♭が付く物には「ヘ調を除く」(変)←と言う文字が頭に付来ます。「例えば2個つくと→変ロ長調」 ♯で(嬰)←と言う字が頭に付くのは「例えば、6個付くと→嬰ヘ」と成ります。 ↑ 何故? かと言うと、そう言う決まりらしいです… ------------ 馬鹿々々しい例えで、失礼します。
お礼
ありがとうございました。カラオケの例はよくわかった気がします。血液型のご説明もどうもありがとうございました。(なんとなく)よくわかりましたよ。みなさんほんとうにお詳しいですね。
- otschan
- ベストアンサー率46% (13/28)
長調と短調のお話は置いておいて、長調同士(ハ長調とイ長調など)、短調同士(ロ短調とト短調など)の場合についてお話します。 半音の間隔がすべて均等である平均律(現代のピアノの調律がそれに近い)であれば、質問者さんのおっしゃるとおりです。単に音の高さが違うだけです。ある特定の調(たとえばハ長調)が身体に染み付いていれば、“高いな”とか“低いな”とか感じる。それだけだと思います。音の相対的な高低からくる印象だけだと思います。 ただ、平均律が出てくる前は、さまざまな調律(キルンベルガー律とか、ヴェルクマイスター律など)があって、音の幅が、同じ半音でも、均等ではなかったのです。ですから、同じ長調(短調)でも、雰囲気の違いがあったようなのです。 しかし、そういった話とは別に、楽器の特性があります。たとえば、バイオリンでしたら、フラット系の調よりもシャープ系の調の方が、開放弦が共鳴するし、音程がとりやすいので、よく響きます。ですから、(統計をとったわけではないのですが)バイオリンのために書かれた曲の長を見ると、おそらく、シャープ系の曲の方が多いと思います。
お礼
昔はいろんな調律があって音の幅が違ってたのですか。いろいろ興味深い話が出てきますね。私にはまだ少し難しいところもあってお恥ずかしい限りですが・・。どうもありがとうございました。
- scho
- ベストアンサー率42% (9/21)
どの曲にもまず元になる音階というものが存在します。 まず長調と短調の違いです まず長調の音階はドの音から始まって全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音 とまたドの音に戻ります。これが理由で音階は明るく聞こえます そして短調は 全音、半音、全音、全音、半音、全音、全音。そしてこれは暗く聞こえます。 短調か長調かあらかじめ知っていることによって、その曲は明るく聞こえるべきか暗く聞こえるべきかがわかります。そうでなければ作曲する側も、演奏する側も混乱してしまいます。 それで次は ドレミファソラシド あるいは ハニホヘトイロハ ですが、○長調の○にあたるものは、音階の主音のことです。さっきも言ったように短調は長調には全音半音のような決まりがあります。ですから元になった音階を見てみると、この決まりによって種類を分けざるを得ません。 まあ科学で言うと物質にはfamilyがありgroupがあるというようなものでしょうか。(意味不明?) 実際作曲や演奏をしていると絶対になくてはいけないものだということがわかると思います。 わけのわからない文章ですみません。日本語で楽論とったことがないので・・・
お礼
ありがとうございました。そうですね、実際に作曲も演奏もしない私には理解しづらいところなんでしょうね。familyとgroupというのはよくわかりませんでした(w)。すみません。
- Ta595
- ベストアンサー率57% (525/911)
こんにちは。 質問者さんのお言葉を引用しながら話を進めたいと思います。 >すべての音って♯、♭も含めてドレミファソラシドでたぶん表せるわけで 他の方がおっしゃっているような例外はありますが,概ねその通りです。 >全部ハ長調でいいと思ってしまうんですが、どの曲もすべてハ長調だと何の不都合があるんでしょうか? ニ長調の曲のハ長調の曲と呼ぶのはもちろん間違いです。この辺りは,物理や数学でいう定義のようなものですので,そう理解していただくしかないと思います。 では,なぜそういう定義ができたのか,という所ですが。 ハ長調もニ長調もト短調も,使う音は12個で同じだ,と言われれば,これも概ねその通りです(同じではない場合もありますが,今回,その説明は割愛します)。 が,ハ長調とニ長調では,同じ「ハ」の音でも,曲の中での役割が全然違います。説明するとかえってややこしくなるかもしれませんが,「ハ長調のハ」は音階の「ド」の役割,「ニ長調のハ」は音階の「シ♭」の役割です。 つまり,同じ12個の音を使っていながら調の名前が違うのは,中心となる音が違うからです。 音階の「ド」の音の役割を担っている(つまり,曲の中心となる)音名を名前に用いて,「ハ長調」とか,「ニ長調」とか呼んでいます。 例えば,ニの音を中心にして作られた曲を,ニ長調(またはニ短調)と呼ばなくても,曲そのものが変わる訳ではありませんので,大きな不都合はないかもしれませんが,曲の構造がそうなっているのですから,ニ長調(ニ短調)と呼んだ方がスマートではあると思います。 >作曲家が曲を作るとき、「よし、次の曲はニ短調で作ろう!」とか決めて作るんでしょうか? なぜわざわざ中心となる音を変えて作曲しているのか,というところについては, ・○調は○○な雰囲気,というある程度の共通認識があり,「○○な雰囲気の曲にしたいから○調で曲を作ろう」と考える (これは質問者さんがおっしゃっているパターンですね。調性を変えると本当に曲想が変わるのか,というのは,実際に経験していただくのが一番かと思います。) ・初めから,24曲1セットにして全部の長調・短調を使う,という意図で曲を作る。 (こちらはピアノ曲に多いパターンです) ・頭に浮かんだメロディーがたまたま「○調」だった などの理由が考えられます。
お礼
有難うございました。特に作曲をするときの調の決め方はなるほどなと思いました。どうでもいいですが、曲名に調が付くのってクラシックだけですね。交響曲第5番ト短調とか・・。すべての曲にあるわけだから、例えばいとしのエリーハ長調とか、ドリフのズンドコ節ニ短調とか付けてもいいのに。
- dennou2000
- ベストアンサー率62% (18/29)
>これはハ長調だと思うんですが、素人の私からすると、なんでこれ以外にイ長調とかト短調とか >があるのか不思議なのです。 まず、ハ長調だけでは、暗い曲が書けないのでイ短調は必要ですね。 最低、長調と短調(これも自然的、和声的、旋律的とか3つほどあります。)が必要になります。 じゃあ、これで済むかというと、人が歌う事や楽器での演奏を前提とすると、 それぞれ歌える音域(広い人もいますが)、奏でられる音域に範囲と高低があります。 すると、その範囲と高低に合わせて、ハ長調・イ短調(ラ=440Hzとする)以外の音階が 必要になります。 また、今の音階は半音含めて1オクターブ12音からなっています。 しかし、現代音楽では、半音のそのまた半分の音・・「微分音」(例:CとC#の中間)を 音楽表現上使いたいという欲求があったりします。 ポピュラーソングでもたまに見かけます。 CHAGE&ASKAの曲にあったような記憶があります。 そうすると、ハ長調どころでは済まなくてもっと複雑な音階になります。 また、西洋音楽以外に目を向けると、アイヌ民族の伝承音楽、インドネシアの音楽は、 この微分音を多用していたりして、やはり単純な長調と短調だけでは済みません。 以上、音楽表現という点ではとてもハ長調、イ短調だけではまかないきれないということです。 それから、作曲家の方々は人それぞれなんではないでしょうか? メロディが先に浮かんで自分の絶対音感で判断したり記譜したら○○長調だったとか、 逆に、「□□長調はこんな特徴があるから今回は□□長調でいくぞ」という人もいるのでは ないでしょうか?
お礼
なるほど。その12音というのは西洋音楽に端を発しているものなのですね。微分音とは・・・数学を思い出しましたが、それはともかく、曲調に合った長調・短調を選んで曲は作られるものなのですねぇ。ありがとうございました。
- 2018
- ベストアンサー率22% (240/1058)
こんなサイトもありますよ。ギターですが。 http://guiterboys.livedoor.biz/archives/15396252.html この場合Am(エーマイナー)マイナーは短調なんですけどね。 http://www.fantastic-music.com/web/riron04.html こちらの方がわかりやすいかな。 ここは面白いです。 http://page.freett.com/daiouhakusyaku/text/ssm/code01/code01.htm と、まったくじぶんで説明してないので、卑怯なわたしですが。 作曲するひとは、色々あると思うのですが、私は最初にト長調の曲を自分で短くていいので作りなさいと言われましたねえ。 そうやって、前提があって作るときもあれば、なんとなく弾いて、譜面を書いていると、あ、こりゃ「○長調」だわ。とか。 特に最後のサイトには面白いことが書いてありますよ。
お礼
ありがとうございます。ギターの世界でエーマイナーとか言うのを聞いたことがありましたが、メジャーとかマイナーというのも長調、短調ということなんですね。私はギターなんてさっぱりなので、そういうのがわかる人はカッコいい・・。
- E-1077
- ベストアンサー率25% (3258/12620)
現在学校などで教えている「音楽」は西洋音楽で、その中でもドイツ音楽が主流なんですね。ベートーベン最高!バッハ最高!見たいな感じ。で、彼らの音楽は12平均率という12個の音の全てが同じ幅で調律された楽器に基づいて書かれているわけです。でも・・・。違うんですよね。ご存知のようにミとファの間には半音がない。とか・・。シとドの間にもないですね。 とするとこれもまた本来は改良する余地があったのかもしれません。しかし、人間の耳に心地よいとされている音の調整であったことは間違いないですね。 さてそれらの音の流れが音階ですが、長調と短調の区別は付きますよね? 簡単に明るいか暗いかの違いでかまいませんよ。で、ドから始まる長調とレから始まる(ニ)長調、と、どんどん行っても同じには聞こえないんですよ。これは不思議ですね。同じドレミじゃないか!と思われるでしょうが、違います。私は固定ドという感覚がありますので、ハ長調はドレミに聞こえますがニ長調はレミファ#に聞こえるのです。これだと全然違う音だと思っても仕方ないでしょう?しかも印象が全く違う。ト長調の曲をハ長調に書き換えて弾くととんでもない仕上がりになるのです・・・。間の抜けた感じ。 だから作曲家が曲を作るときはやはりその曲にあった音階で作ることになります。中心になる音が違えば曲の感じは全く違うのですからね。 従って、楽譜上あちこちに突然#や♭が出てくると演奏に困りますから、曲の最初に統一してこれから先の道案内をしているのです。 「この先ファには全部#を付けて演奏して下さい。はずすときはナチュラル記号を特別に付けてあります。従ってこの曲はソの音が中心の長調です」 という具合ですね。弾く方は「ああそうなの」って思えば良いんです。 ハ長調はハ長調の良さ。 ト長調はト長調の色。 と言う具合なんです・・・。 分かってもらえたかなあ。
お礼
ありがとうございました。#2さんと#3さんのお答えを拝見して、ようやく気付いたことがあります!たとえばニ長調の場合、ファが#になるということは、ピアノならハ長調の普通のファの音は絶対に叩かないということですね。間違ってたら恥ずかしいですが、それならなんかすべて納得行く気がします。逆にハ長調の場合は絶対黒鍵は弾かないとか・・。
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お礼
なるほど。ハ長調でも臨時記号というのを用いれば#、♭の音を途中で出せるけれど、ゴチャゴチャしてしまうので便宜上最初に定義してしまうわけですか。ありがとうございます。全然関係ない新たな疑問なんですが、オーケストラ用の曲(たとえばベートーベンでもモーツァルトでもいいんですが)を作る人はすべての楽器の楽譜を作るのかしら・・当然そうなるとすべての楽器をひけないとだめですよね。