※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:自然的短音階がほとんど使われないと言われるのはなぜ)
自然的短音階の使用についての疑問
このQ&Aのポイント
自然的短音階の使用がなぜ少ないのか疑問に思っています。
音楽の教材によっては自然的短音階が無視されているような書き方をしているものがあります。
自然的短音階の使用について詳しい方の意見を聞きたいです。
自然的短音階がほとんど使われないと言われるのはなぜ
こんにちは。
自然的短音階について、ずっと前から疑問に思っていることがあります。
共同音楽出版社の「楽典」(上・下)という本を持っているのですが、旋律の音階固有音を見分ける方法として、
「短音階の第7音は、変化記号が付けられていない時は2度下行します。したがって、2度上行して主音に進むことも、跳躍進行することもないわけです。」
と書かれているんです。
これは旋律的短音階の場合ですよね?
自然的短音階にはこの理屈は当てはまらないはずです。
にもかかわらず、ここでは短音階の第7音はいかなる場合でもこのルールに従うかのように書いてあって、それ以外のケースはありえないかのように扱われているんです。
でも実際には、変化記号の付かない第7音が2度上行したり、自由に跳躍進行したりするケースというのはたくさんあって、つまり自然的短音階の曲は探せばいくらでもあるということは明らかなのに、この本に限らず、世の入門書とか理論書の多くが、自然的短音階はほとんど使われないというようなことを書いているんです。
自然的短音階が和声論にとって都合の悪いものであるからといって、仮にも音楽の指導書や入門書と呼ばれるものが、こんなふうに実際の音楽現象を歪曲して、自然的短音階を徹底的に無視するようなことがまかり通っていてもよいのでしょうか?
このことについて何かご存知の方がおられましたら、是非お話をお伺いさせて下さい。
よろしくお願い致します。
お礼
お礼が遅れてしまって申し訳ありません。 頂いたお言葉を頼りに本を見直しておりました。 他の指導書と同様、内容は系統的に組まれている書物なので、これより前の箇所に、三種類の短音階についての説明は当然ながらあります。(そしてこれもまた他の本と同じなのですが、自然的短音階は実際にはほとんど使われることはない、というふうに述べられているのです。) また、問題の一節のすぐ後には譜例が掲載されており、更にその後には、譜例の旋律は短音階の別で述べると旋律的イ短調になります、というようなことが書いてあります。 しかし、「旋律的短音階の見分け方」というような前置きはどこにもないので、これだけではやはり、実際の短音階には和声的短音階と旋律的短音階の2種類しかないと言っているような印象を受けます。 それで、更に見直していて思ったのですが、この箇所の直前には、音階固有音の見分け方というのが他にもいろいろと紹介されているんですね。 そしてその中には、「ある音が跳躍進行する場合、その音は音階固有音になります」とか、「ある音が次の音に2度上行、下行する時も高さが変わらないのであれば、その音は音階固有音になります」というようなことが書かれていて、これって自然的短音階の第7音にも当てはまるんじゃないかと。 つまり、明確には述べられてはいませんが、一見、短音階の導音ではない第7音と思われる音が、旋律的短音階の規則に当てはまらずに、自由に跳躍進行したり、2度上行したりする場合、これはもう自然的短音階ですよ、と暗に示されているのかもしれません。 それを裏付けるように、本文のいたるところに「まず第一にそれぞれの音階固有音について熟知していること」という旨の前置きが述べられています。 また、終わりのほうには「以上、この項で述べてきた、音階固有音の見分け方、および調の判定の方法などは、必要に応じて適宜併せて用い、できるだけいろいろな角度からみつめることによって、より確実に調の判定がなされなければなりません。」と記されています。 ですからここでは、どうやら少々突き放したような乱暴な説明がされていて、それを読む者に対しては、各音階についてすでにしっかり理解していること、広く柔軟に対応出来ることが求められているようです。 >クラシック系統の楽典では、そのようなことは少ないと思うのですが~ 今まで逆だと思ってました。クラシックは古典的で非寛容、ポピュラー音楽は何でも貪欲に取り込むため自由で寛容というイメージがありましたが、ポピュラーの実情は必ずといってよいほどハーモニックマイナーだというご指摘に、どうやら自分の見方は違っていたのかもしれないと考えるようになりました。 昔のアニメや特撮ヒーローものの主題歌はナチュラルマイナーも使われているみたいですけどね。 ちなみにこの「楽典」という本はクラッシック系です。用いられている和音記号に長三和音か短三和音かの区別は無いですし、ナポリの和音の説明とかありますし。 というわけでなんとか解決しました。 親切丁寧なアドバイスを賜り、どうもありがとうございました。