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悲しくなる日本
- 国粋主義というほどでもありませんが、日本の心性と文化をとても嬉しく思っていました。
- 大東亜戦争への歩みをしてしまいました。
- 日本は自国の自衛隊の訓練や助言ないしは、指導者としてどうしてカーチス・ルメイに依頼しなければならなかったのでしょう?
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2のほうは、源田実氏がアメリカから勲章を受けたのでその返礼の意味があったという話を聞いたことがあります。 1については存じませんが、当時をご存知の世代の方ならお分かりでしょうが、占領当時に日本がいいとか悪いとか嫌だとかそういうことを占領軍に対して全くいえなかったのはよくご存知だと思います。下山事件みたいなこともありましたしね。 米軍による対日戦略爆撃は、第二次大戦の中でも最も成功した作戦のひとつだったと思います。地味ですけどね。米軍はドイツに対しても戦略爆撃をしていますが、これが本当にひどい損害を出しています。欧米の歴史ファンの間では「米軍の対独戦略爆撃は是か非か」というのが日本軍のミッドウェー海戦やレイテ海戦の謎の回頭なみの永遠のテーマとなっているほどです。 損害率は最悪の時期には50%に達することもありました。爆撃機(B17)は10人乗りですから、1機撃墜されると10人のアメリカの若者が死んだのです。それでも指導者は若者達を死の釜に送り続け、その戦死者は2万人に達しています。ちなみに作戦の外道と呼ばれた神風特攻による戦死者が約2千人です。また第二次大戦(どころか人類の戦争史上)において唯一「負傷者より戦死者が多かった戦場」となっています。理由はお分かりですね。 それに比べれば対日爆撃による米軍の損害は第二次大戦の基準からすると皆無といっていいほどでした。戦後に米軍の戦略爆撃調査団によって行われたレポートにも「損害は無視していい程度」と書かれています。損害率は最大でも3%、全体にすると1%程度でした。それでいて日本の国力というのは根底から破壊されたのです。その戦略的効果は絶大でした。 ですから、戦後のルメイ将軍の発言力というのはかなり大きかったようです。映画「13デイズ」ではケネディにキューバへの爆撃を命ずるように迫る強面の空軍の将軍が登場しますが、これがルメイ将軍です。キューバ危機のときにルメイ将軍は強硬派の最右翼だったそうで、ケネディ大統領を「腰抜け」といってはばからなかったそうです。アメリカの基準では大統領に対してそんな発言をする軍人は罷免されて当然でしょうが、そういえてしまうほど存在感が絶大だったということでしょうね。
お礼
eroero1919様 源田氏の特攻はせいぜいが日本の素晴らしい若者たちとその係累、あこがれていた私たちに辛い思いを持たせたくらいでした。 大統領でさへ半歩認めなければならない。 聖と俗。創造の神の暗い側面を垣間みせる役割の、カーチス・ルメイ氏ですね。 そういういきさつの中の、うごめきでカーチス・ルメイ氏は主権も制限されるというより無視されている中での来日と黄道だったのですね。 賢明なお傍の働きもあって、昭和陛下が叙勲をされなかったことは救いです。 源田氏も小泉某も所詮は用具でしょうし、こういう立場は全てを墓場に以って行きます。(私もある影響のある大学に非政策事務として46年いました。影響が甚大ですから、書類にも書き物にも残さず、埋葬されていきます) そんなことで、多分eroero1919様のご投稿で、このことの全ての歴史を知る必要があるのですね。 ありがとう御座いました。 こういうことを知らない、幸いな方々を祝福して瞑目祈ります。
補足
はぃ でもあのアメリカもいいところがありますしね。 そして軍部がいまなお、継続していたら、日本国民だけでなく、人類はとてもやり切れなかったでしょうしね。 焼け跡の瓦礫の中に幼い妹と二人でたって、畑を作る両親と青空を仰いだ開放感、コスモスだけが瓦礫の間から二輪三輪咲いていました。 人類はいい事と大変な苦労があるものですね。 ゲルマンもあの旅路は言葉にかけないほど辛かったそうです。 すうべて神ご自身のご経験ではあるにしても。