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既存尺度の一部利用について
既存尺度の下位概念の一因子だけを質問項目として利用しました。 尺度としての利用ではなく、質問項目として利用したつもりだったのですが、一部だけ利用することでの信頼性、妥当性を証明せよと言われました。 質問紙調査はすでに終わっており、対象が細心の配慮を必要とするため、もう一度同じ質問紙をすることもできません。 尺度利用としてではない場合でも信頼性、妥当性の検証が必要なのでしょうか?
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心理尺度は、全体を1つのものとして使用する前提で作成され、信頼性と妥当性も確認されています。 1因子だけを取り出して使うということは、実験でいえば条件を変えてしまって実施することになります。 したがって、その一部だけを取り出して利用することは、本来好ましいものではありません。 それ故、一部だけ利用することでの信頼性、妥当性を問われたということです。 対処については、今回取り出して実施された1因子に含まれる項目について、今回の対象者からすでに得たデータによって、因子分析を実施し、α係数を求めたり、1因子性を確認したりする作業を行ってみてください。 詳しいことは、たとえば次の文献をご覧ください: 村上宣寛(2006):心理尺度のつくり方.北大路書房.
お礼
ありがとうございました!!! α係数を出したところ、ひと固まりの下位概念だけ0.6を下回っていましたが、他は0.75以上でした。 また、主因子法では1因子を確認しました。 本当に助かりました。 ありがとうございます。