- ベストアンサー
S.P.Q.R について教えて下さい
ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ作品「キリストの復活」で、墓に寄りかかる兵士が持っている盾に描かれた「S.P.Q.R」の略字についてお願い致します。 英語の辞書(リーダース)には「small profits quick returns」→「薄利多売」という記載の他に、「Senatus Populus que Romanus」の略という記載がありました。ネットで調べたら「元老院ならびにローマ市民」(マキシマスの時代に脱走兵を防ぐ意味もあって特に属国出身の兵士には刺青を入れた…)とありました。ピエロの「S.P.Q.R」は「元老院ならびにローマ市民」だと思うのですが、辞書にある「薄利多売」と何か語源等で関連がありますか? また、「S.P.Q.R」が、認印で使われたのが書簡の始まりである…というのは正しいですか? 御存知の方がいらっしゃいましたら是非、教えて下さい。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
あぁ、「書簡」ってこれのことでしたか(笑) "The beginning letters of ~"は 「~の最初の(諸)文字」というわけで、仰る通り、頭文字のことです。 「右の墳墓にもたれかかっている兵士の盾には、よく知られたローマの認印 の頭文字 SPQP がある」
その他の回答 (1)
- kequ
- ベストアンサー率62% (76/122)
>Senatus Populus que Romanus Senatus Populusque Romanus では? >マキシマスの時代に脱走兵を防ぐ意味もあって・・・・・ えーと、S.P.Q.R.はご存知のように、ローマ共和国(後に帝国)を意味するわけですが、 ピエロの絵にも兵士の盾に刻まれているように、ローマの歩兵隊の紋章としても 使われていたそうです。刺青よりも、まずこちらの方が先行していたと思われますが。 http://www.bartleby.com/65/le/legion.html >辞書にある「薄利多売」と何か語源等で関連がありますか 古代ローマのS.P.R.Q.自体は近代ヨーロッパでもかなり有名だったようですので、 英語圏の人が、一種の駄洒落で当て嵌めたんじゃないでしょうかね? いや、 全くの想像です。O.E.D.とか見たらわかるかも。 >「S.P.Q.R」が、認印で使われたのが書簡の始まりである 書簡って、手紙のことですよ。手紙なんか、古代エジプトやメソポタミアの時代から あるでしょう。認印というか印章も、インダス文明の地域で無数に出土していますから、 そんなわけはないと思います。
お礼
御回答ありがとうございました。 丁寧に教えて頂き、大変有り難く思っております。 また是非、宜しくお願い申し上げます。^▽^
補足
お礼を入力済みにしてしまいましたが…、参考URLを拝見して英語文献の読解が容易でいらっしゃる方だと思いましたので、宜しければ再度教えて下さい。 先ほどの質問も、以下の文に苦しんでいるためなのですが、この文中のletterは頭文字?と訳せばよいのでしょうか?宜しくお願い致します…。 The shield of the soldier who leans against the tomb at the right has the beginning letters of the familiar Roman signet, SPQR.
お礼
度々の速やかな御回答、ありがとうございました! 対訳もつけて下さり、感謝申し上げます。 文献講読を勉強中ですが、始めたばかりでかなり難航してます。また是非、御助力をお願い申し上げます。ありがとうございました。^▽^