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価格メカニズム
需要と供給による価格メカニズムは、ワルラス(価格調整)とマシャー ル(数量調整)によって説明されていますが、市場において価格が需要 と供給に影響を受けること自体は、アダムスミスの時代から、或いはも っと古い時代から、直感的には理解されていたのでしょうか?
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アダムスミスは、1700年代中の人で国富論の中に「神の見えざる手」を発表した。江戸時代の吉宗の頃には不作になると米の価格が上がること、火事などで材木が高くなることは記録されています。 米問屋がこの不安定を回避(ヘッジ)するために大阪堂島で世界初の先物取引を開設しました。 このことから需要と供給の関係は感覚的に知られていたことはあきらかです。
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- ?橋 昌也(@fudousin)
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回答No.2
これは、大昔、人間が交易をはじめたころから経験的に知っていたでしょう。 私の知ることで古いのは、孔子の弟子の子貢について史記の文章です。意訳すると「値の安いとき(ところ)に求め、高いとき(ところ)に売る。その目利きが適切だった」というもので、これは明らかに需要と供給の予測を立てていなければ、無理な行為とおもわれます。
質問者
お礼
回答有難うございます。 なるほど、孔子の時代からあったのですね。 人間が交易を始めたころから、貨幣経済以前の物々交換であっても、概 念自体は可能ですものね。
お礼
回答有難うございます。 なるほど、そうですね。 相場があれば、需要と供給は直感的に把握されるわけですから、市場と ともに、大昔からあったということでしょうか。 私は経済学の父ということでアダムスミスが、初めていいだしたのかと 思っていたのですが、「神の見えざる手」は、個人が利己心を発揮する ことが社会全体の利益につながるみたいなことで、直接は結びつきませ んでした。 しかし、需要曲線は消費者が効用を最大にする需要量との関係をあらわ していて、供給曲線は生産者が利潤を最大化する供給量との関係を表し ており、「神の見えざる手」が個々の経済事象に及んでいるのですね。 ケインズは国富論を非常に高く評価しており、後のものは、その解説で あるとしていること、また物理学におけるニュートンのプリンキピアに 相当するとされていることを聞きます。 一度、なんらかの形で読んでみたいと思います。