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ミクロ経済学の完全市場競争に関する事。
ミクロ経済学の完全市場競争に関する事について質問させてください。 完全市場競争下では、需要曲線と供給曲線が交差するところで価格が決定されるということについてのメカニズム自体は理解できていると思うのですが、具体的な例を知りたいです。 供給者はプライステーカーであるため、価格の決定はしないということですが、では、「00は00円」とだれが、いつ、どこで、どのように決めているのでしょうか? 勘違いしている点もあれば、併せてご説明いただければ幸いです。 よろしくお願いします。
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- ibm_111
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完全競争という概念はかなり変な概念で、 ※もっとも単なる数学的なモデルなので、 あまり仮定に文句をつけてもよろしくない。 ・市場参加者は、価格決定に必要な全ての情報を知っている(完備情報)。 また、参加者は全員、完全合理的(すごい頭がよくて、全部先読みできる。) ⇒ したがって、誰がどんな値段をつけるかも知っている。 ⇒ したがって、One-shot game、 つまり、一度同時に取引したら、取引するインセンティブはなくなる。 時間概念はなく、取引交渉もない つまり、市場参加者は、自身がプライステイカーであることを受け入れ、 ある価格以外では損をするという確信のもとで価格を提示し、 提示価格は全員一致します。 ですから、「誰が価格を決めているのか」の答えは 「市場全体」ということになるでしょうか。 このへんの事情は、金子守著「ゲーム理論と蒟蒻問答」が詳しいです。 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E7%90%86%E8%AB%96%E3%81%A8%E8%92%9F%E8%92%BB%E5%95%8F%E7%AD%94-%E9%87%91%E5%AD%90-%E5%AE%88/dp/toc/4535552886
お礼
ご回答および、参考文献のご紹介ありがとうございます。 大変参考になりました。