江戸時代の功罪

質問

江戸時代が長く続いたことで後世にもたらした功罪とはなんでしょうか？とくに罪について伺えればと思います。

回答No.2

uresiiwa · ベストアンサー

江戸時代に入る前は軍事的・経済的に世界でトップクラスでしたが、平和・鎖国が長く続いた結果、気づけばかなり遅れを取っていました。
（蒸気船やライフル・ガドリングガン等に太刀打ちできず。）

戦国時代は製鉄の技術力も世界トップクラスで、日本刀は西洋の剣と比べても非常に優秀な武器でしたし、その技術で品質のよい鉄砲を大量生産し、銃三千挺の長篠作戦や、当時の世界にも類を見ない燃えない鉄甲船を作りました。また、慶長・文禄の役では陸軍力が同じくトップクラスの中国も個別の戦いでは圧倒するぐらい、陸軍は強かったといわれています。（動員可能兵力だけで考えると、欧州の強国フランスの陸軍力でも、日本の一大名といい勝負ぐらいのレベル。）
経済的には銀の産出量が世界トップレベルでした。鎖国せずに、これを活かしながら世界に通用する産業を興していけばまた違った歴史となっていたかも知れません。

お礼

軍事力や製鉄技術などが世界有数だったなんて知りませんでした。初耳です。もし鎖国をしていなかったら、今とは全く違う日本になっていたかもしれないのですね。歴史って大変興味深いです。ありがとうございました。

回答No.5

toorisugar

江戸時代の「功」の部分：曲がりなりにも徳川氏の天下のもとで、大規模な戦争のない世の中が実現したこと。将軍を中心とする幕府が国家権力を持ちつつも、大名権力などが地域権力を分有することにより、現代の地方自治の基盤を作ったと評価することもできる。平和の中で農業生産力が上昇し、人口が増え、三都・城下町等の都市の発展を見た。こうした時代背景を受けて、化政文化に代表されるように、庶民層が文化の担い手として登場したことも江戸時代の「功」の部分であると言える。

江戸時代の「罪」の部分：社会の安定化に伴い、身分・家格が固定化したこと。とりわけ江戸時代中期以降、特定の職種に対する差別意識が強まり、近代以降の部落差別の温床を醸成したことは、現代にまで大きな影響を及ぼす江戸時代最大の「罪」の部分であると思う。

お礼

安定した政治・政策のために犠牲となったのが身分制度。大きな「罪」の一つですよね。ありがとうございました。

回答No.4

Pinhole-09

長い江戸時代の功罪は鎖国によるものが多いのですが、功罪は裏腹です。
先賢の答え通り外国の情報入手が不足、特に海外の実地見聞が無かったので、技術、政治、経済、文化面　など大幅な遅れを取りました。
反面海外文化に煩わされず、日本文化（和の文化）の集大成を見ました。　　　
日本文化は室町時代に始まりました。　　　それまでは公卿、上流武士の文化であったものが、　　　財力をつけてきた室町庶民により、国民文化に広がりました。　　　戦国時代が終わり平和の続いた江戸時代花開きました。　　　　洋風文化に汚されず素晴らしく発展しました。
明治になり評価されず衰えて行ったのは残念です。　　　再評価はのちです。

お礼

世界の最新技術や文化が入ってこなかったから和の文化に磨きがかかった。確かに現代における洋文化の影響ははかりきれないですもんね。ありがとうございました。

回答No.3

rivoisu

鎖国のおかげで植民地にされずに済んだ。
当時のイエズス会は植民地化の尖兵でした。
これはどんなに否定しても現実が証明しています。

鎖国のため技術の進歩が遅れた。
文化的には長い平和のおかげで進んだものも多い。

お礼

鎖国していなかったら植民地支配されていたかもしれない。。。これまた鎖国がキーポイントですね。ありがとうございました。

回答No.1

jamiru

明治以降、労働者の扱いが酷くなった。
江戸時代は労働者に優しい国だったそうで。

お礼

回答ありがとうございます。労働者に優しかったのですか。意外ですね。馬車馬のように働かせていると思ってました。