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ウエスタンブロットで二次抗体を用いる理由
ウエスタンブロットは標識二次抗体を用いて行うと思うのですが、なぜ標識一次抗体ではなく標識二次抗体を用いるのでしょうか? このように標識二次抗体を用いて、標識二次抗体とたんぱく質との間に標識していない一次抗体を挟む必要性があるのは、たんぱく質に直接標識抗体を結合させたら何か問題があるからなのでしょうか?
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回答No.1
思いつく主な理由は、 全ての抗体に標識をつけるのは手間や予算がかかりますし、恐らく100%抗体が標識されることはないので、回収率が下がります。一方、標識二次抗体を用いれば、同じ動物で作った一次抗体全てに使えるので、標識する手間が圧倒的に軽減されます。ヤギなど大量の血漿が取れる動物で二次抗体を作れば、回収率もあまり問題になりませんし、コストも下げられます。 もう1つの理由はシグナルの増強です。目的タンパク質に標識された抗体がたくさんついているほどシグナルは強くなります。二次抗体がポリクローナル抗体であれば、1個の一次抗体に多数の標識二次抗体が結合するので、シグナルが増強されます。
お礼
回答していただきありがとうございます。 ちなみに一次抗体を標識してウエスタンブロットを行う場合はあるのでしょうか?