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誰からも好かれたい

30代男性です。誰からも好かれたいという感情が強く悩んでいます。自分自身ではなく、他人からどう評価されるか、他人の眼を中心に生きてきました。それがもう30年、自分何者か見えなくなっちゃいました。心理学的に見た場合、私のような症状は何が原因で、他人に依存しなくなるためには、どう対処すればよろしいのでしょうか??よろしくお願いします。

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  • youchan37
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回答No.5

これは心理学というより、むしろ精神医学や精神分析学の範疇であると思います。典型的とも言える実例の多いカタチに当てはめて考えさせていただきます。必ず貴方がこれに当てはまっていると決めるものではありませんので、ご容赦下さい。 「パーソナリティ障害」という学問にのっとってお話を差し上げます。この中身は、境界性、自己愛性、回避性、依存性、強迫性… など様々な区分けがされていますが、貴方の場合だと、一番考えられるのは境界性だと思います。そしてその中でも比較的攻撃性の低いタイプであろうとも思います。実は貴方によく似ていると思われる人は、加藤 諦三さんです。若い頃はまさしく「自分が無い。誰にでも好かれたい」という強い悩みを抱いており、その体験を元にして、解決に向けた本などを沢山出していらっしゃいます。 その原因として一番考えられるのは、親に心を傷つけられたことです。特に肉体的な虐待等がなくても、又、親御さんに貴方の心を傷つける悪意がなくても、そういうことは大いに起こり得るのです。それには様々なカタチがありますが、貴方の場合一番考えられるのは、比較的厳しくしつけられたカタチだと思います。あくまでも一番数が多いと思われるというだけで、断定はできませんが。 大人から見れば実につまらないことであっても、その時幼児がやりたい他愛もないことが、「自分自身」なのです。それをさせて貰えないことが続いた。「そんな下らないことは止めなさい」という具合です。そしてそれに伴う「もし従わないなら、貴方を見捨てるよ」という暗黙のメッセージが「見捨てられ不安」と呼ばれるものです。自分のやりたいこと、自分の好きなこと、自分の好きなもの、自分の嫌いなもの… 見捨てられる大変な恐怖ゆえ、そういう「自分自身」を押し殺さないと生きていけないと感じてしまったのです。すると「自分が無くなる、自分が何者か分からない」という心になるのです。それは一言で言えば「迎合心」とも言えます。そしてこれは大変な恐怖を伴っていたこともあり、心にガッチリと構造化してしまい、大人になっても消えることがないのです。 そうなると、まるで追い立てられるように、強迫的に、無理をして、良い子を演じて生きることになります。自分が無いので、基準が無い。だから他人の評価だけが頼りです。自分があれば、自分で自分の個性を分かっていれば、この人には好かれたいがこの人には理解して貰えなくていい、ということが分かる。すると誰にでも好かれたいとは思わないのです。しかしそれができない。 又、こういう幼児期というのは「甘えを満たされていない」という側面も持ちます。幼児にとっての甘えは食欲と同じで、満たされれば消えるのです。消えれば「甘えを卒業した自立した心」となるのですが、そうではなく根強い甘えが残ったままです。だから誰にでも甘えたいのです。幼児をケアする母親は、実にちょっとしたことを見抜いて、事細かに子供の心を理解してくれます。ところが大人になったら、他人は決してそこまで理解してくれません。でもそれを内心求めてしまうのです。しかし満たされない。だから辛い、寂しい、悲しい。そういう孤独な心によって、一層他者を求めてしまう、ということもあります。誰にでもすがりつきたいのです。それを「依存心」という言葉に置き換えることもできるでしょう。 又こういう孤独な心の匂いを嗅ぎつける悪い人も、世の中には多いのです。ですから誰にでも好かれたいという気持ちのせいで、悪い人にまで好かれたいと思い、悪い人に騙されてしまう、ということも起きがちなのです。加藤さんですら、既に中高年の年齢になって悪徳不動産に引っ掛かったと告白されております。それ位幼児期までの心というのは、長く生涯に渡りその人に影響を与え続けるものなのだ、ということでしょう。 しかし決して失意することはありません。改善・解決への道というのがあります。それは何年も何十年もかかることかも知れません。しかしその中で、ある段階において大きな心の転機というものもあります。そこに至れば、多少の問題は残りながらも、それは「致命的な欠点」ではなく「個性」となるのです。 まずはそういう自分を知ることです。そして自分の偏りを日常の考え方・感じ方に見出し、時には先回りして判断等を修正するなどすることです。 又、幼児期の自分の心の傷に気づき、自身でそれを癒し、そうやって自分で自分を好きになる。真の自己愛を回復していくことも重要だと思います。自分で自分を理解する。そして長所も短所も全て含めて好きになる。自分で自分を理解するということは、理解する対象たる「自分が在る」ということです。そうやって少しずつでも、自分を取り戻していくのです。それができれば、他人のことも分かるのです。誰にでも大なり小なり心の傷があるのです。そして自分によく似通った人もいる。まずはそういう人々を理解できるようになる。すると「この人には理解されたい。好きになって貰いたいし、自分もこの人が好きだ」という対象が出てきます。それから更に、自分とは違う心の傷を持つ人のことも、だんだん理解できるようになっていく。そうやって人格が拡大していくのです。どうしても甘えの心が消えない。それなら、そういう自分を理解してくれる世界でたった一人の人に、大いに甘えればいいのです。その人を探すことも又、貴方が歩むべき心の旅の一つかも知れません。 それから「自分の運命を、誰のせいにもせず、何のせいにもせず全て受け入れる。全て背負う」という大いなる「覚悟」が必要だ、という考え方もあります。否それはもう「考え方」というようなものを遥かに超えた「決断」であります。そうやって、自分で自分を支えて、自分だけの力で立てる自分を築いていく。「真の自立」です。自立した自分に変わっていく。これも又大変大事なことだと思います。 お薦めの文献 "パーソナリティ障害がわかる本" 岡田 尊司 著 "運命のうけいれ方" 加藤 諦三 著

その他の回答 (5)

回答No.6

失敗や間違いをしながら自分を育てていこうと思えるようになることが 今の自分を救い出すことになると思います。 他人が自分を好きになるようにするには,失敗や間違いをしないで 相手にとって好ましいことをすることだと思うようになっていくでしょう。 でもいくら好ましいことをしようとしても自分に基盤がなければ上手く いくはずがありません。 それに気分は常に一定ではないので常に相手に合わせることは困難です。 そして自分の気分をコントロールすることでも難儀をするのに,相手の 気分をコントロールできると思っている事が自分を苦しめているわけです。 相手がどんな気分になってもいいと相手に任せて勝手にやっててもらう ようにしましょう。 そうやって相手を自由にさせてあげられると,自分が自由に振る舞うこと が少しずつできるようになっていくでしょう。 自分の考え方が成長すれば抱えている問題は解決していくはずです。

  • solgui
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回答No.4

誰からも好かれたいという感情は、誰もが持つ、自然な感情です。 ただ、質問者様は、その感情が通常よりも強いようですね。 その裏には、推測ですが、低い自尊心が関係しているのではないでしょうか。自分で自分を好きだと思えないから、他者の評価でその埋め合わせをする、という可能性もあると思います。 質問者様が考える、問題解決の形はいかがなものでしょうか。 質問者様は、解決方法が「他人に依存しなくなる」ことと、既に見えていらっしゃる。 しかし、完全に依存しなくなる必要はないと、私自身思います。 人は人を通して自己評価をする場面が多々あるからです。 それは全く問題ではありません。 むしろ、自分で自分を肯定的に評価することが、質問者様にとって大切なことではないでしょうか。 いきなり他者への依存をすべて断ち切ることは難しいと思います。 ですから、少しずつ自分で自分を肯定的に評価してあげられるようになることが、解決への一歩ではないでしょうか。 自分に対する厳しい見方を緩め、完璧ではない自分を許してあげられるようになれるといいですね。 的外れな回答であれば、誠に失礼しました。

tsurai-
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 全く的外れではありません。他者依存は、自分への自信の無さからきているものです。それを他者の評価で埋めようと、必死に生きてきてしまった結果、今の状態になってしまいました。 まずは自分を肯定的に評価することに意識を向けてみようと思います。

  • kogoefuyu
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回答No.3

誰からも? そりゃ無理だよ。 そんなマルチ人間存在しないよ。 拮抗した二つの人格他者がいたとして、両方になんて矛盾している。 貴方の人格は分裂する。 自己内に自己が確立できなくなる。 あなた自身を失う。 自我を見失う。 境界性人格障害になる。 ですので所詮無理な課題です。 大人でしたら理解しましょう。

tsurai-
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 すでに自我を見失い、自己を確立できない状態になって、はじめて他者依存の無意味さ気づきました。ただ、この年までそうやって生きてくると、頭では理解できても、なかなか・・・

noname#194289
noname#194289
回答No.2

自分独自の価値基準を持てば解決します。これは対して大変ではなく自分はサンマが好きだでも良いわけです。隣の人がサンマが嫌いだからと言って自分も嫌いであるという基準で行動する必要はないと思います。

回答No.1

まず自分の性格を分析してください。 下記はエゴグラムと言い、かなり自分の性格を表してくれます。 http://www.egogram-f.jp/seikaku/index.htm 他人に依存する人生も良いと思いますが…  誰か(会社も含む)に忠誠を誓い、その人や企業を儲けさせて自分に還元してもらうのも生き方だと思います。  私なんてパワフル型という性格なので、自分で稼いでいくしか手段がありません。人の下で働ける性格ではないので…

tsurai-
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 エゴグラム早速試してみました。なんとなく分かっていましたが、やはりその通りの結果でした(BCCBA)。この結果を参考に、今一度自分を見つめ直してみます。

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