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ベクトルの問題

点Oを中心とする半径1の縁を概説円とする三角形ABCを考えると、 |OA↑+OB↑+OC↑|=1を満たすものは直角三角形に限ることを示せ。 この問題を教えてください。2乗してみてもなかなかうまくいきません。

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回答No.2

これは、ベクトル計算だけで答えを出すのは難しい問題ですね。 しかし、図形だけで答えを出すのも、一般的な解法にならないので なやましい問題です。 <先ず、図形で考えること> (1)OA↑+OB↑≠0の場合は、 点Oから、べくトルOA↑+OB↑の位置にある点をDとすれば、 点OからOD↑+OC↑の位置にある点をEとすれば、 |OE↑|=1 が条件なので、点Eは円の上にあります。 DE↑=OC↑ですから、DE↑の長さは1です。 Dから長さ1の距離で円Oに交わる点は、AかBしかありません。 そのため、(OC↑=)DE↑は-OA↑かあるいは-OB↑です。 すなわち、CAが円の直径になるか、CBが円の直径になります。 円の直径を一辺にする三角形は直角三角形です。 (2)OA↑+OB↑=0になる場合もあることを考えます。 この場合はABが円の直径になります。 円の直径を一辺にする三角形は直角三角形です。 <ベクトル計算だけで答える> この解法を知りたいのでしょう。 この解法の1つは、以下のようになります。 問題の条件から、 (OA↑+OB↑+OC↑)・(OA↑+OB↑+OC↑)=1 (記号・は、ベクトルの内積を意味する) です。 点A、B、Cが円の上にあるから、 (OA↑)・(OA↑)=1 (OB↑)・(OB↑)=1 (OC↑)・(OC↑)=1 も条件です。 0=(OA↑+OB↑+OC↑)・(OA↑+OB↑+OC↑)-1 =-1+(OA↑)・(OA↑)+(OB↑)・(OB↑) +(OC↑)・(OC↑) +2(OA↑)・(OB↑)+2(OB↑)・(OC↑)+2(OC↑)・(OA↑) =2 +2(OA↑)・(OB↑)+2(OB↑)・(OC↑)+2(OC↑)・(OA↑) =2(OB↑)・(OB↑) +2(OA↑)・(OB↑)+2(OB↑)・(OC↑)+2(OC↑)・(OA↑) =2(OB↑+OA↑)・(OB↑+OC↑) よって、 0=(OB↑+OA↑)・(OB↑+OC↑) が得られます。 この式が成り立つということは、 (OB↑+OA↑)と(OB↑+OC↑)が直交するか、 (OB↑+OA↑)=0か (OB↑+OC↑)=0か の3つしかありません。 この3つの場合を分けて考えます。 (1) (OB↑+OA↑)と(OB↑+OC↑)が直交するということは、 (OB↑+OA↑)に直交する線ABと、 (OB↑+OC↑)に直交する線BCと が直交することを意味します。 すなわち、三角形ABCは直角三角形です。 (2) (OB↑+OA↑)=0ということは、 ABが円の直径であるということです。 円の直径を一辺にする三角形は直角三角形です。 (3) (OB↑+OC↑)=0ということは、 BCが円の直径であるということです。 円の直径を一辺にする三角形は直角三角形です。

その他の回答 (2)

回答No.3

●成分表示で工夫すれば何とかなる。  OAベクトル(=a)=(1,0)として  OBベクトル(=b)=(cosθ1、sinθ1)  OCベクトル(=c)=(cosθ2、sinθ2),  ただし,0<θ1<θ2<2πとする。  このとき a^2=b^2=c^2=1 が成り立つ。 |a+b+c|^2=a^2+b^2+c^2+2a・b+2b・c+2a・c=1 だから a・b+b・c+a・c=-1 a・b+b・c+a・c=cosθ1++cosθ1・cosθ2+sinθ1θ・sinθ2+cosθ2 だから cosθ1+cosθ1・cosθ2+sinθ1θ・sinθ2+cosθ2=-1 1+cosθ1+cosθ1・cosθ2+sinθ1θ・sinθ2+cosθ2=0 (1+cosθ1)(1+cosθ2)+sinθ1θ・sinθ2=0 1+cosθ=2cos^2(θ/2),sinθ=2sin(θ/2)cos(θ/2)を使い,整理して因数分解をして, cos(θ1/2)・cos(θ2/2)+sin(θ1/2))・sin(θ2/2)}=cos{(θ1-θ2)/2)} であることを用いると, cos(θ1/2)・cos(θ2/2)・cos{(θ1-θ2)/2)}=0 が得られる。 よって、 cos(θ1/2)=0,cos(θ2/2)=0 または cos{(θ1-θ2)/2)}=0 1)0<θ1<2πより,cos(θ1/2)=0ならばθ1=π  点A,O,Bが同一直線上にあり,ABは中心を通る直線。だからこれは直径である。直径を底辺とする三角形は直角三角形。従って残る∠C=∠Rである。 2))0<θ2<2πより,cos(θ2/2)=0ならばθ2=π  点A,O,Cが同一直線上にあり,ACは中心を通る直線。だからこれは直径である。直径を底辺とする三角形は直角三角形。従って残る∠B=∠Rである。 3)cos{(θ1-θ2)/2)}=0,   0<θ1<θ2<2πより,(θ1-θ2)/2)=-π/2   θ1-θ2=-π   θ2=θ1+π  点B,O,Cが同一直線上にあり,BCは中心を通る直線。だからこれは直径である。直径を底辺とする三角形は直角三角形。従って残る∠A=∠Rである。 従って、|a+b+c|^2=1ならば,ΔABCは直角三角形にがぎられる。

  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.1

 難しい計算なんかいらない。図を描いて考えるといいでしょ。  『点Oから出発して、ベクトル(OA↑+OB↑)だけ進んだところを点Dとする。点Dから出発して長さ1のベクトルOC↑だけ進んだら、元の「半径1の縁」上に来た』というのが|OA↑+OB↑+OC↑|=1の意味です。するとOC↑がどういうベクトルなのかは2通りに決まっちゃいます。あとは「概説円」に関する円周角を考えればおしまい。

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