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The Economist経済記事の一節・foreign currency exposure
手元に質問が溜まっていますので、決着のついていない質問が前にありますが、同時並行して質問させていただきます。 The Economistのアイスランドに関するやや古い記事からの質問です。「Cracks in the crust」と題する12月11日のもので、今回の金融危機によりアイスランドが陥った苦境についてやや詳しく取り扱っています。 中頃の段落を引用します。 With unemployment rising, citizens talk openly about defaulting on their home and car loans (those flashy Range Rovers are now known dryly as “Game Overs”). Principal payments on local currency mortgages are indexed to inflation, which is expected to be 20% this year. Because of this and their foreign currency exposure, many households’ debts have doubled in krona terms. Sirry Hjaltested, a preschool teacher who joins in the Saturday protests, says that her grocery bills have gone up by half in a few months. She blames the country’s reckless bankers for the ruin of the economy. “If I met a banker,” she says, “I’d kick his ass so hard, my shoes would be stuck inside.” 上記文章中 Because of this and their foreign currency exposure, many households’ debts have doubled in krona terms. とある中で、foreign currency exposure の意味の具体的な説明をお願い致します。 なお、質問箇所以外の部分の意味はざっと次のようなものと思います。 失業率が上昇する中、市民は自宅や自家用車のローンの延滞や支払い不能をおおっぴらに話題にするようになっている(あの高級車レンジ・ローバーは今や冷淡に「ゲーム・オーバー」と呼ばれている始末)。自国通貨建ての住宅ローンの元利金支払いは物価スライド方式であり、今年の物価上昇率は20パーセントと予測されている。これに加えて、foreign currency exposure のため、多くの家庭でクローナ建ての債務金額が倍になった。土曜日の抗議運動に加わった一人で、保育園に勤める Sirry Hjaltested は、ここ半年のうちに食費が1.5倍になったと語る。彼女は自国経済の壊滅は向こう見ずな銀行家のせいだと言う。「もし銀行家のひとりに出会ったら尻を思いっきりけっとばしてやるわ。靴が突き刺さるぐらいに」。
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自国通貨(クローネ)のローン借り入れ利率が高いので、借り入れは全て外貨建て(日本円など)で行っていたアイルランドは金融危機後自国通貨クローネの大暴落により外貨建て借金へのクローネでの返済金額がほぼ倍となった。 「foreign currency exposure」は 「アイルランド(通貨・クローネ)の切り下げによる損害」 訳語としては、こんな感じかな、、、 ■外国為替(又は、外貨取引に伴った)による損害 ■自国通貨暴落危機 ■為替差損 exposure 【名-4】債務[融資]残高 【名-5】《危機管理》起こり得る障害[損害]、資産がさらされる脅威◆これに起こり得る可能性・確率を考慮したものが risk 【名-6】(細菌・化学物質などによる)汚染 【名-7】投資家が負うリスク、リスク資産総額
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- litsa1234
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まず「exposure」の意味ですが、 「risk of financial loss: the state of being at risk of financial loss, or the amount of possible financial loss involved」 ということです。 よって「foreign currency exposure」は「外貨による金融、つまり外国の金で借金をしたためによる損失」ということになります。 参考になれば幸いです。
お礼
レスありがとうございます。 No.1 の方へのお礼コーナーに書きましたように、「自国通貨の下落による外貨建て債務額の増大」と理解しました。みなさん、ほぼ同じ線での理解のようです。
- xs200
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オーストラリアやニュージーランド、アイスランドもですが高金利の国では低利の日本円建てでの住宅ローンを選択した方が大勢います。2桁の金利が数%になるからです。これらの国ではローンをどこの国の通貨で借りるか銀行窓口で決めることができます。円安は日本人もばんざい、これらの国でも大歓迎でした。ところがアイスランドの金融危機で通貨があっという間に暴落してしまいました。住宅ローンの支払額が倍になってしまったなんて当たり前に起きています。 この場合のforeign currency exposureとはそういうことです。普通は外国通貨の割合/残高と訳します。 以下のURLでISKと最も関連のあるユーロの1999年からのチャートをご覧になればおわかりになると思います。10月に破たんしています。 http://www.tititudorancea.com/z/euro_to_isk_exchange_rates_iceland_krona.htm
お礼
レスありがとうございます。 なるほど。理解できたように感じます。 ただ、「普通は外国通貨の割合/残高と訳します」とのことですが、問題個所にあてはめて、「これに加えて、外国通貨の割合のため、多くの家庭でクローナ建ての債務金額が倍になった」とすると、日本語としてはややわかりにくいように感じます。 自分の解決策は No.1 の方のお礼コーナーに書いたように「自国通貨の下落により、多くの家庭でクローナ建ての債務金額が倍になった」とすることです。 なにか異論等ありましたら、また書き込みをお願い致します。 (なお、回答の主旨が No.1 の方と基本的に同じように感じられます。こういう場合は時間的に早い回答を寄せられた方に高いポイントを付与するのが私の方針です。念のためご承知おきください。申し訳ありません)
お礼
レスありがとうございます。 なるほど。なんとなく理解できたような気がします。 そうすると、「自国通貨の下落による外貨建て債務額の増大」と言ってもいいようですね。 「切り下げ」という言葉は、中央銀行かなにかが意図的に切り下げを行うようなイメージがつきまとうので、使いにくいように感じます。 単に、「自国通貨の下落により、多くの家庭でクローナ建ての債務金額が倍になった」とした方が日本語としてすっきりするようです。 なにか異論等ありましたら、また書き込みをお願い致します。 ありがとうございました。