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there's yet to be a grade of wool invented ……とは、どういう意味でしょうか。
お世話になります。 イギリスの作家が書いた作品中に、 there's yet to be a grade of wool invented that can be slipped over her eyes. という文章が出てきます。 主人公がどんな嘘をついても、必ず見破る彼女のことを評していると思うのですが、これは一体どういう意味で、どう訳したらいいのでしょうか。 御教示頂ければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
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<主人公がどんな嘘をついても、必ず見破る彼女のことを評していると思う> お察しの通りです。これは pull the wool over (someone's) eyes (騙す) というイディオムをユーモラスに一捻りした表現です。Yet to ~ というのは「まだこれから、未だに~でない」という意味ですから、訳上から言えば、「彼女を騙せるような偽りは未だ発明されて/生み出されていない」という事です。Grade はこの場合イディオムの中の wool という単語があるので、羊毛の質、というのが表面上の意味ですが、つまりは「(彼女を騙せるような)上手な嘘」という事になります。 コメディ.タッチの小説にはこれ式にイディオム等に手を加えて笑わせる、というケースも割とあります。Crestfallen というのは、がっかりして、落胆して、という意味ですが、何かの小説では "...with his crest somewhat droopy." となっていました。 日本語では「そうは問屋が下ろさない」という表現がありますが、この様なイディオムは直訳できないので意味を掴んで訳すか、意訳するか、直訳して脚注で説明するか、難しいところですね。
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- duosonic
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こんにちは。 there's yet to be a grade of wool invented that can be slipped over her eyes. 意訳されるべき比喩ですね。 woolとは、ご承知の通り、羊から取れる「羊毛」のことです。これの「グレード」が発明されなければならなく、それは彼女の眼に被されるものであるということですから: 「彼女の眼に被せることができる品質を持った羊毛グレードが発明される必要がある ⇒ (何でも見抜いてしまう)彼女の眼を誤魔化せるだけのウソを考え出さなければならない」 、、、と訳したら、前後の文脈とつながりませんでしょうか? ご参考までに。
お礼
早々にご回答いただきありがとうございました。 そうか、比喩表現だったんですね。 なんでここで羊毛が出てくるのかと悩んでいたものですから…… ご丁寧に御教示いただき、とても助かりました。 御礼申しあげます。
お礼
早々にご回答いただき、ありがとうございました。 ご丁寧にご解説いただき、まさに「目からうろこ」状態でした! 訳し方は難しいですね。これからまた考えてみます。 とてもわかりやすく、的確に御教示頂けましたこと 心より感謝申しあげます。 本当にありがとうございました。