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細孔径分布を測定する水銀圧入法の測定について教えてください.

細孔径分布を求める方法の一つに水銀圧入法があると思いますが, この方法で測定の時に利用するのは吸着の時の等温線でしょうか?脱着のときのものでしょうか? 一般的に窒素吸着によって細孔径分布を求めるときに利用するのは脱着等温線だと思いますが, 水銀圧入法はヒステリシスループが閉じないことがあり,減圧しても水銀が細孔に残っていることがあると書籍で読みました. すると水銀圧入法で必要となるデータは吸着等温線でしょうか? 装置を利用したことがないので,どなたか実際に利用されているかたがいらっしゃいましたら,教えていただきたいです! よろしくお願いします.

みんなの回答

  • c80s3xxx
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回答No.2

相対圧ってのないでしょう. 加圧していくときか,減圧していくときか,それはケースバイケースだから,両方についての言及があるわけでしょう. 一般的には加圧時,つまり圧入線を使うでしょう.それは,小さい穴ほど大きな加圧が必要で,それによって細孔構造を破壊している可能性を否定できないからです.減圧線にヒステリシスが見られても,それは圧入時に壊したせいなのか,そもそものポアのジオメトリの問題なのか,その理由を特定するのは,この方法だけではほとんど無理だし.

ee36109
質問者

お礼

またさっそくのお返事ありがとうございます. そうですね,いろいろ使う言葉を間違っており,申し訳ありません. 今は加圧しているので「相対圧」の話ではありませんね,失礼しました. テキストにも「ボトルネック型細孔がある」「前進接触角と後退接触角で差がある(これは正しいか疑問ですが.)」「細孔が圧力によって破壊される」などの理由でヒステリシスループが閉じない,となっています. ガス吸着では脱着等温線を使うことが一般的であるため,水銀圧入法では?と考えたのですが,そもそもガス吸着法とメカニズムが異なるため,一緒に考えたのが間違いですね. (「ガス吸着で脱着等温線結果を用いるのは,ΔGが脱着の時のほうが小さくより安定な吸着状態であるためとされている」,とテキストにはあります.すなわち水銀圧入法では「吸着」状態を議論しているのではないのでこの考えは適用できない,と考えるべきですね.) 一般的には圧入線を使う,と教えていただきかなり納得ができました. 何度もありがとうございました!

  • c80s3xxx
  • ベストアンサー率49% (1634/3294)
回答No.1

水銀圧入法は吸着を利用するものではないので,吸着時の等温線もへったくれもありません.

ee36109
質問者

お礼

さっそくの回答ありがとうございます. そうですね,すっかり間違った書き方をしてしまいました. 水銀を圧入していくと思いますが,相対圧を上げていき, 圧入させて行った時の等温線(と言わないのでしょうか?)を利用するのか, あるいは圧入後,相対圧を下げていき,圧入量がへっていくときの圧入量と相対圧の関係から細孔分布を出すのでしょうか? というのが質問したかったところです. 相対圧が0になっても圧入された水銀が完全に出ていかないこともあるようなので, 圧入時のものを使うのでしようか? でしたらテキストで相対圧を下げるときの話が出てきていること自体が 不思議だと思いまして…. ご存知でしたらさらにアドバイアス頂けると幸いです. よろしくお願いします.