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供給曲線の形はどのようにして決まるのかわかりません。
供給曲線の形はどのようにして決まるのかわかりません。 供給曲線とは、価格の変動にしたがって供給量(生産量)がどう変化するのかを示したものですよね? もっと具体的に供給曲線の説明をしてくださいませんか? 経済は難しくてよくわかりません。供給曲線の形の決まり方を問われた場合、どう答えたらよいのでしょう? 助けてください。
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- bigorange9
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企業は利潤最大化を目的にしていると前提します。 利潤=売上高-費用 ですね。 これを 利潤:Π、売上高=価格×数量=P×Q、費用C=変動費VC+固定費FC とします。変動費は数量Qの関数で、数量1単位につき増加する費用なので限界費用ともいいます。 この利潤を表す式を数量Qが独立変数、利潤Πが従属変数の関数として考えます。関数の最大の条件は、一階の微分がゼロ、二階の微分が負です。 dΠ/dQ=P-VC=0 → P=VC (1) ※固定費はQの関数ではないため微分するとゼロとなって消えます。 d2Π/d2Q<0 (2) ということになります。したがって、利潤最大化の下では価格は限界費用と等しくなっており、かつ利潤関数のグラフは下に広がる形をしているということになります。ただ、利潤関数はΠとQとの関係ですから、これを供給関数(供給曲線)を表すPとQとの関係に置きなおすと、VCがQの関数ですから(2)式のVCの形状をみればよいことになります。利潤最大化は費用最小化と同じことですから、最小化の条件は d2VC/d2Q>0 です。したがってVC関数の傾きは正です。これが横軸にQ、縦軸にPをとったときの通常の右上がりの供給曲線の根拠になっています。 グラフを使った方がビジュアルに分かりやすいのですが、なんともしようがないので、この辺で。詳しくはミクロの初歩のテキストみてください。