• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:需要曲線と供給曲線がわかりません。)

需要曲線と供給曲線の理解について

このQ&Aのポイント
  • 経済学の入門用の本には需要曲線と供給曲線の説明がありますが、その形成要因について理解が難しいです。
  • 部分均衡理論では、他の市場からの影響を排除するために一つの市場だけを考えますが、需要曲線と供給曲線の形状や微分係数についての主張が理解できません。
  • 具体的な例を挙げながら、需要曲線と供給曲線についての理解を深めたいです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.4

#2&3です。幾つか補足を。 > そんな高度なことやっておいて、部分均衡理論が一般均衡理論より簡単だなんてピンとこない。 複数の市場における均衡(需要と供給の一致)が全て満たされているという場合よりも、一つを除き全て満たされている場合、その残った一つの市場も均衡する、ということが知られています(ワルラスの法則といいます)。 > 購入したあとの利用は消費者の中の世界の話なので、需要と供給を語る中には出てくることはありません。ごっちゃになっていると思います。 消費者の手に渡った時点で消費とするのはマクロ的な統計の世界であり、ミクロ理論では実際に消費された時点です。同じ人の中に供給者と需要者がいると考えるロビンソンクローソーの仮定を想起してください。 >> 計算の複雑化以上の意味がないことも、したがって理論に対する反例とは到底なりえないことも知っておいてください。 > 例Bについてはお認めでしたよね? 前段については、数量が離散であっても全く問題がない、ということについて述べたものです。 一方、例Bについては、情報の非対称性として初級では扱わないにしても学問レベルでは扱われているということを#2で既に述べています。 したがって、初級モデルの仮定が現実妥当性を持たない場合がある例であって、前者は結論が変わらない例、後者は部分均衡については結論が変わる可能性がある例であって、それ以上の話ではありません(情報の非対称性や不確実性によって解決します)。 ということで、全く違う問題に対する回答ですから、きちんと読んでくださいとしか言いようがありません。 > 自然科学の場合、ご存知のように、現象の記述が厳密に解けないとき近似をよく使います。 > 経済学の理論を批判したいわけではなくて、その誤差評価について知りたいというのが質問の動機なのです。 この辺りについてはあまりご存じないようですが、特に理論経済学の場合、説明の場合に関数型を仮定することはありますが、関数は具体的に記述されることは稀です。したがって、厳密解との差とは結論の差に現れることになります。例えば条件Aを仮定しない場合は最適解が一つしかなかったが、仮定した場合複数解が導出される場合は差でしょう。しかし、ある関数を仮定した場合に数値が異なっているだけ、というものは、ほとんど意味がありません。 例えば効用水準について、直接的に測定する方法は現在まで知られていません。客観的に知ることができるのは、複数の財バスケットの中での序列の結果のみです。 おそらく初級のテキストにも効用の「序数的」と「基数的」が説明されていると思いますが、経済学は序数的な効用を仮定しています。この世界では、関数的な差が1でも100でも、差があるという以外に全く違いがない世界です。この立場からは、誤差評価自体が意味をなしません。

noname#152421
質問者

お礼

> 誤差評価自体が意味をなしません。 そうですか。 尊師の教えが絶対なのですね。 ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.3

#2です。補足します。 まず、他の財市場が均衡していると、自動的に注目している財市場も均衡するので、均衡以外になる可能性を排除して考察を進めることができます。一般的な仮定の下では、全市場を一度に考える(一般均衡)と複雑になりますが、結論からいうと全く同じことが言えます。 例えば、財が2種類(x,y)存在し、生産要素が1種類だけ(L)存在した場合、 需要量 (x,y) = [x(px, py, M), y(px, py, M)] 生産量 (sx, sy) = [fx(px, py, L), fy(px, py, L)] などといった形のように書きます。需要量は、価格と所得が与えられた下での効用最大化条件から、生産量は生産要素の賦存量と価格が与えられた下での利潤最大化から、それぞれ考えることができます。因みに賃金を1として基準化しています。 この場合、市場は、x、yおよび労働の3市場からなります。 ここまで最初から考えると色々と大変なので、最初は簡単なところから、すなわち「他の財市場が均衡している」という前提からスタートしています。 > 部分均衡理論のサブセットで、一つの財以外をすべて固定する仮想的な状態を考えるという理論を導入しないのはなぜなんでしょうね? 簡単な話、意味がないからです。 例えば世の中にたった一つの財しかないとしましょう。すると貯蓄が存在しなくなりますから、使わないという選択肢がなくなります。つまり、手持ちのお金全てでそのたった一つの財を買う、ということになります。 > しかし、カオスの存在により、離散的に扱うことが本質である場合があります。 カオスはあまりよく知らないのですが、経済理論的にいえば、離散であっても max U(x,y) s.t. M ≧ px x + py y を与える(x,y)は、一般的な過程に従えば一つになりますから、結論が離散であってもなくても、計算過程などが複雑にならなければ理論的には結論は一致します。 > 反例が存在する理論は破綻しているという立場を取っているので、例Bの存在によりこのQ&Aでいう部分均衡理論は破綻していると理解しました。 現在、学問的なレベルまで含めた理論経済学であれば、レモンプロブレムも当然入っています。 情報の非対称性が重要なカギを握りますが、一般均衡理論の初級~中級のテキストではほとんど「完全情報の仮定」、すなわち情報の非対称性が存在しないことを前提としています。 > たとえば、コピー用紙は大概100枚とか500枚とかのセットで売られています。 で? 一度に100枚単位とか500枚単位でしか使えない? そんなわけはない。在庫の場所が店の倉庫になるか、備品や消耗品の棚になるかの違いしかないし、その点について経済理論は何も言っていない。もっとも、100枚単位でしか使えなくても、離散的であっても別に結論は変わらないから全く困りはしないわけですが。 > つまり、まとめ買いによるギャップがある。それを連続的につながっているとみるのは少々乱暴に過ぎるのかなと。 理論の中での簡単化の話を、どこまで引っ張るかは人により様々ですが、連続性の仮定が簡単化以上の意味がないことは知っておいてください。ましてや、この仮定がなかったからといって、計算の複雑化以上の意味がないことも、したがって理論に対する反例とは到底なりえないことも知っておいてください。 経済学の理論が絶対に無誤謬であるとは思いませんが、ここで述べられたような点では既に指摘がなされ、その点について乗り越えている、というのが現在の経済学です。初級のテキストの仮定がおかしい、というのは別に止めませんが、だからといって理論が間違っているというようになるのは、丁度物理学の最初では剛体しかやらないからといって「金属だってひのるのだから物理学理論自体が間違っている」と考えるのと同じように愚かなことだと思います。

noname#152421
質問者

お礼

再度の詳しいご回答ありがとうございます。 > 例えば世の中にたった一つの財しかないとしましょう。すると貯蓄が存在しなくなりますから、使わないという選択肢がなくなります。つまり、手持ちのお金全てでそのたった一つの財を買う、ということになります。 この例は私が想定していたものと同じなのですが、それだと、回答者さんが引き合いに出しているように剛体の理論は無意味だと言っていることと同じです。剛体は現実には存在しない仮想的な存在だけど、無意味とは思わない。それはどんな場合に適用してよいかの条件付けがはっきりしているし、その先の理論への基礎になっているからです。 他のパラメータがすべて均衡している状態というのは、無限次元の極値問題を解き続けることに相当し、それだけみるとかなり難しいはずなんです。安定性の裏づけのことを言われているんだと思いますけど。それってすごく高度なことやってるんです。そんな高度なことやっておいて、部分均衡理論が一般均衡理論より簡単だなんてピンとこない。 > コピー用紙 購入したあとの利用は消費者の中の世界の話なので、需要と供給を語る中には出てくることはありません。ごっちゃになっていると思います。 > 愚かなこと そこまで言われると、経済学の語尾に「学」がついていようと、実態は宗教とみなしたくなります。 自然科学の場合、ご存知のように、現象の記述が厳密に解けないとき近似をよく使います。 しかし、その近似によってどれだけ厳密解との差があるかという誤差評価を実験によって行うわけです。工学だと多少乱暴でもいいけど動けばいいじゃないかという考え方で誤差評価をやっている。経済学の場合、どうやって誤差評価をしているのかはっきりしないところがあります。 経済学の理論を批判したいわけではなくて、その誤差評価について知りたいというのが質問の動機なのです。理論的うらづけに不明な点があろうと現実はこうなっている、という語り方でもいいんです。 > 計算の複雑化以上の意味がないことも、したがって理論に対する反例とは到底なりえないことも知っておいてください。 例Bについてはお認めでしたよね? 何を守りたいのかわかりませんけど、予想外にもそれだけ守ろうとされてしまうと、そんなに脆弱なのか?とかえって不安になります。もっとしっかりしていて欲しい。たぶんこんな基礎理論なんて過去にいくらでも実際の検証を経ているはずだから変な間違いは無いはずだと思いたいのですが、本に書かれているのはどれもイイカゲンにしかみえないし、でもそのイイカゲンでも大丈夫なんだよというのがどこにも書いてないので、実際にどこにその根拠があるのか確かめたいのです。 とにかく、お付き合いいただいて感謝します。

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.2

そもそもの前提が何か間違っているようだ。 部分均衡の理論では、財が一つしかないわけではない。複数あるが、注目している財以外の市場は全て均衡している、というのが仮定されている。 注意すべきは、他の財の市場が均衡しているからと言って、その均衡点が動かないわけではない、という点だ。つまり、他の財の消費量は変化しうる。この点についてはどうも質問者氏は誤解しているらしい。 > 主張1. > 独立変数を財の量、従属変数を財の価格としたとき、需要曲線は微分可能でその微分係数は常に負。 正確には非正。つまりx(p)'≦0。もっといえば価格変動には所得効果と代替効果があり、代替効果についてのみこの関係が成り立つ。詳しくはスルツキー分解を参照のこと。 > 主張2. > 主張1と同じ仮定で、供給曲線は微分可能でその微分係数は常に正。 正確には非負。つまりs(p)'≧0。 それから、微分可能なのは別に仮定されていない。微分不可能なものも存在する。 一応、初級では財が無限に分割可能であり、かつ価格も連続であるというのがおかれることが多いし、微分可能な関数の方が色々と扱いが楽なのでそうしているだけである。 どうも微分に拘るようだが、微分は最大化のための手法なだけであって、最大化点を探すためには、例えば離散であれば微分せずに値が最大になる点を代入的に探すことも可能なことは分かるはずだ。微分が必ずしも必要なわけではなく、その方が話が早いから、という程度の話だ。 また、離散で考えてもよいのですが、ほとんど連続と同じ結論しか出て来ない上、数学的に面倒になるだけであることが既に知られている。 買う側だって離散で買うことになるから、効用関数自体も離散で定義されなければならない。したがって、ズレるために均衡点が存在しない、などという問題も発生しない。 さて。 例A まず10万円以上についてはゼロ、という点は問題ないだろう。 次に、9万円の点を考えると、買う人と買わない人がいるのも大丈夫だろう。 同様に、8万円、7万円・・・1円でも買う人と買わない人がいる、という点もよいはずだ。 さて、ここで、9万円で買う人は8万円の時に買わないだろうか。そんなことはないはずで、9万円で買う人は8万円の時にも買うはずだ。逆に8万円の時に買わない人が9万円の時には買うだろうか。そんなことはないはずで、やはり買わないはずだ。ところで、8万円の時買った人のうち、9万円になったら買わない人がいる可能性はある。 以上から、1円の時に買う人≧...≧8万円の時に買う人数≧9万円の時に買う人数≧10万円の時に買う人数≧10万円以上で買う人数(=0) という関係が成り立つはずだ。これは、1円を更に細かく分けても成り立つはずだから、離散ではなく連続的なものとして貨幣をとらえれば右下がりの曲線が得られるのは分かるはずだ。因みに、確かに微分的な意味で連続か否かについては折れている部分が存在する可能性があるが、ジャンプすることはないことが分かるだろう。 > すると、Aの価格を少し下げても、逆に、Aの価格を少し上げても、pは変化しませんから、価格が10万円以下である限り、需要の量は一定になるはずです。 > つまり、Aの需要の価格を量で微分すると0になります。 予め需要量を変化しないものと仮定して、価格変化によって需要量が変化しないと主張するのはどうかと思うが、この場合でも微分すると x(p)≧0 が成り立っている。因みに質問者のおいた仮定は必需品について当てはまるものだ。 ところで、 x(p)≧0 が成り立たない問題も経済学では扱っている。例えばレモンプロブレムを参照のこと。これらは、初級ではなく中級か上級で出てくる話であり、これが(例B)の問題です。 初級ではこのような特殊例については除外して話をすることが多い。 (例C)についてはマーケティングの問題となる関係上、Bと同じく初級では無視されているだけ。理論的にいえば、需要曲線を供給側の努力によって上にシフトさせうるような何らかの要因を計算に入れる、等といったやり方がある。あるいは外部性などでも同じような問題を取り扱える。 (例D)については、在庫というものの存在を全く無視しているようだ。 一ロッドが1万個であっても、1年間に1万個売れるのであれば1年間に1ロッド作り、1個ずつ売れば良いだろう。もちろん、作ってから売れるまで店の倉庫に入っている分が在庫となる。 また数量が離散であっても別に構わないのは既に述べたとおり。

noname#152421
質問者

お礼

詳しい回答をいただきましてありがとうございます。 > 部分均衡の理論では、財が一つしかないわけではない。 そうなんですか。誤解してました。 > 複数あるが、注目している財以外の市場は全て均衡している、というのが仮定されている。 ここ、少し引っかかりがあります。 注目している財以外の市場はすべて固定しているのではなく、均衡していると考えるのですね?その仮定を満たすのがいつか探すのが大変だし、均衡しているかどうかに関わらず固定したほうが考えやすいと思うのですが、そういう定義になっているということですよね? > 注意すべきは、他の財の市場が均衡しているからと言って、その均衡点が動かないわけではない、という点だ。つまり、他の財の消費量は変化しうる。 つまり、注目している財以外の市場は、固定しているどころか動いているんですね? ということは、「部分」均衡理論を考えることにあまりメリットがないように思います。1変数だけ考えるのではなくて全部の市場をいっぺんに考えなければならないわけですから。 部分均衡理論のサブセットで、一つの財以外をすべて固定する仮想的な状態を考えるという理論を導入しないのはなぜなんでしょうね?もしよろしければ追加コメントをお願いします。 > 詳しくはスルツキー分解を参照のこと。 ありがとうございます。 > どうも微分に拘るようだが 拘っているつもりは無いのですが、この質問内容とは別の理論で、無条件に解析的手法が気軽に用いられていることの根拠を求めたくて、最も基礎的と思われる理論についてここに質問しました。 > また、離散で考えてもよいのですが、ほとんど連続と同じ結論しか出て来ない上、数学的に面倒になるだけであることが既に知られている。 どのレベルのことを言われているのかわかりませんが、離散的なモデルを解析的なモデルで置き換えると、確かに似たような結果が出ることが多いです。しかし、カオスの存在により、離散的に扱うことが本質である場合があります。経済学で使われる数学は結構乱暴なので、どこら辺まで暴力的に迫ってもいいものか見極めて使わないと、本当に机上の空論に終わってしまいます。 > > ところで、 > x(p)≧0 > が成り立たない問題も経済学では扱っている。例えばレモンプロブレムを参照のこと。> これらは、初級ではなく中級か上級で出てくる話であり、これが(例B)の問題です。 > 初級ではこのような特殊例については除外して話をすることが多い。 初級とか上級とかには興味ありません。 反例が存在する理論は破綻しているという立場を取っているので、例Bの存在によりこのQ&Aでいう部分均衡理論は破綻していると理解しました。 きっと経済学では例外があっても理論は理論として認められると考えるものなんでしょう。話がずれてしまうので具体的に書きませんが、私がもっているテーマの基礎となるある経済学的な理論に疑問をもっていて、その間違いは理論に現れる例外の累積的な増加が無視できないくらい溜まっていった結果だという仮説を立てています。したがって、世間一般の経済学でどう扱っていようと、自分の中ではきっちりした理論を立ててその誤差の評価の大きさを把握したいのです。 > (例D)については、在庫というものの存在を全く無視しているようだ。 在庫を考えてギャップを無くすというのはわかるんですが、ここで私が例を示したのは、反例が一つでもあればその理論は破綻していることの証明に使えるからで、特殊な例であってもいいのです。 たとえば、コピー用紙は大概100枚とか500枚とかのセットで売られています。つまり、紙単位では100とか500とかのギャップがある。また、最終消費者が法人の場合、A4コピー用紙の500枚セットを1束だけ買うということもあるかもしれませんが、10束とか100束とかまとめて買うことの方がむしろ普通と思います。つまり、まとめ買いによるギャップがある。それを連続的につながっているとみるのは少々乱暴に過ぎるのかなと。 at9_amさんのご回答にヒントになるものがいくつかありましたので、参考にさせていただきます。

  • aokii
  • ベストアンサー率23% (5210/22062)
回答No.1

「主張1」や「主張2」は、一定数以上のときにのみ成り立ちます。

noname#152421
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 > 一定数以上のときにのみ成り立ちます。 それは「需要量」「供給量」が一定数以上ということですか? それぞれの曲線の左端のことではなく? 需要曲線や供給曲線にはそれぞれ左端がありますし、量は独立変数として全範囲記述できるので、ご回答の趣旨がよくわかりませんでした。 それとも、すべての財に対して、需要曲線および供給曲線の右端(最大供給量、最大需要量)がある値を超えたものだけ扱うというような意味ですか? いずれにしてもご回答の意味がよくわかりません。

noname#152421
質問者

補足

質問文の(例A)に間違いがありました。 量が独立変数なので、量としてとりうる値は0と「p×人口」の2点のみ。 したがって、微分は定義すらできません。

関連するQ&A