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供給曲線について

経済学において、価格が低下すると需要が増加するため、需要曲線は右下がりになります。しかし、供給曲線はなぜ右上がりになるのですか?わかりやすい説明をお願いします。

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  • yale
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回答No.2

経済学用語を使えば, 「企業の限界費用が逓増するから」 と一言で片付けられます. 限界費用とは,ある商品をもうひとつ追加的に生産するときにかかる費用です.直観的には,ある工場で商品の生産を一つから二つに増やすときには,容易く増産できるが,向上の生産キャパに近づくにつれて増産はしんどくなり,1000個から1001個目に増やすときには,生産ラインのメンテナンスや生産計画の練り直しなど結構費用がかかるようになる,という感じですかね.生産を増やすごとにかかるコストも大きくなるのでそれを賄えるだけの価格がついてないと売りません,というのが供給曲線が右上がりであることの意味です. 勿論,現実の様々なケースをみればこうはならない場合も多いですが,多くの場合こういう仮定がふさわしいので,経済学ではこの仮定を採用することが多いのです. ちなみに需要曲線が右下がりなのは,限界効用が低減することの反映です.

odn-01
質問者

お礼

ありがとうございます。理解が深まり、とても参考になりました。

odn-01
質問者

補足

なるほど。具体的でわかりやすい説明ありがとうございます。需要曲線において限界効用が逓減するというのは、「消費者がある財を持っていたとして、それが1つから2つに増えたときは効用が高い。しかし、財が10個から11個に増えた場合、満足度の増え方は小さい。」という意味ですか?(少し違うかもしれませんが…)

その他の回答 (2)

  • yale
  • ベストアンサー率58% (14/24)
回答No.3

> 「消費者がある財を持っていたとして、 > それが1つから2つに増えたときは効用が高い。 > しかし、財が10個から11個に増えた場合、 > 満足度の増え方は小さい。」 その通りです. ビールの一杯目はこのうえなく美味いが,5リットルくらい飲めば次の一口はさして美味くない,という状況です. 中学生や高校生にもおなじみの需要と供給のグラフですが,実はその背景には「消費者の効用最大化行動」と「企業の利潤最大化行動」が前提となっています. 仮に企業の100個目から101個目への増産にともなう限界費用が11円で,市場でついている価格が10円であったと仮定しましょう.この時,企業にとってみれば101個目を生産することによって売り上げ総額自体は上がりますし,売り上げ-コスト=利潤も赤字にはならないかも知れません.しかし,101個目の生産は企業にとって明らかに非効率な選択です.なぜなら,これにより100個目までで得られていた利潤に1円分くい込んできてしまうからです.よって利潤を最大化する合理的かつ効率的な企業は限界費用と等しい価格での生産計画を望むはずです.つまり,供給曲線とは企業の限界費用曲線そのものである,ということになります(も少し厳密には限界費用曲線の右上がりの部分).消費者の需要曲線も同じロジックで考えられます.

  • cohsy
  • ベストアンサー率10% (3/28)
回答No.1

価格が低いと儲からないので供給が減り、価格が高いと儲かるので供給が増えます。

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