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生涯学習としての文学 学び直しの第一歩を探しています
こんにちは。大学で人文、哲学系を専攻し、卒業も近くなったところで、「近代日本文学」の世界に惹かれ、時々書店やamazon等で購入しては乱読しています。 社会人になり、日常のさまざまな課題に直面した際、社会的、経済的な問題を解釈する際、自分自身と戦う際、主に小説から、ヒントを得ることが多くあることをここ数年実感しています。 しかし、中学まで理数系しか興味がなく(成績も偏っていました。数学理解が5に対し国語、社会2)、小説を読んでいなかったためか、やや知識、読解力、歴史観が不十分に思える場面が多々あります。その克服がさまざまな見識を広める上での鍵となる、と判断しています。(特に文学史の年表を見るとしらないことだらけです) そういう動機で一度通信教育学部に入学したこともあるのですが、力量がついてゆかず、「常識」といわれる次元のことから学びなおせばなりませんでした。結果は2年で見切りをつけ挫折です。籍はまだありますが、退学するつもりです。 これは家族の理解を得られなかったという背景も大きく働いています。郵送物などは会社に送ってもらいました。これがそもそもよくありませんでした。 ただ、発見した課題をどうしても捨てきれず、なんとか継続学習できないかという思いが蓄積されています。きっと何かしらの強いこだわりがあるのでしょう。そこは自分でも整理しきれていません。 家庭もあり、子供も小さいので、セミナー、集会、通信教育はまず100%無理に近いと判断しあきらめていますが、継続的に学習できるペースメーカー、新たなる第一歩を探しています。アドバイスや経験談などいただければ幸いです。 ※ちなみに今は字が汚いのでペン字を練習中です。
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学ぼうという気力があるのが素晴らしいですね。 通信教育を受講したり、いろいろな講座をお調べになったりと行動力もあるようですし。 しかしここはひとつ肩の力を抜いてはいかがでしょうか。 「生涯学習」としてお考えになるなら、継続できるやり方、ちょっと休んでもまた復帰できるやり方、をとったほうがよいでしょう。 文面から推測するにまだ若そうですし、少なく見積もっても40年くらい勉強期間がありそうです。 文学の「常識」の次元でつまづいたとのことですが、これはおそらく市販の日本文学のあらすじ本などで対処できるのではと思います。 文学史年表をみて知らないことばかり、と嘆いておられますが、国文学を専攻していても年表ではじめてみて「ふーん」と思うことはたくさんありますよ。歴史年表と一緒です。全部わかるのはすごい人です。 読解力をつけるにはやはり読むことが一番修練になります。 あらすじ本を読んでから短編などから読んでみたらいいと思います。 自宅・職場近くに図書館はありますか? 生涯学習としてとりくむのなら、図書館を使いこなすことも大事です。 もちろん、今は著作権が切れたものは青空文庫などネットで読むこともできますし、そちらのほうがとっつきやすければネットを使いこなして情報の取捨選択能力を磨くのもひとつの方法です。 とりあえずちょっとだけでも文学の世界に浸りたい、というときはニンテンドーDSの読書ソフトでもよいと思います。 携帯ゲーム機とあなどってはいけません。 何事も基礎が大事です。長期的な視野に立つならばなおさら。 だからゆっくりと「読む」ということを体に覚えさせてください。 その際「知識が得られる」とか「読む価値がある」とか気負わないこと。 そういう雑念があると挫折すると思います。楽しくいきましょう!
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- never-ness
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ご質問の御文中、「生涯学習として文学」という部分にひっかかりました。別段いちゃもんをつけようというわけではありません。 文学を >日常のさまざまな課題に直面した際、社会的、経済的な問題を解釈する際、自分自身と戦う際、主に小説から、ヒントを得ることが多くある ととらえ >なんとか継続学習できないかという思い >継続的に学習できるペースメーカー、新たなる第一歩を探しています とのこと。 その意欲やよし、と言いたいところですが、要は 生きていく上でのヒントを小説を読むことで得たい ということなのでしょうか。 思うに、そういう漠然とした(失礼!)目的ではいつまでたっても所期の目的に近づかないと思われます。 「社会・経済的な問題を解釈する」のが目的であればその分野の入門的専門書を翻読すればよく、また経済小説という分野の傑作といった類いも対象になるでしょう。 「自分自身と戦う際」の「ヒント」であれば、程度の差こそあれすべての小説が人生の断片を切り取っているわけで、それこそ名作といわれるものを片端から乱読すればいい。ただ、質問者さんはそういう回答を求めていらっしゃるのでもないですよね。 ここはテーマを絞ったらどうでしょうか。はっきりと申し上げれば、 「戦略」を明確化する。「テーマ」を明確化する ことです。 それが不分明であれば、実はアドバイスのしようがありません。 自分の人生を豊かにしたいから、人並みの文学的教養を身につけたいから、読解力を身につけたいから、自分なりの歴史観を持ちたいから そういう理由で文学を志すなら、遠からず裏切られることになるかもしれません。 文学は遊び女です(質問者さんが女性なら「遊び人」です)。追えば逃げるし、気のないふりをすると寄ってきます(すなわち心が戦ぎます)。 文学は、まずなにより「楽しみで読む」ものだと思います。特定の目的をもって読む場合、文学は他の芸術同様に「無力」だと思います。こちらの思いに応えてはくれません。明治維新以来、長いこと「虚学」と「実学」の方々から謗られています。現実には役に立たないが、時間を忘れるほど楽しい、これが「虚学」の役割ではないでしょうか。 中には、この「虚学」に取り憑かれて人生を危うくする人もいますが、それも人生なのでしょう。 話を元にもどしましょう。 質問者さんが文学に求める「テーマ」を決めないと、いつまでも「文学」の周りをまわっている「永遠のビギナー」のままで終わります。 生涯に亙って「文学」に親しみ、親しむことで満足し、その結果、人生の「ヒント」を得たいのなら、無駄な読書をしないことです。 自分の好きな作家・作品を持ち、何度も熟読玩味することです。目の前にある「作品」以上に素晴らしい作品はおそらくあるでしょう。しかし、それに出会う確率は0に限りなく近いです。だからこそ、人は出来合いの「文学全集」や「書評」を頼りにするのです。 出来るだけ多くの本と出会うために図書館を利用するもよし。ニンテンドーDSもよし、新潮社から出ている名作100とかいうCD-ROMを利用するもよし。間口を広げ、出会う機会を増やし、その過程で鑑識眼を養い、勘も含めて自分にあった作者・作品を選りわける。この作業の繰り返しです。 「ペースメーカー」は「戦略」です。計画的に読むことです。系統的に読むことです。批評眼を持って読むことです。常に自分に引き付けて読むことです。呼んでいる最中・読了後に感想をノートに記入することです。 「新たな第一歩」は任意です。「新たな第二歩」を必要とするなら、またご相談(ご質問?)ください。
お礼
とても説得力あるご返答ありがとうございます。文学それ自体は、ノンフィクションであっても無力かもしれません。かえって生兵法怪我のもと、にもなりかねません。ところが私にとっては、現在はマインドコントロールの切り札になりつつあります。茶色くしみのついた紙に書いてある、旧字体まじりの縦書き文書を目にすると大船に乗った気持ちになります。ちょっと楽しみ方にやや偏向がありますが。。 では「新たな第二」を目指してがんばります(?)
お礼
ご返答ありがとうございます。意識しているときはそうでもありませんが、日常うっかりすると「読む」ことががさつになります。うまく語尾を解釈できていなかったり(かもしれません を と思います と認識してしまうなど)します。質問では触れていませんが、これ以上に「映画」「ドラマ」の解釈がまったくできていません。行動から動機を読み取ったり、次の展開を推理したり、が簡単なことでもできず、昔「大丈夫か」と心配されました。