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不等式の最大・最小問題について

チャート式数学難問集100のなかの例題で以下のような問題と解法が載っていました。 問「x>0,y>0のとき√x+√y≦a√(x+y)が常に成り立つような正の数aの最小値を求めよ」 解「x=yの時を考えると√x+√x≦a√(x+x) ゆえに2√x≦a√2√x √x>0であるから、2≦a√2 よって a≧√2 次にa=√2とすると、x>0,y>0のとき (√2√(x+y))^2-(√x+√y)^2=x-2√(xy)+y=(√x-√y)^2≧0 ゆえにx>0,y>0のとき(√2√(x+y))^2≧(√x+√y)^2が常に成り立つ。 √2√(x+y)>0,√x+√y>0から√2√(x+y)≧√x+√yが常に成り立つ。 したがって、求めるaの最小値は√2」 注意「上記の解法は特別な場合(x=y)からaの必要条件を求め、それを満たすaの最小値の時に不等式が成り立つ、すなわちその値が十分条件を満たすという手法を用いている。この手法が使えるのは、不等式が対称式に限り有効」 ここで質問なのですが、なぜ対称式の時はx=yの時のみを考えればよいのでしょうか? 対称式であるためにx=yかx<yか、を考えればよいのでしょうが、x=yの時の値が最小値を取る(x<yの時は最小値を取らない)というのはどのように証明できますでしょうか?

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  • take_5
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回答No.3

>なぜ対称式の時はx=yの時のみを考えればよいのでしょうか? それは大いなる間違い。結果がそうなる場合が多い、というだけ。 対称性を使ってみよう。両辺が正から、2乗してやる。 a≧(x+y+2√(xy))/(x+y)‥‥(1) であるから、x+y=m、xy=nとすると、m^2-4n≧0、m>0、n>0で(1)の最大値を考える。 あとは、簡単だろう。

mmk2000
質問者

補足

仰る方法でやると正解が導けそうなのですが(何故か不等号が逆向きになって現在もちょっとうまくいってない…) >それは大いなる間違い。結果がそうなる場合が多い、というだけ。 ということであれば、やはりx≠yの時も本当は考えなければならないのでしょうか? 実際のテストでx≠yの時に触れなければ減点をくらいますでしょうか?

その他の回答 (8)

  • take_5
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回答No.9

別解を考えるのが好きなんでね。。。。。。笑 a^2*(x+y)≧(√x+√y)^2‥‥(1)より、 シュワルツの不等式から、{(√x)^2+(√y)^2}*(1^2+1^2)≧(√x+√y)^2 。 つまり、2*(x+y)≧(√x+√y)^2 ‥‥(2). 等号はx=yの時。 (1)と(2)より、a^2≧2 従ってa>0より a≧√2。 

  • take_5
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回答No.8

2変数が嫌なら、相加平均・相乗平均を使うと良い。 x>0、y>0より x+y≧2√(xy)つまり、2√(xy)/(x+y)≦1 等号はx=yの時。 よって、a^2≧{x+y+2√(xy)}/(x+y)=1+{2√(xy)/(x+y)}≦2。 つまり、a^2≧2  a>0より a≧√2 等号はx=yの時。 この方がわかり易いかな?

  • take_5
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回答No.7

>ということであれば、やはりx≠yの時も本当は考えなければならないのでしょうか? 実際のテストでx≠yの時に触れなければ減点をくらいますでしょうか? その問題集の解答は論理の運び方を考えると、慣れている者には良いが、高校生などには余り好ましい解答とは思えない。 高校生向きのorthodoxで一般的(=参考になる、という意味)解答ではない。 いっその事、その解答は忘れてしまった方が良いように思う。 ついでに、誤記の訂正。。。。。。又か。。。。笑 >右辺=x+y+2√(xy))/(x+y)=(m+√n)/(m)≦          ↓  右辺=x+y+2√(xy))/(x+y)=(m+2√n)/(m)≦

  • take_5
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回答No.6

>>仰る方法でやると正解が導けそうなのですが(何故か不等号が逆向きになって現在もちょっとうまくいってない…) >a^2≧(x+y+2√(xy))/(x+y)‥‥(1) であるから、x+y=m、xy=nとすると、m^2-4n≧0、m>0、n>0で (1)の右辺の最大値を考える。 最初にnの関数として考えれば(図形で考えるより)2変数問題として 4n≦m^2から考えた方が、簡単にいくだろう m>0、0<n≦m^2/4であるから、右辺=x+y+2√(xy))/(x+y)=(m+√n)/(m)≦(m+m)/(m)=2 よって、a^2≧2  a>0より a≧√2 。等号成立は、4n=m^2 つまりx=yの時。

  • kumipapa
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回答No.5

> ただし、このa≧√2と言う条件はあくまでx=yの時に導き出した不等式であり、x≠yの時にはもしかしたらもっと小さいaの値をとるかもしれない、という推測は的外れなのでしょうか? 的外れではありません。だからこそ、a = √2 のときに 任意の x,y で( x>y でも x<y でも)成立することをわざわざ示しているわけです。これが示せたわけですから、x ≠ y では a はもっと小さな値でも与式を成立させるわけですよね。a の最小値という意味について、ちょっと混乱してるかな? テストなんかで x ≠ y について言及しなければ、当然点はもらえないでしょう。 確かに、解説の方法は一つの方法ではあるのですけど、勘に頼った部分は確かにありますよね。√x + √y と √(x + y) は共に対称式で、それぞれが単調な関数なので、x = y か x, y→0 か x,y→∞に何かある可能性が高いでしょうと。で、求めるものが (√x + √y)/√(x + y) の最大値なので、問題の解があるとすれば x = y である可能性が高い。x, y→0 や x,y→∞では収束したとしても「最大値」にはならないでしょうから。 でも、a ≧ (√x + √y) / √(x + y) が任意の x>0, y>0 で成立する最小の a を求めるってことは、この右辺の最大値を求めればよいのですから、 右辺^2 = (√x + √y)^2 / (√(x + y))^2  = (x + y + 2√(xy)) / (x + y)  = 1 + 2√(xy)/(x + y)  ≦ 2 等号は x = y で成立 故に a の最小値は √2 の方がずっと簡単ですね。

  • take_5
  • ベストアンサー率30% (149/488)
回答No.4

訂正。。。。。。。いつもの事。。。。。。笑 >a≧(x+y+2√(xy))/(x+y)‥‥(1) であるから、x+y=m、xy=nとすると、m^2-4n≧0、m>0、n>0で(1)の最大値を考える。             ↓ a^2≧(x+y+2√(xy))/(x+y)‥‥(1) であるから、x+y=m、xy=nとすると、m^2-4n≧0、m>0、n>0で(1)の右辺の最大値を考える。 最初にnの関数として考えれば(図形で考えるより)2変数問題として 4n≦m^2から考えた方が、簡単にいくだろう。

  • kumipapa
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回答No.2

#1 思いっきり勘違いさせちゃうと思うので補足です。 x = y のときの値が a の最小値を与えるとは解説も言ってはいません。少なくとも x = y のときに成立しなければならないから、そこから a の条件を求めてみた。で、a が √2 以上じゃなきゃいけないことが分かった。じゃあ、a = √2 だったら任意の x, y で成立するのかってことを調べましたという流れ。「対称式だから x = y のときが必ず a の最小値を与える」とは言ってないですね。

mmk2000
質問者

補足

回答ありがとうございます。 仰る内容でかなり理解できましたが一つ質問があります。 x=yでもx<y(またはx>y)でも不等式が常に成り立たなければならないから、まずはx=yの時を考えてa≧√2という条件を導き出すのは分かりました。 逆にa=√2の時にx>0,y>0上での任意のx,yについて不等式が成り立つということも分かりました。 ただし、このa≧√2と言う条件はあくまでx=yの時に導き出した不等式であり、x≠yの時にはもしかしたらもっと小さいaの値をとるかもしれない、という推測は的外れなのでしょうか? なぜx≠yの時は一切考える必要が無いのでしょうか? よろしければその部分もご回答願います。 宜しくお願いします。

  • kumipapa
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回答No.1

対称式なので、(x ≦ y ではなくて) x ≧ y としてよい。√x + √y は x = y のときに最大ですね。そのときに任意の x について与式が成立するように a の最小値を求めると言うことです。

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